打起しの高さと大三の開き (投稿7件)[1〜7]


1:鳳さん
初めまして、現在高校で弓を引いているものです。

タイトルのとおりの質問なのですが、
僕は以前、地区の方(練士六段、指導者ではない)に打起しは高めに取り、大三は肩を上げないように気をつけながら、馬手肩(肩甲骨)をはめるようにして取る。と習いました。
今までこのやり方に大きな疑問は感じず、学校にある本を読んでも間違っていない、と思っていました。
的中率はいつも5割程度でした。

しかし、最近矢が下に飛んでいくようになってしまいました。
極端に下に行って、ずったりするのではなく、的下5cmの辺りにかたまるのです。
前後へのブレはほとんどないのですが、的中率は1,2割程度になってしまいました。

そこで今日、午前中に練習があったので、打起しを今までよりも低め・実際45度の辺りにし、大三を弓手肩を開く感じで矢束の半分よりも若干広めに、馬手は肘の張りだけ気にしてとりました。それ以外は今までと変えずに巻藁で練習し、的前で実践すると的中は18射14中まで上がりました。会のときの感触の違いは、後者が弓手肩がうまく入り、肩線が整う気がします。

見た目や言われたことを気にすると前者が良いように思うのですが、的中・矢勢に関しては後者が良いと思いました。もちろん学生なのですから的中は良い方が良いのですが、審査等を考えると前者と後者との働きの違いが気になります。なので、なぜ一般的に前者が良いと思われているのか、どうして私は後者で的中がでたのか、それは一時的なことで前者で働きを生かしきれてないのか、これらをお尋ねしたいです。

ちなみに私は男で、弓歴は高校に入ってからなので現在二年目(的前に立ってからはちょうど一年)、弓の強さは18Kgです、今のところ早気やもたれなどの目立った射癖はありません。高校には指導者がいなく、以前からROMさせていただいていたこちらに書き込みをさせていただきました。
状況を詳しく書こうと思い、長文になってしまったのですが、どなたか私の疑問に答えてもらえないでしょうか。

2:べるつりさん
大三は高いほうがいいらしいですが、間違った肘の通り道を想像する人が多いんじゃないでしょうか?
大三から会まで円を描くように下への働きをかけるのではなく、(大三から)矢線に地面と平行に横への働きをかけることが大切だと私は思います!(聞いた説明では、自分の身長の4倍の長さを半径とする円の弧を肘で描くそうです…汗)腕は肩につながっているので、実際は普通の半円を描いて会になるんですが。。
形よりやっぱり働きが重要ですね☆
私の意見でした!

3:あかささん
 僕の聞いた説明では、(イメージとして)大三から「数学の反比例グラフの原点を自分の頭の右上においた場合の双曲線を描きながらおろす――つまり、顔の輪郭に沿うようにしておろす」だそうです。
 大三は高くし、肘をしっかり後ろへ入れられると離れのときに緩みにくくなり、矢勢が失われることも少なくなるそうです。

4:笹岡 ◆mRq5DITcさん [url]
打起こしが45度で大三でもその高さを維持しているのであれば、特に低い高さではないので、他におかしなところがなければ、審査でも影響はないと思います。
私は肩線が引き分けでずれる人は打起こし〜大三を高くとるといいと聞いています。感覚的な問題かもしれませんが、確かに、弓手・馬手を下ろしてくるだけで自然に肩がはまります。
しかし、あまり高いと、胸を割って引き分けてくる感覚を覚えなくなります。肩がある程度安定しているのであれば、胸を割ってくる感覚をもったほうが引き分けやすいです。
どちらが正しいかは、射手の引き方や骨格次第です。どちらの射でも、高的中を出している人はいますし、高段者もいます。しばらく現在の射を続けて検討してみてはいかがでしょうか。

5:Qooさん
自分のところでは、先生が大三のはかりかたのようなものをしっていたので自分達はそれにそってやりました!いちようやりかたのせますね(^o^)/

1.まず、矢のはずの部分を首の真ん中に合わせ、地面と平行になり、ピンとはった左手にその矢を合わせ中指の先の部分のところで矢に印をつけます
2.1でつけたところから指三本分話したとこにまた印を付けます3.1と2で付けたところ間の真ん中から矢のはずの方のところまでの長さを計りそこの間の真ん中に印を付けます
4.一番最後に付けた印が大三のだいたい目やすだそうです!
5.4の位置に大三の最後がいくようにする
きっとこれであってます!
誤字脱字乱文すみません…

6:防人さん
大三での馬手の位置はおでこの先に拳一つ分ないし一つ半の位置にとり、第三者が射手を脇正面から見た時にカケ紐と目、鼻、口等の顔の面とが一直線上にある位置に構える。このとき射手が的に注視している状態で顔の位置は変えずに目線だけを変えてカケを見るとカケ紐が見えていなければならないと聞いています。

「拳一つないし一つ半の位置」とは確か教本にも載っていたと思いますし、教本の末尾にある挿絵を見れば分かると思います

最近は大三を高い位置に取れと指導する先生がいますが、弦と馬手肱(手首から肘先までの間の腕)との角度の垂直性が崩れれば手先に弓力がかかり手先で弦を引く事になる為、結果馬手離れになり易いです。

大三では弦と馬手肱までが垂直になるように構え、馬手肱と上腕三等筋を使ってカケを弦に預ける形で手先に力が入らないように引き分けると良い離れが出やすいですよ

7:鳳さん
たくさんの返信ありがとうございます。

>笹岡さま
高さはともかく、矢束よりも広めにとると、いいように思われそうにないと思うのですが。
肩のバランスと胸の開きとでは、どちらがより矢飛びが出るようになりますか?
僕は前者でやると弓手肩が会のときに少し後ろにあるようになっているのですが。

>Qooさま
1が矢束の長さを測る方法だと思うので、それをおよそ半分にする、と言うことなんだと推量いたしましたが、
2で指三本分とは矢の板付き(?)の方、それともはずの方に離すのですか?

>防人さま
高さを出しすぎるとそれができない、というのは分かったのですが、
そのときの弓手の運び方はどうすればいいでしょうか?


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