竹弓の種類? (投稿13件)[1〜13]


1:????さん
竹弓の種類の「三枚打ち」とは一体何なのでしょうか?主に初心者用と言っているサイトが多いんですが・・・
それに、あるサイトでは三枚打ちの注意書きで、(三枚打ちを知らない人はトラブルの原因になりますので、購入は控えてください)と書いてありました。
知っている方はどうか教えてもらえないでしょうか?
お願いします。

2:紫弓さん
基本的には初心者様の弓です。一応外竹内竹があり、一枚板をはさんだだけの弓です。流石にひご数が少ないと形が直ぐにかわりやすいです。その為に破損はつきものと理解されている方しか売りたくない様ですね。要するにクレームは禁止です。
村取りや成りを覚える練習にはもってこいですが、、、。
他の点もあるとおもわれますので是非判る方に情報を聞き集めましょう。

3:????さん
値段が安いから仕方ないのでしょうか?

4:紫弓さん
高い安いは売る側の問題なので答えずらいですね。ただ作る手間が省けるのは事実です。
どの弓にしても先ず自分の見る力と育てる力を高めたいですよね。そうすればどう扱うべきかが見えてくるように思います。安くても使い方次第でよい弓になることもあります。ただ三枚打ちはトラブル率は普通のより高い事は認識したいものです。

5:????さん
自分の相棒としてではなく、練習用と考えた方がいいのでしょうか?

6:紫弓さん
相棒とは良く言われたたもので、日常に使う弓と解釈して書きますね。

竹弓の場合は合成弓より成りが変わりやすい為に、二、三張は使い回しながら育てたいものです。やはり、三枚打ちも同じですね。使い方次第でよい弓にも出来ると思います。
それだけの知識と経験を生かす必要はあると思います。

7:道民さん
 まずは弓の進化の過程について考えてみましょう。
 原始の弓は、丸木弓といわれる木だけでつくったものでした。それは平安初期まで使用され、その後外竹をつけただけの伏竹弓ができました。これもしばらく使われましたが、内竹もつけた三枚打の弓ができました。またまた進化してひごを入れた現在の弓ができました。
 では何を目的として、このように進化していったのでしょうか?それは勘の良さを求めてだと考えます。同じ弓力であるならば勘のよい弓の方がよい矢勢がでます。つまり三枚打の弓は鈍い弓ということができます。
 そこで弓術書を見ますと、初心者には鈍い弓、重い矢、太い弦で練習しなさいとあります。それはあまり勘の良い弓を使うと押手手の内の働きを覚えられず、俗にいう弓に射られているという状況になりがちです。また手首などをはらいやすくなります。それらを防ぐために総合的に鈍い弓を作り上げて、練習させてきました。
 そのような訳で、三枚打の弓は初心者用の弓と考えられているようです。
 弓が鈍いということで矢勢がでずに、ぼよよーんとした矢飛びをした場合、通常弓がへたったと思われがちです。それゆえ破損したと思われがちですが、それが特徴だということを理解していれば、なんら問題はありません。
 むしろそういった弓を使って、良い矢勢と的中を得ようとするならば、上級者向けの弓といえるのではないでしょうか。
 竹弓の破損しやすさは、勘によっても左右されます。それゆえ私は紫弓さんとは反対に三枚打の弓は、むしろ破損しづらいのではないだろうかと考えています。

8:道民さん
 読みづらくて申し訳ありませんでした。

9:????さん
紫弓さんや道民さんの意見は勉強になりますね。
あと、私も竹弓の扱いに関しては素人ではないので、グラスやカーボンと代わる代わる使いたいと思っています。

PS、
童心はどういった弓なのでしょうか?
弓具店の人は作りもしっかりしていて値段も安いといっていたのですが、良く分かんなくて・・・

10:紫弓さん
上級者向けとも言えますよね。個人的には道民さん同様に思います。(様々な面から補足ありがとうございます)ただ胴を強くすると比較的には破損率が上がります。例えばそんな弓にシコ杢みたいな杢目のあるのを使うと高くなるでしょう。それこそ本当に勘がよい木が必要です。その様な木を使えば存分に力を発揮できると思います。だから三枚打ちは感の鈍いのが多い理由にも繋がる様に思います。ここらへんはサンドイッチ構造とか座屈とかの力学面が体感的に理解出来るといいと思います。
個人的には勘の鈍い船底から胴入へと使わないと手の内は覚えられないし働きはいつまでもごまかされると考えてます。その点は同様に思います。

????さんへ。童心はとりあえず個体差が上位モデルの一橙斎よりありますね。当たりを見つければかなり安い様に思います。

11:蘇山さん
4枚打ちですよね?

12:ポン酢ファンさん
三枚打ちとヒゴ入りの竹弓のトラブル率?は道民さんがおっしゃるとおりで、一概には言えないでしょうね。弓打ちをする際に裏反りをどれだけ上げるかで、外竹の引き伸ばされる率と内竹の縮む率が変わることの方がむしろ外竹切れ(こうがい)の可能性があがるかと思います。

三枚打ちと一般的な竹弓との差は、弓の中打ち(側木とヒゴの合板)を作る手間と、中打ちの作り出す「冴え」が弓としての価値を上げているかと思います。

紫弓さんがたとえ(きっと極端な例でしょうけど)で挙げられている「シコ杢」ですが、「ウズラ杢」とならび貴重な木目ゆえ弓師さんが最高の素材を用いて作る特別作にまれに使われるのみで、まず三枚打ちに使われることはありません。ハゼ材のものはほとんどないのではないでしょうか?木目の指定をしても無理な相談でしょうね。

ついでに・・・船底気味の弓は、手に対するあたりは穏やかですが、けっして勘が鈍いわけではないかと思います。私は胴の強く入っている弓の手に対するあたりは、竹弓とは思えない凶暴さすら感じています。

ちょっと話がずれてしまいましたが・・・

>????さん

弓具店の方はあくまで売り手です。作りがしっかりしているとか値段が安いというのは、売り口上でもあります。もし購入を考えて見えるのであれば、ネットの情報も有益ですが、そのお店に並んでいる他の弓と比較をして何がどう違い、どのような理由があるのか説明を受けた上で、客観的に見極める必要があるかと思います。そのうえで三枚打ちの弓でお気に召す物があれば、検討なさるのがよいかと思います。

13:????さん
皆さん詳しい説明ありがとうございます。
竹弓を買うのが一回目なので、「壊してしまう」というのを前提に買いたいと思っていて、安いのを考えていました。

蘇山さんへ
4枚打ちとは何ですか?
ヒゴの数ですか?


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