矢が真直ぐ飛ぶ原理 (投稿25件)[5〜5]


1:[K]さん
はじめまして。大学から弓を始めて二年目の[K]と申します。
和弓で矢が狙い通り真直ぐ飛んでいく原理がよく分かりません。どうして弓の右側に矢があるのに狙いとおりに飛ぶのですか、教えて下さい(>_<)

5:半平太さん [url]
横レスですが、残身で拳は会の位置よりもやや後ろにあるべきだと考えます。何故なら、真尻さんの仰った胸で開くということもありますが、基本は「弓の抵抗力」と「押す力とその掛かる位置」の関係だと思います。

会で弓手は体の中程から力を伝えて、特に角見で弓の抵抗力を受けつつ弓の右内竹の角を的に向かって推していますよね。
離れで胸の中筋から割れると同時に弓の抵抗が無くなるので、余計な力を加えなければその分反動で拳はやや後ろに移動するはずです。
結果的に、拳がやや後ろに移動するするのは弓が返った後(矢が弦から離れ、弦が弓を通り越して返る時)だと思います。
その際、矢が弦から離れるのは拳が後ろに移動する前なので、矢所に与える影響はないと思います。

しかしながら、離れの時点で明らかに後ろへ移動する力が加わっていたり、手の内を外側に捻ったりするのは正しい力の働きではありません。
あくまで、弓の右角を真っ直ぐ押した反動の範囲と、胸の中筋を中心に左右均等に離れた範疇での反動の範囲、それがよく言われる拳一つ分なのだと思います。


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