麻ぐすね (投稿3件)[1〜3]


1:崇雄さん
最近、弦にくすねをかけるようにしたのですがいざ引こうとしたときに麻ぐすねで扱こうとしたのですが麻ぐすねがありませんでした。麻ぐすねは弦で作れるときいたのですがどのようにして作るのですか?

2:宏志さん
わらじを編むようにして作ります。私のつたない文章力では説明できませんが…。出すぎた事を申すようですが、くすねをかけたい弦は、化繊ではありませんか?化繊製の弦にくすねをひいて、弦がしなやかになったと言う方がいますが、それは弦の表面の繊維を壊しているから柔らかく感じているのであって、弦を痛めている行動だといえます。実際、化繊の弦にくすねをひきつづけると、寿命が長いのもあいまって、表面が毛羽立ってきます。以上、崇雄さんがすでにご周知のことでしたら申し訳ありません。化繊の弦にくすねをこすりつけている方をよく見るので、発言いたしました。

3:真尻さん
>化繊製の弦にくすねをひいて、弦がしなやかになったと言う方がいますが、それは弦の表面の繊維を壊しているから柔らかく感じているのであって、弦を痛めている行動だといえます。実際、化繊の弦にくすねをひきつづけると、寿命が長いのもあいまって、表面が毛羽立ってきます。

寿命だけみたらそうでしょうが、くすねを化繊の弦にかける事にはいろいろ意味があります。

一点目が、松脂を均一にすることです。販売してある弦は結構均一に松脂が塗られていません。だからそれを熱を加えて伸ばすのです。それをしないと、弦にくせが残ってしまい、離れの誤差につながります。

二点目が、水気を飛ばす作用です。これから梅雨時は水気が弦に多く残り、離れが重たくなってきます。だからくすねで熱を加える事で乾燥させます。

この他にもいろいろ作用はありますが、これらが一番大きい作用です。参考までにどうぞ


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