手の内って?? (投稿37件)[1〜37]


1:弓遊び2号さん
よく掲示板に腕を払う原因や、的に中らない原因は、手の内ができていないから、又は弓が返らないからと、書いてありますが…
本当にそうなのでしょうか??

私は高校から弓を始めて、まだ一度も腕を払った事がありません。
弓返りは、もたれを治す段階で返らなくなり、ここ2年程時々しか返りません。
後ろから見てもらった矢乗り(狙い)は的心で、ほぼそのあたりに矢は飛んでいきます(高さは少し狂うときがありますが)。
手の内を真剣に研究したこともありません。
それでも的に矢はとんでいきます。
相方の弓遊びの方が、弓も返るのですが、時々腕を払って痛がっています。
私にとっては、とても大きな謎です。どなたか教えていただけませんか?

2:斜面見習いさん
腕を払わない程度であれば弓返りできてると思います。
何のために弓返りが必要なのか自分なりに考えた所、教本とおりの射を実行した場合、全く弓返りしなければ体の一部に当たるという事。
弓の構造と手の内により弦は弧を描いて戻ります。
従って僕の出した結論は弦を体に当てないために手の内を作り弓返りするものと思います。
極端に言えば打ち切りみたいにとまっていても腕を払ってなければ良いと思います。 僕からすれば弓を返さない方が難しいです。手の内の力の働きを途中で止めるのも技術がいるように思います。
ちなみに僕は上押しが弱い場合、腕を払います。
練習を長期休むと必ずなる症状で対策もありますし気にしていません(手の内浅く上押しかけるだけ)。

3:弓遊び2号さん
昨日は弓遊びの携帯から書き込みをしましたので、入力が面倒くさくて、あまり字数をかけなかったので、なかなか私の疑問が伝わらなかったようです。

>腕を払わない程度であれば弓返りできていると思います。

今現在の私は、斜面見習いさんのおっしゃる通りです。先生方や仲間達にも、「それだけ手の内が効いていたら、返らなければおかしい!弓を返せ!」と言われます。

しかし、最初から今のように弓が引けていたわけではないはずです。弓道部に入部し、巻藁の最初の一本目は、おっかなびっくり離しました。当然、手の内も体構えも全然できていなかったはずです。弦は手に向かって一直線に戻っていきました。それなのにどこも打たない。友達はあちこちを弦で払っていましたし、そんな友人の方が、的前では私よりよく的に中っていました。

私以外にも、どこも打った事がないという人は、けっこう沢山いるものです。だからといって、ずば抜けて的中する、射がいいというわけでもないようです。私も含め、皆いたって普通の人たちです。
現在通う道場にも、腕を腫れ上がらせた高校生達が、時々習いに来ます。血が飛び散って、胴着の左半身はすごいありさまになっていたりします。彼らは「もう慣れたから平気です」と言いますが、見ているこっちはかわいそうでなりません。この違いは、いったいどこから来るのでしょう?
「腕を払う条件」「腕を払わない条件」「何かと何かが組み合わさると腕を払う条件となる」など、原因があるはずと思います。それがわかれば、もっとみんな楽になると思うのです。

思いつきでも、自分なりの考えでも結構です。どなたかご意見を下さればありがたいのですが。

4:斜面見習いさん
今まで見て来た中で全く払わない人もいるようです。
失礼な言い方ですが素直に引けるか引けないかが鍵だと思います。
要するに教わった事を忠実にできるかできないか。慣れてきたから大丈夫という気の緩みも原因のような気がします(僕の場合)。
むしろ僕が疑問に思うのは手の内は難しいとか極める(何をもって極めるというのか)には時間がかかると掲示板で言われてますがそんな難しいものなら老若男女気軽にできるスポーツになるのか?と考えてしまいます。
またどこからが弓返りとなる基準って存在するのか?と。
そういう意味で僕は払わなければできていると考えてるわけです。
完成度の違いだと思うのですが。
お世話になってる先生がよくやってたんですが弓の返る速度を自在に操ってました(角度も)。
でも、自在に操るというのは弓返しになるのでは?
でも弓返りを意識してる時点で弓返しになるとも考えられます。
僕はこの掲示板を知るまで弓返しという言葉は知りませんでしたが。
スレ内容とズレてしまい申し訳ないです。

5:DEWさん
手の内というか弓返りの話になりそうでスレ違いっぽいですが(汗)
弓返りって返っていないと矢が真っ直ぐ飛んでることにならないのではないでしょうか?
矢は弓の中心を突き抜けているのではなく右側に添えられているので若干の角度が付いていると思います。それが180度以上返ることで狙い通りに真っ直ぐ飛んでいくものだと思っていたのですが。文章だけだと上手く伝えられないですが(汗)

ちなみに私も一度も払ったことはありませんが、腕を払うのは、弓手を真っ直ぐ押すのではなく捻りすぎてるためというのもあるかと。

6:印西さん
僕は弓手のみが猿腕です肱は弓に入るタイプでした右は逆に真っ直ぐです
血だまりが良くできていました見ていて気持悪いとまで言われました
手の内も大事だと思います自分は型を綺麗に出来なかったし弓にも負けて挙げ句角見が効かず打ちました
先ず握力や壁押しゴム弓なんどもなんどもしました
ある時師が、弓手の肘に豆一個分抜かせ空間作れと言われましたすると腕に当たらなくなりました。

7:迷い人さん
元々、弓返りは、的前で弓の力を矢に乗せられない力を逃す為にできたものだと聞いた事が有ります。不自然に手の内が緩んだりしなければ良いと思います。矢を真っ直ぐに飛ばす事と弓返りは、関係無いと思います。只、矢が真っ直ぐに飛ぶのであれば、薬指の力を抜いてあげれば、弓は、返ると思います。腕を払うのは、弦の通り道に腕を出している場合が多いと思います。打てば、弓手が弱いと言われて肩を出して押そうとしての悪循環になっていないでしょうか。他にも色々な、要因も有ると思います。

8:shadowさん
横レス失礼いたします。
弓が返らなくともまっすぐ矢が飛ぶこと、私はありうると思います。
現在の弓は入木にねじられていますし、引き分けて会に入った時点ですでに
弓には捻りが加わっていますので(弓道教本3巻:祝部先生に詳しく述べられています)、弓の上下(弦のかかっている部分)がある程度バランスよく離れで矢を押し出せば、
十分まっすぐ飛んでいくだけの余裕はあると思います。
まっすぐ飛ぶかどうか、というのは会での狙い通りに飛ぶか、という事だと思いますので。
弓を回転させる弓返りという現象も同じように反発力の異なる弓の上下を如何に会の状態の通りにくるりと回し、弓を押し出すか?というものですので、要は矢が離れるまで弓のバランスが
保てていれば打ち切りだろうが弓返りだろうが同じわけです。
上手い手の内とは、どれだけ弓の下部の反発を回転力に変えることが出来るかです。
つまり、キロ数の低い弓を使用していてその手の内の恩恵を受ける事は少ないのです。
25キロほどの弓を打ち切りと弓返りの射法で引き比べればすぐに違いが分かります。
打ち切りでは弓の反発を抑えきれずに自分の狙いよりも上に飛ぶはずです。
しかし手の内が出来ていれば弓はブレる事無く回転運動に力は変化し、
矢勢となって的へと飛ぶのです。
私は15キロでも20キロでも狙いや射型は変わりませんが、弓返りなくしてこれは不可能です。
弓遊び2号さんの左右にはブレず、高低に矢がずれる、というのも、弓の下部の反発具合によると思われます

9:dipper ◆YUkbpWWIさん
手の内の話しか出ていませんが、
弓手の背側への開きも腕を打たないための
重要な要素ではないでしょうか?
弓手が会と残身で動かず、さらに角見も
効いていない人に腕を打つ人が多いと思います。

10:弓遊び2号さん
忙しく仕事をしている間に、沢山のお返事がきていました。皆さん本当にありがとうございます。
お返事をしなければ・・・

4の斜面見習いさんへ
私が言いたかったことを、少しわかってくださっているような気がしました。
手の内も、射技・身体の一部であって、ここだけ突出して早く上手にならなければ、的に中らないということはないのではないか、という考えが、私にはあります。

DEWさんへ
弓体自体は、大三から会の位置に引き分けてくる(身体に引きつけてくる)分、反時計周りにほんの少し傾いていると思います。詳しいことは、shadowさんがおっしゃる通り、教本第三巻に、祝部(ほうり)先生が書いていらっしゃいます。
捻らなすぎは、払うのでしょうか?またまた疑問がわいてきました。今日道場で試してみたいと思います。
教本は四巻まであります。それぞれとてもおもしろい本なので、読んでみませんか?

印西さんへ
骨格が原因で腕を払うのは、大きな原因のひとつですね。私は鉄砲肘ですので、全く障害物がない状態で、猿手の人よりは恵まれているのかもしれません。
でも、鉄砲肘の人も、最初に腕を払う人が沢山いるんですよ。そこが知りたいのです。
角見は、身体の中心からの力の「出口」であると私は思うので、初心のうちは、角見がきかなくて当たり前ではないですか?角見は手の部分の名称ですが、そこの部分を使ってできることって、ほんのわずかの事ですよね?角見をきかせるって、本当はどんなことが起きているんでしょう?


仕事の合い間に書いてます。いったん失礼します。

11:弓遊び2号さん
やっと仕事が終わりました。ふぅ〜

迷い人さんへ
悪循環。本当にその通りだと思います。でも問題は、なぜその悪循環が起きてしまうのか、だと思うのですがどうでしょう?
「弓手が弱い」「もっと押せ」なんて言われても、初心者には何の事やら・・・どうすれば弓が押せるのかの指導は、はたして弓を始めて1年や2年で可能なのでしょうか?体構えが出来ないうちに、弓をしっかり受けて、押すことができるのでしょうか?
簡単に人を指導してはならないなぁと思いました。

shadowさんへ
教本三巻は私も読んでいます。同じような実験を、大学時代の監督がされており、結果を発表されていました。はっきりは憶えていませんが、弓に若干の角度がついた状態で矢はねらいどおりに飛ぶが、角度がつきすぎるとバラバラに飛ぶということだったと思います。

たまに弓が返るときの手ごたえと、打ち切りのときの手ごたえの違いには気付いていました。離れの鋭さが全く違います。
もともと手の内をしっかり稽古したことがなく、弓返りも胴造りの稽古の副産物としてできるようになったので、よくわかってないのです。まだまだ稽古して、おっしゃる事を理解できるようになりたいと思います。

dipperさんへ
弓手の背面への開きは、矢が弓から放たれた後に、反動として起こる動きではないでしょうか?高速度写真などを見ると、矢筈が弓から外れて飛び出すときは、まだ弓手は会の位置から動いていません。というか、矢が放たれる前に弓手が背面へ開いてしまうと、矢が矢枕からはずれてしまいます。ということは、初心者などの、腕の動きのほとんどない人と、きちんと弓を引けている人との弓手の差は、矢を発する瞬間においてはたいして違わないように思うのですが・・・どうでしょう?また疑問がわいてきました!


弓って、おもしろいですね!こんなことを考えながら稽古をすると、ますます中毒になるので、やめられなくなります。
お返事くださった方々、ありがとうございました。まだスレを閉めたわけではありませんので、ヒラメイタ!という方は、どうぞ私にも教えて下さい。お願いします。

12:斜面見習いさん
自分の学生時代の手の内を思い出してみました。
知らぬ間にできてましたね(弓遊び2号さんと同じかな)
まず初心者の頃、先生の指導は無く、先輩には基本的な作り方しか教わってません。後は的方向に押せ(上押し強めに)。と言われたくらいですね。
なので自分が教える時も似たような事しか言えません。
僕自身「手の内」を意識していません。 自分が引きやすいようにいろいろ握り方を試したわけです。 周りの人にわかりやすく言うために「手の内」という単語を使いますが。
人間が無意識に息をするように弓を持った時点で手の内は発生すると考えています。
僕が思うに初心者にあれこれ言ってもわかりにくいため簡単に「手の内」云々と言うのかもしれませんね(原因は多々ありますから)
しかし実際問題、手の内が難しいとなってるので余計に混乱してるように思います。
手の内ってなんだろう???
僕は弓の持ち方(握り方)=手の内だと考えます。

13:ひさしさん
僕は今手の内のことで悩んでいます。それは、打ち切りについてです。どうやら私は離れの瞬間に弓を握ってしまっているようです。意図的にやっていたわけではなく、打ち切りの癖がついてしまったようで、中々直らないのです。このような射癖を改善された方、どのような練習をされましたか?またはどのような練習方法が効果的だと思われますか?みなさんの意見を聞きたいです。些細なことでもよいので、アドバイスを宜しくお願い致します。

14:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん
>1:弓遊び2号さん
>3:先生方や仲間達にも、「それだけ手の内が効いていたら、返らなければおかしい!弓を返せ!」と言われます。
見ていないので全くわかりません、意味もわかりません。
>見ているこっちはかわいそうでなりません。
ご参考までに、どのようにご指導をなさっているのでしょうか。よろしければ教えて下さいませ。

腕を払う人、払わない人はいますね。私もよくはわかりませんが、タイトルの「手の内?」はどう関係しているのでしようね。私も興味があるところです。

腕を払う、払わないを考えて見ますと、11で仰る通り、矢はかけの指半本分位弦に押し開かれた時には、すでに押手の先にありますね。刹那的時間ですが、「手の内」は機能しているから払わないと思っています。(私は自分にとって、自然に整える手の内になったようです??)

石頭の私としては、道具と人に分けて考えようとしましたが、どうも「皮肉骨」が頭から離れません。次に「心技体」、それと「五行」です。どうもここら辺にヒントがあるかも知れないと思いました。例えば「皮肉骨」で弓一つとっても、その時々にもより選択肢は広く、また「心技体」の技を見れば、技といっても技を発揮できる「道具」というものがあり(ちなみに、弓は本人が「手の内」というものを意図しなくても、その手の形だけでかってに返るように調整できますね。)、別の意味の相性があるとすれば、「五行」のようなものは、かなり便利なものと思いました。

>11:弓って、おもしろいですね!
そうですね、私にとっては、面白く、不思議で楽しいものです。

15:迷い人さん
手の内、特に「角見」の働きが万能であるかの様な指導が多い気がします。弦が体を払う形態は、大まかに三つが挙げられると思います。手首、腕の中程、顔(耳、胸を含む)です。原因はそれぞれで、角見が弱く手の内が悪いと腕の中ほどを払います。又、教本三巻で祝部(ほうり)範士が言われる退き肩でも払います。離れで、手の内が緩むと手首を払います。これは、弓返りを覚えてくると緩ませ加減を間違えて起こります。次に顔を払う場合は、馬手の捻りが無く、平付け気味にになると払います。弦が真っ直ぐに出て行く為です。学生時代に教わった事です。

16:弓遊び2号さん
斜面見習いさん(3回目ですね。ありがとう)へ
弓の持ち方=手の内はよくわかります。弓の支え方の手の部分といったほうがもっといいかもですね。
だんだんと技術を習得するにつれ、手の内も出来上がってくるのだと思うのですが、肝心の部分(体構え)を習得しないと、手の内の習得はなかなか進まないのかもしれませんね。弓を返していいのなら話は別ですが。

ひさしさんへ
打ち切りで悩んでいらっしゃるようですが、ここにお返事を下さった方々のご意見を読まれましたか?打ち切りと、的に中ることは、あまり関係ないと、私も思います。的に中らないのは、何か他に原因があるのではないでしょうか?
弓が返れば、当然矢所は絞られると思いますが、それは36センチの的のどこかに矢が大体中るようになってから(全部飛ばなくてもいいですが)威力を発揮するものではないかと思います。バラバラに矢が飛んでいくうちは、手の内や弓返り以前にやらねばならない事があると思いますよ。例えば、狙いが的になかったり、足踏みがズレていたり、肩の線がズレていたり、緩んで離していたり・・・原因が見つかるといいですね。

17:弓遊び2号さん
瑠吽さんへ
私にもわかりません。何故返らないのか?先生方の目からは、返ってしかるべき動きをしているらしいです。何故でしょう?何となくですが、思い当たる事は、妻手の離れにあるような、ないような・・・弓手手の内の傾き加減にあるような、ないような・・・

学生達の指導に関しては、私はまだ習う立場ですので、指導は殆どしません。道場主の方針のもとに、正しく引いて、的中するように、教える方々が指導しています。
学生達は、毎日来るわけではありません。学校で、自分達で稽古しているうちに、腕が血だらけになったり、全く中らなくなったりして、うちの道場に直してもらいに来ます(病院みたい)。腕を払わないように、的(付近)に矢が飛ぶように直してから、帰します。その際、「これを稽古しなさい」と、課題を与えたりもしているようなのですが、学校に戻って自分達だけで稽古をしていると、いつのまにかまたおかしくなって、また道場へやってきます。学校で何をやっているのかは、私にはわかりません。
さて、腕を払う、払わないだけに手の内の働きを限定するとして、初心者でも払わないだけの働きはすることができるということでしょうか?とすると、それはどういった動きをするのでしょう?偶然の産物としかいえないですよね。初心者なのだから、何も知らない段階ですよね。その動き、働きが、具体的にわかれば、痛い目に合わずに済む人もたくさんいるとおもうのです。
五行とかのことは、すみません。私の勉強不足でわかりません。課題として、いただきたいと思います。

迷い人さんへ
私の大学時代の師が、「中りは妻手にあり」とおっしゃっていました。角見の働きを生かすも殺すも、相対している妻手の使い方次第だと思います。その妻手をうまく使う為には・・・今勉強中です!
弓を始めたばかりの人に、角見・手の内などの枝葉の事を優先的に教える指導は、私も感心しません。いったいいつからそうなったのでしょう?少なくとも私が習い始めた頃は、今ほどではなかったような気がします。

18:ひさしさん
弓遊び2号さん>返信ありがとうございます。的に中らないわけではないのです。ただ、私は美しさを求めているので、弓返りしたいと思っているのですが…

19:ココア ◆TSNv0Klsさん
あまり弓返りのことで悩まない方がいいかと思います,自分は弓返りしないので熟練者の方に見てもらったところ角見が善く効いているから心配要りませんと言われました。なので弓返りしなくとも角見が善く効いていれば腕にも弦が当たらないし矢飛びも安定するものだと思います。

20:迷い人さん
ですが、弓返しで良いと思います。不自然でなければ…。第三者から見て自然であればですが、これは、離れにも言える事だとおもいます。不自然でなければ自然なのです。「中たりは、馬手に有り。弓手に狙い有り」でしたね。

21:dipper ◆YUkbpWWIさん
弓手の開きの件ですが・・・

矢が離れた後に起こるという点では
弓返りと同じですよね?つまりは、
「結果としてそうなる」力の働きが
離れの瞬間に必要なのだと思います。

22:可児さん
>>枝葉の事
ちょっと疑問に思いました。弓道を行うにあたって、色々な考えの方がいらっしゃるとは思います。が、仮に弓道に真剣に取り組み、技術、精神の向上に努めたいというタイプの方を例に考えてみてください。
弓道は目指すべき頂点があるから、そこまでたどり着くための道が結果として残るのか、それとも地道に足元を見て一歩一歩進むと、結果として頂点に立ち、歩んできた道が残るのか?何を言いたいのかさっぱりですね(涙)
簡単に言うと、「ピラミッドは頂上の四角錐があるから裾野が決まり建造されるのか」それとも「ピラミッドは石を下から積み上げ、最後に残った場所に四角錐をおくことで建造されるのか」ということです。
確かに弓道は中心線、三重十文字が基礎の基礎であり、最大の応用でもあると思います。が、だからといって手の内を軽んじてはどうのなのかな?と考えてしまいます。昔、肩の詰まりがひどいものに、ちゃんとした手の内を教えたところ、肩の癖も治ったことがありました。手の内の余分な力が抜け、肩にかかる負担が減り、離れでも衝撃が手の内で吸収されたためではないかと、当人は言っておりました。
別段、皆様のご意見が悪いとか悪くないとかでは決してありません。ただ、いろんな意見があった方が、よいのでは?と思い投稿させていただきました。ご気分害されましたら申し訳ございません。

23:道民さん
 唐突ですが、私は、押手などを払う払わないは、勝手の帽子の向きと離れ方にあると思います。私が見てきた中で、払いやすい方の特徴は、
・帽子を的正面に向けたがる
・離れで捻りを解いて離れている
・離れの瞬間に押手手の内があからさまに開く(虎口から弓がすべる)
の3点でした。これらの点を改善したらすぐに払わなくなります。
 また残身での弓の返り具合ですが、打ち切りとは押手に添って弦があることであり、少しでも押手から弦が離れていたら、それはすでに弓返りしているということだと思います。それ以上弓が返る返らないは、やはり勝手の切れにあるのではないでしょうか。弓遊び2号さんが書いていらっしゃるとおり「中りは勝手にあり」だと思います。そしてそれに対として「狙いは押手にあり」だとも思います。

24:弓遊び2号さん
仕事をサボって返事を書いてみたいと思います。

ひさしさんへ
ごめんなさい。中らないと書いてあったので、それを前提に返事を書いてしまいました。
「美」についての考え方は、私とは違うようですので、ここでは書かないことにしますね。でも、自分の「こうなりたい!」というものは、大切にしてください。

ココアさんへ(私が返信しても良いのでしょうか?)
おそらく私と同じような状態の方でしょう。教えてくださった方は、現在は弓が返らなくてもよいとおっしゃったのだと思います。先々は弓返りしたほうがいいと思います。弓が返ったほうが、気持ちがいいものですよ。

迷い人さんへ(3回目ですね。ありがとうございます。何か会話をしているみたいですね。)
「不自然でなければ自然」目から鱗がポロリ!です。自分の感覚を信じすぎてはいけないのかもしれませんね。

dipperさんへ
「結果としてそうなる」
そうですね。そのことは大切な事だと私も思います。初心のうちは、それがわからず、わからないなりに結構あれこれいじってますね。(自然とバランスをとっているのか?)その結果、腕を払っているのかも・・・と思いました。(これが真理かもしれない)

25:弓遊び2号さん
可児さんへ
気に障ったのでしたら、ごめんなさい。
私が枝葉と書いたのは、きちんとした弓の持ち方・支え方が出来ていないのに、「押せ」「角見をきかせろ」は、無理だということだったのです。正しい指導を受けている学生達は、未熟ながらもきちんと弓を持っており、支えています。その人たちは、押し方や角見の働かせ方を学んでしかるべきでしょう。それは、枝葉のことではないと思います。
あまりにも道具の使い方を知らない学生が多いもので・・・「きちんと弓を持てば、押せるのに」「きちんとゆがけを指せば、きれいに引けるのに」と思うことが、多々あります。

道民さんへ
妻手側の原因のことは、あまり考えていませんでした。おおまかに、「ゆるみ加減の大小?」位しか。帽子の向きとひねりを解く、ですか・・・なるほどです。ちょっと思い当たる事もあります。機会があったら観察してみたい(腕を払う人がくれば見れます)です。

26:ひさしさん
弓遊び2号さん>返信ありがとうございます。弓遊び2号さんの考える美しさというものを是非聞きたいのですが、聞かせてもらえないでしょうか?(^-^)

27:ココア ◆TSNv0Klsさん
ココアです,先日鋭い弓返りをするようになりました。しかも弓は下にずれない気持善く少し痛いものでした。弓道っていいものですねぇ

28:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん
>17:弓遊び2号さん
>腕が血だらけになったり・・(病院みたい)。
そうなんですか・・。

>初心者でも払わないだけの働きはすることができるということでしょうか?
十分に可能と思います。

>とすると、それはどういった動きをするのでしょう?偶然の産物としかいえないですよね。初心者なのだから、何も知らない段階ですよね。

私の習いは、教える場合は「その人をみて判断する」というものです。似た傾向の人はあれども、それぞれに違います。特に、初心者なればこそ、何も知らないからこそ、よくよく的確な判断が必要であります。ですから、あたりまえなのですが、人をみて、道具を選び、その人にあうであろう引き様を考え、力の働かせ方を覚えてもらうのに、場合によっては弦をとってあげます。ですから、多少の痛い目はあるかも知れませんが、血がでる程というのはありません。→もっとも、道場の方がご指導なさっていらしゃるし、学校の指導方針もおありなのだから、この考えは余計なものですね。

29:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん
>先生方の目からは、返ってしかるべき動きをしているらしいです。何故でしょう?
何故でしょうね。文字でみる限りは不思議です。ところで、返らないといっても、弦の位置はどの辺にあるのかなあ。どのような引き様なんだろう。
>何となくですが、思い当たる事は、妻手の離れにあるような、ないような・・・弓手手の内の傾き加減にあるような、ないような・・・
小眼をほぼ外されていない的中のようですのであまりに惜しく、以下全くの老婆心です。(ただ、ご本人が、弓返りを望むならそうすればよいし、望まないなら別にどうということもないだけだろうと思いますが・・)
それだけの矢を飛ばすことが出来ているということは、左右手の内は一緒に考えるべきと思いますが、今までの文字からのみ判断する限りにおいては、右手の内は問題がなかろうと思います。
「弓手手の内の傾き加減」というのはわかりませんが、弓返りは、以前射楽斎Uさんも仰っていた2つのパターン(記憶違いならごめんなさい)がありますね。弓返りが収まった場合、上鉾が的側に傾かずにほぼ立っている姿と、上鉾が的側に傾いた姿です。これは一目瞭然、それぞれの働かせ方によるものです。私が行う前者の場合ですが、手先で行う場合は、右手の内にある弦を押手からさそって弦を抜き、矢を送り出している時に、押手の手の内を働かせるといったイメージです。ですから、弓の傾き等は自由に変化させることができますし、弓が下に落ちるといったことは一切ありません。

もう一度手の内や道具を考えてみる時期なのかも知れませんね。
私の勝手なイメージからいえば、神様から与えられた恵まれたまっすぐな押し手に鋭い弓返り、う〜ん、いいなあ。(全くの老婆心です)

30:弓遊び2号さん
私の考える「美しさ」
伝わるかどうかわかりませんが、歌を2つ、書いてみます。
「この秋は雨か嵐かしらねども今日の勤めに田の草を取る」
こういう人は、美しく見えると思います。
美しさは見る人が勝手に感じるもので、見せる側がそれを予測して何かをすると、それはいやらしいものになってしまいます。
「見所のなきこそものの上手なれそれ六根のそろうゆえなり」
私の大学時代の師は、まさにこんな方でした。歩くように弓を引き、道で出会った知り合いに何気なく挨拶をするように離れる。別にこれといって射に特徴があるわけでもありませんでした。あるがまま、自然体でした。それが、私の考える美しさです。
・・・やっぱりうまく書けない・・・

31:弓遊び2号さん
むむ!先を越されたか!
気持ちよかったでしょ?
私も負けずに稽古しますよ!

32:ひさしさん
返信ありがとうございます。なるほどですね(^-^)そういう考え方僕は好きですね。僕もそういう射をできるように稽古に励みたいと思います。ありがとうございました。

33:弓遊び2号さん
ひぇ〜買いかぶらないで下さい。
そんなに今は中りません。ただ、的の幅はほぼはずさないというだけですよ。上下には抜きます。
瑠吽さんがおっしゃる弓返りは、私も以前そうやってました。今も、時々返るときはそうです。弓も立ってます。
前にも書きましたが、もたれを直す段階で、そのイメージと感覚が、なくなってしまったのです。まだ、発と暴発が混在しているような段階なので。それなのに的には中ってしまう矢がけっこうあったりするので、なかなか本気でなんとかしようと思わないのです。いけません。治します。発が出たときは、弓は間違いなく返ります。まぁ、そのうち復活するだろうとは思っています。

34:弓遊び2号さん
みなさんの話を読んでいて、疑問がなんとなく形になってきました。実は手の内ってそんなに難しい事じゃないんじゃない?という疑問みたいです。全く弓を持った事がない人でも、日常生活で似たような手の使い方をしていることがあるのではないか、と思ったのでした。左右のバランスや、骨格、弓力などがあって、弓を持ったときに、通常の手の使い方ができにくい人、できやすい人があるのかな〜なんて、思ったのでした。

35:ココア ◆TSNv0Klsさん
引退してから調子がよくなって弓返りや鋭い弦音がするように…ってゆうやりきれない感じでした。逆に試合のプレッシャーから逃れて自分本来の射が出来るようになったんですかね…。
ということで,あまり試合のプレッシャーを感じない様にすれば自ずと射が安定するんでしょう。という仮説を立てました。
現役の皆さん頑張ってください。

36:弓遊び2号さん
私の疑問にお付き合いくださった方々、ありがとうございました。やはり、聞いてみてよかったと思います。新たな気付きがありました。

しかし、「手の内命!」「角見最高!」という人のご意見をいただけませんでした。何故だろう?

37:迷い人さん
大切だと思いますよ。弓は、弦が弦枕からはずれた瞬間(離れ)に矢束の中央まで戻ろうとする分けですから、離れてから押しても遅すぎてしまいます。角見で離れを誘う(いわゆるオウムの離れ)のは、そこのところを教えているのではないでしょうか。


ホーム > 弓道座談会 > 2005/09まで > 手の内って?? (投稿37件)[1〜37]

(c)デビール田中 : 問い合わせ