上押し (投稿19件)[1〜19]


1:パパンプさん
よく上押し切りの射型で中てる人を見かけますが、上押しのかけすぎなのかどうか知りませんが残心で弓が地面と水平になってる人がいます。

先輩は、上押し切りの射型の方が矢飛びが良いと言ってるのですが真横になるくらいに上押しはかける必要はあるのですか?どなたか教えてくださいませ。

あと、先輩曰く戦の時は弓は真横になってたそうです。無理矢理にでもまっすぐ飛ばすためなのかなぁ‥?こちらも知っている方がおられましたら教えてくださいませ。

2:エリカさん
それは少し、押しすぎかと思うんですが…。

3:FOXさん
戦のときでも弓は垂直に近い状態で保たれていましたよ。上押しをしたからといってまっすぐ飛ぶわけでも早く飛ぶわけでもありません。

4:パパンプさん
ありがとうございました。参考にさせていただきます。

5:道民さん
一応残身で弓が水平に倒れる射法は、中国にありました。
 和弓の場合、残身で倒れているのは、離れの時に押手手首が弓にあおられて、その反動で倒していることが多く、むしろ矢飛びは悪くなると思います。

6:虎鉄さん
戦国の時代、戦においてはいかなる時でも相手に隙を見せてはいけません。それは、死を意味するからです。いくら弓が遠距離の武器だとしてもあたらない時は相手が目の前に来てしまいます。そんな時、発射の後に弓を水平すればすぐ槍の代わりに攻撃に転ずることができるのでそのようにしていたのではないかと思われます。まぁ、やっぱり弓ですから殺傷力はあまり期待できないと思いますが。

7:半平太さん [url]
弓道誌に載っていた去年の全日(大学生)個人優勝者は、男女とも同じ大学でしたが残身で弓が大きく的に向いて倒れていましたね。

8:斜面射手さん
ある程度の上押しは的中・矢勢いに有利です。
弓は上長下短で下の反動が強いのである程度の上押しは
必須です。中押しと思っている人も実際はやや
上押しの要素が含まれて無意識にやっていると思います。

弓が倒れるのは矢が弦から離れた後ですから関係ないですね。
一種のパフォーマンス的なものだと思います。

9:うわさん
今月の機関誌読まれましたか?やはりあくまでも中押しが良いと思われますが…。上押しが的中や矢勢いに有利とは考えにくいです。また弓が離れた後に倒れるのがパフォーマンス?ありえない…

10:きゅうどうさん
的に入れたいという思いで離れたあとにぐっと的の方へ
押そうとすると体に弓が当たるぐらい倒れるようになり
ます。気合のタマモノかな(私の経験上)
実際、私は高校生のころそんな感じで弓が倒れすぎていました。
また中押しがよいといわれているのは、あくまでも理想であるような気がわたしはします。竹弓であれば中押しが可能であると思いますが。グラスの弓、特に反動が強い弓では中押しだと矢が上に飛んでしまいます。多少上押しをか
けないと的に向かっていきません。(あくまで経験上です)

11:葵使いさん
「理想的な中押し」というのは力のかかる方向で言えば若干上押しよりです。
上押し過ぎでも下から押しているのでもない中庸を中押しと呼びます。

と言いますか、和弓でまっすぐ押すためには上押しが必要なのです構造上。
洋弓のように一点で押してしまっては的へは飛ばないのです。
>中押しだと矢が上に飛んでしまいます
という状態ですね。
つまり
>あくまでも中押しが良い

>ある程度の上押しは必須
は矛盾しません。


>弓が倒れるのは矢が弦から離れた後ですから関係ないです
です。
弓を支えることをしていないか出来ないだけです。

12:べんてンさん
引き分けから会まで中押しが理想です。ただ会では上押しを加味したほうが矢勢矢所共に良くなります。

13:けんたろ〜さん
上押し容認のかたがいらっしゃるようですが、私はお勧めできません。残心で弓が地面と水平というのは明らかに上押しのかけすぎです。天紋筋がきちんとつくようにすべきです。

おそらくその先輩はそこそこ中っていてそのようなことを言われていると思いますが、上押しでは的中は維持できません。厳しいことを言わせていただくとその先輩は数ヵ月後、数年後中らなくなると思います。また審査は三、四段クラスだと確実に落ちます。

もし余裕があるのなら直して射形を改造すべきです。
上押しの誤解によって中らなくなったひとはたくさんいます。数年9割を維持されていたかたがこれによっって5割を切った、という例もありました。

直すと的中が一時的に落ちるかもしれませんが、それでも長い目で見ると直したほうがよいと思います。

14:きゅうどうさん
けんたろうさんに質問です。
上押しをかけすぎた場合は、離れで逆に動いてしまって
矢どころが定まらず中らないときいたのですが。
そのへんはどうなのでしょうか?おしえてください。
なぜ中押しなのか竹弓の場合とグラスの弓の場合とで
論理的に教えていただけるとありがたいです。
よろしくおねがいします。

15:きゅうどうさん
書きわすれました。
けんたろうさんは、
「そこそこ中っていてそのようなことを言われていると」
とありますが、N大学や某高校など中っている学校
(ほとんどはずしません)は、けんたろうさんがいう
ところの上押しのしすぎで弓がかなり倒れています。
なぜ、この人たちはあたるのですか?
その辺も教えていただけるとうれしいです。
よろしくお願いします。

16:斜面射手さん
弓が倒れるというのと、上押しがすぎるというのは
必ずしも一致しませんよ。葵使いさんもおっしゃってますが、
残身で弓を支えられていないだけなので。

それに「上押し」はよくないですが、「やや上押し」は
物理的に必要なのです。本当に上押しであてようと
思ったら狙いを上げなければいけませんね。でないと
滑走してしまいます。

>うわさん
弓道誌に投稿された内容が全て正しいと?あれはあくまで
投稿者の考えと受け取るべきです。「こんな考えも
あるんだな〜」程度に知識の材料として参考にとどめる
べきかと思います。それに今回のはかなり強引かと。

17:けんたろ〜さん
>きゅうどうさん
「日置流弓目録」第16条 手の内十文字の事 を読みますと、手の内十文字の事とは手の内の取り叶え様の事にて凡ての指を横の線と見、弓を縦の線と見て十文字の形になる様に取り叶える事也。
とあり、これが中押しと思われます。

>N大学や某高校など中っている学校はなぜ中るのか

詳しいことは知りませんが、それだけの練習をされていると思われます。弓が倒れていることと中っていることがどう関係しているか、というところまでは私はわかりません。

18:うわさん
技の内面的の働きによって上押しとか中押しといいます。上押しは角見と小指を主体とした働きをいい、離れた後の弓返りでは弓が斜めに本ハズが内側にきます。中押しは角見と中指を主体とした働きで、離れた後の弓返りは真っ直ぐになります。
理想は中押しですがたしかに手の内の重要な働きとして上押しがあります。しかし意味もわからず上押しをすると小指が閉まらず逆に弓返りは遅く、矢勢、的中が悪くなります。あくまでも手の内の理合いを知ることが大切です。

19:パパンプさん
新入生指導でごたごたしていてなかなかサイトに来る事ができませんでしたが、久しぶりに来れてこれだけたくさんの返信があって嬉しい限りです。

物事に限度があるのと同じ(?)で、上押しにも限度があるのですね。皆様の意見を一年指導に役立たせていただきます。


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