【矢の重量について】 (投稿14件)[1〜14]


1:可児さん
皆様のご意見を伺いたく、投稿いたします。
矢の重量について皆様どのようにお考えでしょうか?またはどのような重さの矢を使用されているのでしょうか?
私は羽他を含めた総重量30gのEASTON2015ジュラルミンの矢を利用しています。また、弓は15kgの強さです。
先日、機会があって23gの矢を的前で引いたのですが、まったく矢飛びが違い驚きました。推測ですが、矢の重心の違いもあるのだと思うのですが、たった7gの差とは思えない違いでした。

よろしければ皆様の矢についてご意見うかがわせていただけませんでしょうか。

2:斜面見習いさん
直心グラス17キロ 弦は龍鳴
矢は2015
重量不明
今持ってる道具で最良の射をするだけなので気にしません。

3:名誉3級さん
23グラムじゃあ遠的矢でしょ〜遠的矢で近的やれば矢勢は出るのでは?弓力に11を足した値くらいグラム数が適当だと僕は思っています。
15キロなら2014か1913でも十分だと思います。
僕は19キロ近くで32グラム近い矢を使っています。

4:和佐さん
続・弓道三昧という本には、キロ数+11が適正としていました。

私は20キロの弓ですので、30〜31グラムにしております。

遠的は紙飛行機のように、先重の矢尻をつかっています。グラムは29グラム程度ですが、先重でシナル事を考慮して、カーボン矢にしています。

しかしながら、射術が追い付きません。

5:可児さん
>>名誉3級さま
ご意見ありがとうございます。
遠的矢は羽の切り方など別の問題があるので少し違うかと考えております。しかしただ重量だけ見たら遠的用ともいえますね。弓道誌を読んでいたところ、国体?の30M近的で遠的矢を利用している選手がいるという記事は拝見したことがあります。
私は矢を作って頂くときに、重い矢はいやだからシャフトを軽くしようとしたところ、19シリーズはおすすめできないと言われました。離れの瞬間の「たわみ」がひどくて、矢所が散りやすいとのことでした。実際にどうかはわかりませんが。。

>>和佐 さま
ご意見ありがとうございます。
「キロ数+11」ですが、私の通っている道場のデジタルはかりにもそのような趣旨のメモが貼ってあります。これがやはり一般的な重量の目安なんでしょね。しかし、12kgで40gの矢を引く方もいらっしゃってびっくりしています。しかも高的中を出されています。弓手も別に高いわけでもありません。こういう射手をみているとなんというか、、ただ驚かされるばかりです。

6:真尻さん
まず大事にしないといけないのが、重心の位置です。これは射手の離れの属性で決まる最も最適な位置がありますから、知ってないといけません。
次に考えるのが、スパインです。これが合わないと矢が散ります。堅すぎると前に集まりかつ離れが長時間の射に対してもろくなっていきます。
もう一点大事なのが、羽の種類です。自分の離れに合わせた羽を選ぶのが大切です。万人の射に鷲の尾羽が一番ではありません。いろいろな種類を試してみる事です。
これだけの要素を総合すると、矢の重さは必然的に決まってきます。矢の重さから決めるものではありません。

自分の射をよく知ること。そうすると、自分に最適な道具は見つかっていくものです。本に書いてあるのはその人の価値観であり、自分にとっての究極ではありません。

7:紫弓さん
皆さんと同じで弓力プラス10で単位変換ですね。ただおおよそのめやすですね。ただ矢が重ければ石打ちにしたり杉成りにしたりと色いろな手があります。
ただ矢が軽ければ高い音、重ければ低い音が鳴りやすく弓の負担や安定も変わります。重い方が弓の負担が減り安定しますが弦音がしずらくなります。
真尻さんの言われたスパイン(篦張りや飛翔体の弾性率ですね)はやはり選ばなければいけません。竹矢でいえば削りぱっなしや角篦は固くなります。逆に砂摺(本来の白篦による)や節影は柔らかくなりやすく。これらは矢師の腕の見せ所です。名人と言われた矢師さんは堅い篦をつくり弓手しっかりしないと飛ばない矢を作られたようです。
矧についても幾つか種類があり矢と羽に対応した矧方が必要です。相対的に柔らかい羽なら矧方を注文できれば良いかと思います。
やはりいろいろ試す必要があるかと思います。ある意味は矧付けだけでも体験する価値はあります。(^-^)

8:弓遊びさん
私は真尻さんや紫弓さんのように難しく考えません。
面倒くさがりな性格の為(笑)、矢は真っすぐ飛べばそれで宜しい。または、自分の好みでまとめる方です。
ちなみに私の矢を矢師に頼むときは次の事に重点をおきます。
・出来上がった矢の目方は七匁五分(28.5g)。
・25キロの弓力に耐えうる箭張り。
・羽幅が広い羽を使う場合は、箆を太めに反対に羽幅が狭い羽を使う場合は箆を細目に。

矢師を全面的に信用していますので、いままで期待を裏切られたことはありません。
難点も当然あります。
礼射用の矢を注文して約三年、まだ材料すら揃っていないといわれました。
試合用の矢は発注して約一年後に出来上がりました。

9:斜面見習いさん
僕の意見は流されてますね。
腕があれば重量は大差ないと思いますけどね。

10:某大学生さん
>>9
私は、どこに(誰に)射の創造性があるのかという問題だと思いますので、どんな道具でも良いという考え方はしません。

矢を作る人がいて、その人がまともに弓を引ける人であれば、自分が作った道具ではこんな離れ(中て方)をして欲しいという欲求がある筈です。
逆に、射手にはこんな離れをしてみたいという欲求があります。

自分の離れに合わせて道具を合わせるのも一つの手ではありますし、道具を作る人の欲求に合わせた射をするのも一つの手です。どちらが優れているという話ではない問題です。

かけという道具は、かけを作る人の意志がほとんどで、射手によっては出会いが大切になっていますが、弓と矢は射手が選べる要素が強いのでこのくらいは自分の射に合わせて選びたい物です。

個人的な考え方です。

11:可児さん
>>真尻さま 紫弓さま 弓遊びさま
とても高度なお話ありがとうございます。いろいろ用語を調べながら参考にさせていただきました。残念なのは、、色々試せるほど財政面に余裕がない点です。。新しい竹矢を作る際に、現在使っている矢を持っていき、弓のk数と銘、矢所と矢飛び、羽の状況などを見てもらおうと思っています。竹矢ならば、矢師も腕の見せ所があると思います。ジュラやカーボンでは羽切るだけでしょうから。

>>斜面見習いさま
別段無視などしていませんよ。気分を害されたのならすみません出した。レス5にて「12kgの弓で〜」というくだりで、斜面見習さまの考え方に近い道具選びをされている方についてふれたつもりでいました。横着をしてまとめてしまったので分かり辛かったですね。すみません。

12:いなかの人さん
和弓工房・永野一萃のHPの弓の心得に
「弓力に見合った矢の重さとは?」のページ
があります。参考になるかもしれません。
また、弓力も矢尺によってかなり変わりますので一度バネ測り等で自分の矢尺で何キロか計測してみるのもいいかもしれません。

13:弓遊びさん
矢尺は矢の実長。であり、自分が引き収めた矢の長さは矢束という。
と記憶していますが…
弓力は矢尺ではなく矢束で計り出すものと思っていましたが…
ちなみに、私の矢束は94cm、矢尺96cmの矢を使用しています。

14:いなかの人さん
弓遊びさんへ

失礼しました。おっしゃる通り矢束が正しいです。


ホーム > 弓道座談会 > 2005/09まで > 【矢の重量について】 (投稿14件)[1〜14]

(c)デビール田中 : 問い合わせ