射型について (投稿63件)[58〜58]


1:半平太さん [url]
前からこちらで書き込みを拝見していてよく思うのですが、特に高校生に射型に拘る人が多いような気がします。
射型を整えることはそれ程魅力的なことなのでしょうか?恐らく指導者に口酸っぱく言われ続けているのだと推測しますが、ここに何か勘違いはありませんか?

私は、射とは「基本体」「基本姿勢」「基本の動作」などを含めた「体配」と、射法八節に代表される「射技」から成り立っていると思うのです。
見た目に「射型」として映るものは、体配と射技が合わさった物であり、それは結果であって目的ではないと思うのですが。

つまり、射型を整えようとして形から入るのは大きな間違いではないかと思うのです。それに見た目の射型が良いことが「正射」であると理解している(させられている)高校生が多いような気がしてなりません。

ある範士の先生が最近仰っていたことで、「なぞる弓は引くな」という言葉がとても印象に残っています。つまり形をなぞるような射は本末転倒である、という意味だと私は理解しています。

良い射、正射とは、執り弓の姿勢を取ったときから退場するまでの行射全てを指すべきだと思うし、正しい体配への理解なしに射技、ひいては正しい射型は成り立たないと思うのですが、皆さんはどうお考えでしょうか?

是非色々なご意見を聞かせて頂きたいと思います。

58:半平太さん [url]
こんばんは。なかなか煮詰まってきていますね
八節図のことですが、三つなら山なりになるとか四つなら矢印が違うとか、私も想像は付きました。
しかし、それは内輪の笑い話ではあってもあの八節図解を論ずるテーマとしては、イマイチではないでしょうか?
枝葉末節に落ちている気がするのは私だけでしょうか?

とはいえ、射形と射自体に対する非常に核心に触れるお話が沢山聞けましたし、また射道を追究する過程において見えてくるものの違いが分かったことは、私自信にとっては大きな収穫でした。

誰もが初心者の時代があり、それぞれの研究の過程を経てさらに広い視野で弓道を眺めることが出来るのですね。
このスレを立てた直後は、パンドラの箱を開けてしまったかとか、色々考えましたが、非常に内容の濃いスレになったことをまず皆様に感謝いたします。

先日、私の高校時代の射をビデオで見る機会を得ました。そこに映っていた自分は、顔を覆いたくなるような射でしたが、でも力の使い方などは本人ならでは納得できる要素がありました。
私自身は、射楽斎Uさんの仰る力のベクトルが分かるようになってまだそれ程経っている訳ではありません。

これからも大きな発見が多々あるものと信じて日々行射しています。
中りを超越した弓道に辿り着くまでどれ程かかるか分かりませんが、頑張っていこうと思います。
皆様、ありがとうございました。


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