耳をぶちます (投稿2件)[1〜2]


1:達也さん
僕は東北の高校で弓道をしているものです。去年ははやけで試合などに出てもだめだめだったのですが、今年に入って中てることをあまり意識しないように引くようにしてから試合でも中てられるようになりメンバーにも選ばれるようになりました。僕は以前から、大三が広い傾向にありそれを注意して弓を引いていたつもりだったのですが、最近鏡などで確認していない間に大三がかなり広くなってしまったようでしまいには耳までぶつようになりました。それにともない中りもさっぱりになってしまいました。やはり、離れるときに恐怖心がついてしまったようで離れの瞬間目をつぶってしまい最後まで的を見ることができません。耳をぶつのは、やはり大三が広いのが原因なのでしょうか?どなたか、解決方法教えてください!

2:真尻さん
大三が広い射は安定しやすいですが、離れが鈍くなりやすいです。それは、会における手先の力のかかりが大きくなりやすいからです。

私も疲れてきたときの対処法として、大三を大きくしてしのぎますが、最初からこの射形だとこれでうまくいかなくなった時の逃げ場がなくなり精神的にきついと思います。

大三が広いのを弓道会では良しとしませんが、メリットはもちろんあります。勝手の線と肩の線を会でまっすぐにしやすい点が一番大きいです。

達也さんの場合をイメージしてみると、おそらく肘に力が伝わっていないと思います。それが原因です。中途半場な大三をとっているのではないかと思います。
大三で一番、肘、肩、勝手の3点が効く広さは肘が打ち起こしから前に流れない部分で肘を張り、その長さになります。矢の半分以下とかいうのは、打ち起こしの肘の角度から変わってきますので、一般論で測れないのでご注意ください。矢の半分というのはみかけの美の観点からは本当ですが、力の使い方から言うと絶対本当ではありません。

では、その引き方の強制法を書きます。取りかけの円相の取り方を丸太を抱くのではなく、縦長の楕円体をかかえるようにして勝手を遠くにしてください。このままの形を崩さないように打ちお越します。その際、勝手は30度くらいに打ち起こします。大三で45度まで引き上げながら、肘を後ろにやります。肘は流してはいけません。こうすると肘が利く大三の意味がわかってもらえると思います。

また、逆もいいと思います。打ち起こしを低めで、大三を会の一歩手前まで大きくとり、顔向けを入れて肘の角度を小さくするイメージをもって会にもっていきます。それもありですが、あまりまわりからいい顔されないでしょう。

あくまで、射を見てないのでイメージで書いています。合わなかったらすいません。


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