弓手の緩み (投稿2件)[1〜2]


1:初心弓道さん
今日は、最近無理に弓帰りをさせようとして、弓手の手の内が緩んでしまいます。もう癖になってしまっているのですが、直し方や、緩まない練習を教えていただけませんか?

2:元弓引きのおっさんさん
初めまして。
学生のときに師範にも言われたのですが、弓返りは「させる」ものではなく「勝手にする」ものなのです。それには幾つかの条件がありますが、角見が効いている事はもちろんのことで、他にはある程度の弓の強さというか離れたときの反発力が必要です。初心弓道さんの引かれている弓が何kgかはわかりませんが、弓返りを無理に意識しない方がいいと思います。
さて本題の練習方法ですが、手の内はどこに注意をされていますでしょうか?私が注意していたことは弓構えで虎口を弓に巻き込むように下から押し当てることと大三から親指の横っ腹を弓の右外角に押し当てることです。大三では親指は的より前の方向を向いています。親指と中指できる輪っかを崩さないように意識して、そのまま押手の肘を矢に沿わせるように的へ押し伸ばしていくと手の内の親指は自然と的へ向きます。無理に手首で弓を捻らないでも角見は勝手に効いてくれます。後はそのまま離せば、弓の強さに比例して弓返りもし始めるようになります。あくまでも手の内は最初に作った形を元に力まずに親指を弓の右外角に押し当ててやるだけでいいです。参考になれば幸いです。


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