何張りも弓を・・ (投稿14件)[1〜14]


1:弓引きさん
くだらない質問でスイマセン

なぜ上級者の方は何張りも弓を持っているのでしょうか?

個人的には1張りを練習、試合用に使い2張り目は破損した予備用だけでいいと思うのですが、4張りくらい持っている方もよく見かけます。

何か意味があるのでしょうか?教えてください

2:しいたけさん
それって竹弓ですよね?
自分もよくは知らないのですが、一張りの竹弓をずっと引いていると弓がヘタって(?)しまうらしいです。
だから2〜4張りぐらいの竹弓を毎日とか季節とかでローテーションを組んで使っていくらしいですよ〜。
(この説明であってるのかなぁ・・・)

3:未熟者さん
竹弓というものは非常にデリケートなもので季節はもちろん、天候でも強さが変わってしまうといいます。ですから何日もたくさん引いたりするとすぐ弱くなってしまいます。ですからローテーション用の弓を何張りも持っているというのはよくある話です。基本的にはそこまでの数はいりませんが二張りでローテーションを組むのが無難です。あと調整用に弱い弓を用意しておく人もいますね。

4:半平太さん [url]
長いこと弓を引いていると自然と弓の数も増えてきてしまうもので、かといって眠らせとくのも勿体無いからたまに引いてあげてるのではないでしょうか。

でもしいたけさんや未熟者さんが仰るような理由で二張りは欲しいですね。

5:TOMさん
最低2本っていわれますね。
竹弓はその日の気温、湿度で状態が変化します。
夏用、冬用、梅雨用に分かれています。
その時期に自分の弓力にあった弓を購入します。

6:御庭番さん
竹弓は、一日50射が限度と聞いています。ですから50射以上引くときには、替え弓がひつようとなります。

7:弓引きさん
謎は全て解けた!(笑)

返信有難う御座いました。謎が解明してスッキリしました。

またなにかあればアドバイスよろしくお願いします

8:真尻さん
グラスにも厳密に言えば寿命があるんですよ。だから代わる代わる引いたほうが長持ちします。

それと、私だけかもしれませんが、グラスの弓は弓によって性質がかなり異なるので、違う弓を引くことによって射のバリエーションを増やすという練習になります。それに伴い、手の内もうまくなりますし、弓を開くイメージの捉え方も変わってきます。。

9:Tobyさん
>真尻さん
グラスにも寿命があるとは知りませんでした。
どれくらいの寿命があるのでしょうか?
それとカーボン弓にも寿命ってありますか?
あるとしたら何年くらいなのでしょうか?

10:真尻さん
グラスの弓は変形しにくい点が竹弓と違って便利です。逆に変形しにくいのがかえって壊れたらどうしようもないという要素を生み出します。

グラスが壊れたという要素は
@バネ的要素で、弓力が落ちてくる(飛ばなくなる)
Aひねりが強すぎて、弦が内側に入ってくる。逆の要素で外に出る。
B弓の上下のバランスが悪くなる
の3点が主に重要になります。

@点目は、長く使っているとそうなってくるのは仕方がない部分です。

A点目は、射手によってそういうくせがあるとなってしまう要素です。矯正器をかけると治る場合があります。

B点目は以外に知られていないと思います。

例えば、上押しが強い射手が引くとします。普通は簡単には変形はしません。しかしそれがあまりに引くたびに続くと、変形していきます(すごく長期的1ヶ月とかいう単位です)。しかし、グラスは変形しにくいので実際に見て感じにくいくらいのが事実です。もし、上下のバランス目で成りを見てわかるくらいまで変形しているときは、結構どうしようもない状況の場合がほとんどです。

11:真尻さん
では、その弓はどのようになっているのかというと、上押しが強い状態でくせがついているので、中押しができる射手が引いた時に、握りの上のバランスが非常に強いなと感じるでしょう。こうなった弓は「まっすぐ飛ばない弓」になっています。上押しが強い射手はその弓でももちろん中りますが、上押しという癖で中てているにすぎません。だから引いている本人は弓が壊れたという事に気がつかない訳です。今の例のように、うまい人が引いてみてバランスが悪くなったとか指摘されてみないとわからないです。

このB点目の問題は、実は弓の構造上の寿命でも起こることがあります。本当にゆっくりですが、バランスが悪くなっていきます。買った時から、しばらく引いてバランスがあってくる弓もありますし、最初が一番バランスがいい弓もあります。旬がいろいろあるわけです。バランスがいい状態の長さを寿命という表現をしますと、一番長いのが直心1,2、3(大体平均して4年くらいです)その他の弓はほとんど寿命の長さは変わらないような気がしました(大体平均して2年弱です)。弓道具屋の主人と以前話していて、直心が売れる理由は中るからという事だけではなく、寿命が長いからというものあるんだろうと言っていました。私も実際に引いていてそう思います。

(引いた弓)直心、直心2、直心3、ミヤタA、粋、無極、蘇峰、葵、翔、鵠心、桂、錬心、楠見、肥後蘇山

12:Tobyさん
ありがとうございました。
おかげさまで勉強になりました。。

13:北島三郎さん
わたしは直心1カーボンを使い、8年がすぎました。成はいいですよ。反発力もしっかりあります。ちなみに、高校、大学と毎日矢数をかけ、いまでも毎日30〜50射引いています。計算では、総矢数は楽に100000射越えています…。

14:真尻さん
>>13
炭素繊維強化プラスチックの方が、ガラス繊維強化プラスチックよりも強い素材なので長持ちするんでしょうね。私は手の内の感覚が狂うのであまりカーボンは引かないのでわかりません。もし、他の方が引かれても中る弓だとしたら、相当一定で中るバランスで引ける射手だという事になります。それはすばらしい事だと思います。直心もモデルチェンジしています。経験上、10年くらい前のモデルが関板も広く、バランスが狂いにくいと思います。私の師匠が持っている直心は10年強たちますが、いまだに現役です。


ホーム > 弓道座談会 > 2005/09まで > 何張りも弓を・・ (投稿14件)[1〜14]

(c)デビール田中 : 問い合わせ