どうしても慣れないこと (投稿6件)[1〜6]


1:バンビさん
正しい立ち位置を教えて下さい。うちの弓道部の部長の置く立ち札に合わせるとどうしても的1個分程前に立っている気がします。

2:真尻さん
的の面に対して正面につま先を合わせて立つのが基本です。あくまで的の面に対してですので、面が傾いていたら少しずれることになります。距離が変わりますので、まず的はまっすぐ立てましょう。

貴方の部長が立てている札の位置がずれている可能性はあります。私の道場であれば射場の床の板目が真横に走っていますので、弦を直角にあててその延長上に的があるような見方をして(わかりにくいかな?)立つ位置を確認します。

しかし、毎日引く道場なので立つ位置を一度計測して印をつけなおしてもいいかなと思います。そのやり方ですが、三平方の定理を利用します。的がいつも同じ場所にたっている事を前提として説明します。
最初に長いひもを用意します。
一辺の長さが、5:12:13の三角形は直角三角形になりますから、その比を考えてみると
11.67m:28m:30.33mの紐を用意するといいことになります。その長さにひもをしてみると直角三角形ができますから、安土の面に11.67mの辺をあててやると28mの先が立つべき位置になっています。(図を描きながらこの文章よむとわかりやすいです)

試合会場なんかに行くと立ち札の位置がずれている場合があります。だから、普段から印に頼るのではなく見た目でまっすぐ立てるように練習しておくといいですよ。人に邪魔にならない程度であれば試合会場でも印を無視してたてばいい話です。

さて、発展的な内容ですが的に対して前や後ろに立つと射にどういう影響をうけるかわかりますか?
前にたつと、手の内の入りが強くなります。後ろにたつと逆に甘くなります。そういう影響が矢所に出ます。どこに行くかは射手によって違いますから一概にはいえませんが、自分が前、後ろに立ったときどこに行きやすいかは知っておくに越したことはないと思います。

3:真尻さん
的の立て方の補足です。
大前の的か落ちの的を先ほどのやりかたで指定した後は、その的を基準にして1m80cmなりの幅を安土、射場どちらも計りながら印をつけていくといいですよ。

4:真尻さん
もう一点補足です。
狭い道場の場合は、しかたないので安土の長さを道場の幅に合わせて小さくします。28mの辺が短くなりますので、三角形を固定し、別のひもを用意して短くなった28mの辺の延長線を考えます。安土側をもっている人に2本目を持たせて、射場にもう一辺を誰かに持たせて短くなった辺の先端をもっている人が一致する所で合図します。(非常にわかりにくい・・・)
そこが延長線上にある射場の点です。

レーザーポインタを利用する方法もありますが、普通は手に入りにくいものです。あればすぐできて便利ですが・・・買っても他に使い道がありませんからね。(私はプレゼン用にもっていますけど)

意味がわからなかったらまた聞いてください。

5:バンビさん
丁寧な説明ありがとうございます。とても参考になります。きちんと計ってもらえるよう部長に頼んでみます。

6:紫音さん
うちの学校では的付けが目分量で大体この辺かなと思った所に立っています。で正確に立ちたいときはまず自分が思った所で胴造りを造りその両足の爪先に矢を置きます。そして一旦射位からでてその矢の狙ってる位置を見る。ずれていたらその分調節して立って、見る…とやっていくと合わせることができますよ。さらに胴造りの開き幅が確認できたりします!!
ですがこれは周りに迷惑がかからないときにやらないとダメかもですね(;^-^A


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