カーボン入り竹弓のキロ落ち (投稿6件)[1〜6]


1:和佐さん
竹弓に詳しい方にお聞きします、現在カーボン入り竹弓を使用しています。弓は最初並寸23キロだったのですが、一年後には21キロ、さらにこの数週間で18キロまで落ちてしまいました。最近の湿度が原因かともおもうのですが、それに加えて36グラムという重量のある矢を使い始めた事も関係が…と、推測しています。また、私の弓は裏反りがないので、カーボンが裏反りの代わりをしています。故に毎日百数十射の練習による、カーボンシートのヘタレか?とも考えています。
◎矢のグラムをおよそ適正値30グラムにし、二本の弓でローテーションすれば落ちたキロ数は多少回復するでしょうか?

2:枕流@宮崎さん
カーボン入りに限らず竹弓は購入後弓力が多少落ちます。一般的に張り込んでいる間に1から2キロ程度落ち引き始めてさらに1キロ、夏場にはさらに1キロ程度落ちます。ただ弓による(作者にもよる)ので落ちない弓は落ちないし落ちる弓は落ちるとしか言えないようです。神のみぞ知るというところでしょうか?また弓のローテーションは必須です。私は年に最低3張り準備してます。

3:弓遊びさん
今現在、カーボン入り竹弓を使用中です。
購入時は梅雨前で伸寸の22キロでしたが、徐々に矢数(2百射越えの日多数含みます。)をかけて行くに従い又、裏反りも低くなりましたので夏の終わり頃にキロ数を計ってみた所、20キロに落ちていました。その後、現在まで割と安定しています。季節により0.5キロ前後程の違いは有ようですが…。私の場合約四ヵ月で2キロ程目方落ちしましたが理由があります。私自身が入木強めの弦通りが好みですので上成節辺りと上切詰節辺りに、一番弓に型を付けやすい時と聞いた事がある梅雨から夏にかけて矯正器を使用しました。当然、弦は張りっぱなしです。それにより裏反りが低くなりまた弓の上部のみ矯正器を使用していた為、鳥打ちが弱まる傾向にありました。もともと下が強い弓でしたので張顔を整える時は乙腰節辺りを痛めて整えていました。上下両方を痛めながら自分好みの型にしようとして使用していました。その為に約四ヵ月くらいで2キロ程の目方落ちをしたようです。
昨年秋から今までの所は安定しています。昨年冬からは、もう一張りの竹弓とローテーションを組ながら使用しています。
また、同じ弓、同じバネ計り同じ引き尺でも弓力の計り方によって2キロ〜3キロの違いが出ることがあります。和佐さんの場合ですが、使用期間は私とほぼ同じ位だと思います。ので計り方が一定していないのではないのでしょうか?
答えになっていないですね。失礼しました。

4:和佐さん
枕流@宮崎さん、弓遊びさん、返信ありがとうございます。

ローテーションをきちんとして、弓を今以上に大切にあつかえるようにします。

ところで、やはり、極端に重い矢は弓に負担になるんでしょうか?また、太い弦のほうが、弓にはやさしいのでしょうか?

5:天平の弓引きさん
弓力によって、矢の適正重量はありますが、軽すぎますと離れでの衝撃が矢に吸収されず、弓・弦ともによくはないと思います。とくに、その分の衝撃が弦にいって数十本も引かぬうちに弦切れなんてことにつながるかと思います。そして、太い弦が弓にやさしいということはないのではないかと思います。細ければ細いほど、弦音がかんだかく、まさに金属音ですね、キャンとなきます。ただ、長持ちするとは限りません。そして、弓の返りも早くなります。逆に太いと、弦音はさえないものになります。切れにくいとは思いますが。そして、弓の返りも遅くなります。その弓力にあった、矢の重量、弦の太さを吟味するのがよいかと思われます。参考になれば幸いです。

6:枕流@宮崎さん
弓の負担(破損の確率が高い)になるのは軽い方だと思います。巻藁矢はたいがい重いですよね。
あと、昔からの材料を用い昔からの製作法で作られたものは合成接着剤でも比較的落ちにくく、量産のためあまり枯らしていない質の悪い材料や、(杢ものは質に関係なく落ちる)変な側木を用いると落ちやすい傾向にあるようです。私の知り合いでもこの手の弓(カーボン内蔵棒弓)で5キロ落ちたという方がいます。


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