弓道上達BOOK (投稿15件)[1〜15]


1:尺二さん
弓道関係の新刊が出てるらしいのですが、すでに買った方、読んだ方がいましたら書評・感想など教えていただけないでしょうか。

『弓道上達BOOK』
森 俊男監修
成美堂出版
\1,260(税込)
ISBN : 4-415-03021-1

2:紫弓さん
発行は十月なかばと本に書かれていますね。何故か、弓本は毎回宣伝するはるか前にフライング(おっと先行発売)してくれる中大手本屋があるので手にいれてしまいました。目的の本が高くてしょげて、希望を持って弓本を探したら棚外みっけました。お蔭様で一葉さんにふられました。

内容については基本は印西ですね。ただ細かく見ると気になる点もありますが、オールカラーで写真が多く、とてもわかりやすかったです。
お楽しみにといった本ですね。

3:デビ ◆5h7.ceJYさん
お、新しい弓道本が出たのですか。上達BOOKシリーズと言えば、以前「剣道上達BOOK」ってのを図書館で読んだ事があります。写真も多く非常に読みやすかった覚えが有ります。
って100%写真説明じゃなかったかな〜。

そんな訳で期待してます。

さっそく弓道蔵書紹介に追加してみたり。
http://ecoecoman.com/kyudo/book/general_joutatsu_book.html

内容は読んだ後に更新しますね。

4:空飛ぶライオンさん
読んでみて疑問に思ったのですが、印西派は離れで弓手を折るのでしょうか?
写真を見ても、どうも振り込んでいるように見えますし、本にも「離れの瞬間は左手首を外側へと回転させる」と書いてありました。

詳しい方、ご教授願います。

5:狐光弓具さん
埼玉はもう売ってましたよ〜+゜*。★

6:たかしさん
僕も見ました〜。写真が多く悪い引き方をちゃんと書いてあるところが初心者にはいいと思います!

7:ねこっちさん
そうなんですか。最近、発売されたものなのですか。
かくいう私は、今日、何気なく入った本屋さんで、偶然みつけました。
写真が多くて、とても見やすかったです。

内容は日置流だったので買いませんでしたが、小笠原流があったなら、きっと買っていました。

8:防人さん
空飛ぶライオンさん>印西派は離れで弓手を折るのでしょうか?

振りませんよ!
浦上栄先生のビデオを拝見しましたが、不動の射と言いますか会と変わらずそのまま離れています。残身で弓手の拇指が的を指す程度にはなってますが…。弓手馬手の位置も会と残身とでは殆ど変わっていません。

個人的には稲垣先生から射風が大きく変わったように思います。稲垣先生の本を持っていますが確かに後ろに振込んでいますし、弓手馬手の位置も会と残身とではかなり下がっているように見えます。かなりの高齢時に撮っている写真ですからこの様な状態になったのかも知れません

9:さすけさん
空飛ぶライオンさんの質問ですが、日置印西派には「押し手一寸」と言う教えがあります。これは押し手が離れの時にどれだけ動いていいのかと言う事で、実際一寸であれば親指から手首までの筋が真っ直ぐ伸びる程度です。もし押し手がそれ以上折れているなら、それは振っているのと同じ事になります。

10:空飛ぶライオンさん
防人さん、さすけさん、詳しいご説明ありがとうございます。
やはり振込んだり手首を折ったりはしないのですね。しかし、問題の『弓道上達BOOK』では私が見るかぎり明らかに弓手手首が折れてますし、解説にも弓手手首で弓を返せみたいなことが書いてあった気がします(現在外出中で手元にありません。)
一度お読みになるとわかると思いますが、これはどうなのでしょうか?

11:防人さん
空飛ぶライオンさん僕はその本を購入していないので本の内容については述べられません購入して確かめて見ます。

筆者の森先生は稲垣源四郎先生に師事を受けたのでしょうか?その稲垣先生と先代の浦上栄先生とは射が全く異なると聞いています。

両先生を知る人から聞いたところ稲垣先生は「貫」の射を浦上先生は「中」の射を目指し、それで射が異なるんだそうです。

また稲垣先生御自身40代の射と50代の射、60代、70代とでは射が異なり晩年の稲垣先生の射は日置印西派本来の射とは違っていたとも。

それゆえ同じ日置印西派でも浦上系と稲垣系とでは射が異なり大阪方面と東京方面でその差が現れているとも聞いています。

日置の免許皆伝には2種類あり子から子へと受け継ぐものと1代限りのものがあり稲垣先生は浦上栄先生から1代限りの免許皆伝を受けたそうです。

ひょっとすると稲垣先生はご自身から始まる新しい日置印西派の射を作ろうとしたのかも知れません

12:紫弓さん
私の気になった点に空飛ぶライオンさんも気づかれましたね。
写真は明らかに三指に力が入り手を開き振込みをしているでしょう。良く当たる学生の手の内の開く典型に見えます。(馬手も同様でしがみは気になります)
印西の友人より聞いている点は、防人さんとさすけさんがわかりやすく書き込みされていますが、爪揃えする為に親指が基幹節が曲がり、その分会で的に指が向き、残身で親指が伸び中指と人差し指の空間を埋める様にする。と聞いていますのであの上べたの写真では改善の余地があるように思います。
更には左手首を外側にに捩らせるのが肘の回外の意味をふくめると、竹林や本多に近くなるので謎が残る点です。少なからず写真の射手さんは回外しようとしています。この点が明らかに私の知る点と違います。
三分の二をとるので浦上系か稲垣系のどちらかだとは思いますが興味深いですよね。稲垣先生は斜面を広げようとしたのは確かですし、、。

しかし粕尾の石打や青鸞(孔雀?)には驚きました。後は体配と和服に期待ですね。長文失礼しました。

13:さすけさん
たしかに弓道上達Bookのモデルの方は二人とも弓手の手首は見事に折れています。たしかに手首を折って弓を振ると、押しの最後に強い力を加える事はできるでしょうが、それでは伸合いでじっくりかけてきた角見の力が無駄になってしまいます。
稲垣先生の事は詳しくわかりませんが、著者の森先生は稲垣先生のお弟子さんであった事は知っています。しかし稲垣先生のお書きになった著書を見てみても、弓道上達Bookのような解釈は書いていません。むしろ、手首を折るのではなく、親指の筋を真っ直ぐに的に突き刺すように押すと書いてあります。
これは大学生や高校生向けの当て射の本のように思います。

14:防人さん
購入し読みました。さすけさんと同じく学生向きの本だと思います。
射技で気になる処は紫弓さんがあげてくれました。あの弓手は本多流でしょう。
体配を浦上栄先生と比較して異なる処をあげます

足踏みで弓手側の足先を見て開く→的を凝視しながら開く
足踏みで頭を左右に振って足を見る→頭は正面の位置で足先を見る
取り矢で乙矢を引き出すのに馬手の甲を上にしている→取懸けと同じく弦の後ろから甲を前にして横から引き出す。

個人的には終始下腹が出ずに腰が引け会で両肩が伸びず首が詰まり、
また残身で両腕が羽ばたき馬手の位置も後ろ過ぎると思います。
初心者向けに大きく引かせる為に意図しているかも知れませんが、全体的に射に力強さが感じられません。

日置は武射系であり悠然と構え、力で敵を威圧、圧倒し鼓舞するのが本来の姿だと思います。その様な凄みが射に現れるともっと良くなると思うのですがいかがでしょう?

15:弓道整復師さん
日置流印西派の同門会の先生にお聞きしたことがありますが、戦前前くらいは左の手首は返すのが普通だったそうです、小離れと同様にだそうです。


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