カケについて (投稿16件)[1〜16]


1:ゴン吉さん
カケの弦枕の溝を自分で浅くする方法を教えてください。蝋を使うって聞いた事があるのですが詳しくは分からないでお願いします。

2:きしりさん
溝に蝋を垂らして調整するのだと思いますが、
よくわからないのであれば自分でゆがけに手を加えない方が無難です。

修理が目的であれば購入したお店に依頼するのがいいと思います。

3:黒柴さん
基本的にカケはいじらないほうがいいと思います。離れと溝の深さは関係ないそうですし。

4:ssさん
こんにちは 
高校になって弓道を始めた者ですが、買わされた「ゆがけ」の中指が異常に長くて困っています。どこか直してくれる弓具店はないでしょうか?

5:真尻さん
>離れと溝の深さは関係ないそうですし。

最初はそういう感じかもしれませんが、ある一定のレベル超えると浅くすると離れが鋭くなり、深くなると鈍くなります(もちろんひっかかる位深いと問題ですよ)

最初の内は深い方が引きやすいです。最初から浅いと、引き分けで意図せぬ離れが出てしまうようになります。

6:パパンプさん
真尻さんの意見に同感です。

自分も溝を削って鋭い離れが出やすいようにしてあります。でも、変に手首で引いたりすると百パーセント暴発します。

付け加えで、カケ口が斜めに付いてたりするのは変なとりかけの原因になるので直ぐに直したほうがよろしいかと。

7:黒柴さん
離れの原理をご存知でしょうか?私の師はその原理を研究した結果私に溝の深さは関係ないといわれました。

8:イルパラッツオさん
弦道の深さ調整は、コテで押さえたり、樹脂で埋めたりするのですが、お店に依頼された方が無難です。
まずは、中仕掛けを太くして対応された方が良いと思います。


>ssさん
カケの人さし指、中指はお店に依頼すれば、短くしてもらえます。

>パパンプさん
かけ口が斜めに切ってある方が一般的で、そうでないものの方がマイナーです。

9:某大学生さん
>>7

離れの原理から言って確かに言われるように深さは関係ないと思うのですが、実際浅くしてみると真尻さんが言われるように、物理的にも意識的にも離れが出やすくなります。どういう事でしょうか・・・?

真尻さん、解説お願いします。

10:るんさん
>1:ゴン吉さん
>蝋を使うって聞いた事があるのですが詳しくは分からないでお願いします。
弦枕に「蝋」って、もしかしたら塗るという意味合いなのかなと思います。たしかに「蝋」は弦枕に塗るとすべりはよくなりますが、「浅く」とは意味が異なるものと思います。

ただ、人の好みと思いますが、私の場合蝋は使用しません。(蝋を否定している訳じゃありません、鹿の弦枕と弦の感触が好きなだけなんです。)

>カケの弦枕の溝を自分で浅くする方法を教えてください。
何故浅くしたいのかその理由がわかりませんが、「自分で浅くする」というのならば、過去スレでご紹介しているかとも思いますが、腹皮をとって、中の弦枕の台皮を希望の厚みに削って整えるか、その台皮が気にいらなければ、新たに用意した台皮を整えて貼り付け、その後、腹皮をつけます。このとき手間はさして変わりませんので、新しい腹皮にするのであれば、前より若干大きめに切った腹皮の方が前の縫い目が見えなくで綺麗に仕上がります。(糸は絹です)途中は、コテを使用して気に入るように形を整えていきます。コテの温度加減、あて方はかなりの熟練を要し(と私は思う)ます。
糊は、合成糊接着剤では、次の修理は不可となってしまいますので続飯(そくい:ご飯粒をねったもの)を使用します。→また修理が可能です。

ご参考までにあくまでも私の場合の例で〜す。

11:真尻さん
>>9
ご指名うけました。
以下黒柴さんの師匠さんを否定する訳ではありませんが・・・

弦が溝にかかって、それが離れで捻る事で外れて矢が飛んでいくのであれば溝の深さは関係ないのですが、離れが出やすくなる要因はそれだけではないのです。

問題は擬似的な力のかかり所です。擬似的とはどういう事かというと、力が実際かかるのは溝で間違いないのですが、体感する力のかかり所は違うという事です。基本的に浅くなると、そのかかり所は指先の方に移動します。逆に深くなると手首の方に移動します。指先の方に集まると、意識が離れるという状態になりやすくなります。逆に手首の方に近づくと引きやすくなります。つまり、初心者のうちは深くしないいけないのは引き分けがまだ不十分な状態なので、引きやすくする為です。初心者のうちに浅くすると、離れが出るのを出ないようにと握りこみます。だからよくないのです。

どうしてこういう事がおきるかというと、実は、弦を支えているのは山全体であって、その溝だけでないからのようです。つまり、浅くなるという事は山の形が平坦、深いという事は山の形が高いです。つまり弦を支える山の体積が変化するので、浅くすると鋭くなるようです。

ゴルフクラブのスポットの大きさに似ています。初心者用はどこに当たっても真っ直ぐ飛ぶようにスポットは大きめに作られています。逆に上級者用はスポットは小さくなっています。スポットが小さくないと、上級者は自分のモチベーションを維持するのも難しいですし、スポットが小さい分だけ性能が初心者用より上昇しています。

12:某大学生さん
>11
とてもわかりやすい解説ありがとうございました。弦がかかる部分だけで語れない問題だった訳ですね。納得しました。

13:国体選手さん
溝が深く感じるのは離れが出にくいからでわ無いですか?
一度弦の中仕掛けを太くしてみてください、出やすくなりますよ?ま、一論に過ぎませんから合わないかもしれないけど、カケの溝は不用意にいじってはいけないと思います!

14:真尻さん
>>13

私は、黒柴さんが弦の太さが普通の太さであると仮定した場合に溝の深さで物理的な離れの動き上離れには影響しないと書かれていたのかと思い、弦の影響には触れませんでした。

弦が太くなって離れが出やすくなるのは、溝に対して太くなるからで、どちらかと言うと私は「弦が外れやすい」という表現を使っています。

弦を必要以上に太くすると、外れにくくなり後ろ矢が出やすくなります。また、引き分けの途中で外れやすくなるので、握りこむ可能性も出てきます。弦が一定で溝が浅いのと、弦が太くで溝が深いのは根本的に異なります。

>カケの溝は不用意にいじってはいけないと思います!

これはもっともです。あまりいじるのよくありません。かけ口が1mmでも変わると全く中らなくなります。私も沢山失敗してきたのでできるようになっただけですから、中りに束縛されない人だけにした方が無難です。学生さんは試合があるのでしない方がいいですよ

15:イルパラッツオさん

離れの理論はいろいろあるようですが、弦道を浅くしたり、弦の接する面の角度を浅くして弦が外れやすくしておけば、どの理論に沿っていようとも離れやすくなるのは当然かと思います。

離れの理論は弦が離れるすべての過程を説明しているわけではなく、弦が外れはじめるきっかけにしかすぎないのではないかと、私は思ちゃったりしてます。

>>11
擬似的な力のかかり所が指先に移るのは、、実際に弦枕を先端に持っていかなくても起こりえるのでしょうか。

16:真尻さん
>>15

起こります。実際、私がかけを5本引く事に低くしてを繰り返して最終的にかけの溝がなくなる所まで試しましたから。一度、時間とお金があればお試しください。大変勉強になりますよ


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