正面と斜面の違い・・ (投稿26件)[1〜26]


1:くど〜ちゃんさん
私は高校時代からずっと正面なのですが、正面と斜面の違いってなんでしょう?
基本的に斜面でも大三の位置に持ってきてから引いてくるじゃないですか!?
その辺どうなんでしょうか・・・・なにか大三以降に違いが生じてくるんでしょうか?

2:TOMさん
それは流派によってことなりますが、
口割りの位置より高い所で会となる。
離れのとき切り下げとよばれる離れ方をする。

3:斜面射手さん
大三と斜面打ち起こしは全然違うと思うんですが。
そもそも正面と斜面は用途の違いだったんですよ。
現代の正面は新しい引き方ですが。

4:けんたろ〜さん
大三以降であれば、それほど大きくは変わらないかと。細かいことはいろいろあると思いますが。

5:るんさん
>くど〜ちゃんさんへ
>ずっと正面・・
教本ありきで考えてみますと、
正面といっても、教本第一巻には、
次の三つの様式があるとし、
正面に打ち起す引き分けは一つではなく2通りあり、斜面の打ち起しでは、途中とめずにあるいは「三分の二」をとり引き分けるとありますね。

>斜面でも・・
それ以前に、様式からして違うのではありませんか。
ご参考までに、実際にそれぞれの射を拝見されてはいかがでしょうか。その違いがよくわかると思います。

6:MARINEさん
今晩は!私は弓道を始めて丁度一年になる高校二年生です。私の学校の部活は斜面で流派が日置流なんですけど大会なんか行くと斜面の学校がウチの学校ともう一校しかなくて他は全部小笠原流で正面なんですよね。なので正面の事は詳しくないんですけど斜面は「引分け」で「三分の二」で一度肩がきちんと下がっているかとか他にも色々確認してから会にもっていくんです(本当の意味での三分の二は別にあるのかも知れないですが……)。
それとか手の内も違いますよね?私の知っている方に高校時代小笠原の弓道をやっていた方がいて、その方は打起しした後に弓のねじりを上手くやれば弓返しは簡単にできたとか……。
あと、口割りだと先生に「口割りになってるぞ!」って注意をうけるんです。正面とはそこも違うんでしょうか?

7:自称早気さん
>基本的に斜面でも大三の位置に持ってきてから引いてくるじゃないですか!?
>大三と斜面打ち起こしは全然違うと思うんですが。

大三(押大目引三分一)は元々日置流竹林派の教え
だったと思うのですが。


それはさておき、正面、斜面の2つで考えてますがその2つもそれぞれ流派によって変わってくるので、ただ単にその2つだけを比較するのではなく、正面(又は斜面)の流派による違いを見つけてみるのも勉強になるかと思います。

また、現代弓道小事典に簡潔に違いが書いてあるのでそちらも参考にされてみてはいかがでしょうか。

8:斜面射手さん
>MARINEさん
高校に流派はあまり無いと思います。
ただの斜面or正面うちおこし、と表現した方が無難です。
正面=小笠原と思われがちですが、本多の影響の方が強いですね。
斜面では矢がつくのは鼻と上唇の間辺りといわれます。
弱い弓を引く女子では指導上は口割りでもよかったりしますが。

>自称早気さん
ルーツはそうですが、大三と斜面打ち起こしは
実際形的にも力学的にも違うものだと思います。
連盟の斜面は印西派の影響が強いと思いますし。

9:優騎さん
高校時代日置流を引いてた者です 今はわかりませんが 当時日置流を引いてた高校は2高しかありませんでした 射場に入るところからまず違い足踏みも違います 引き分けてから打ち起こしとなり 眉毛あたりで止めるのが三分の二 会に入った時口割りは許されません 手の内も紅葉重ねを使用 まったく小笠原流とは別世界でした

10:くど〜ちゃんさん
う〜ん。射形的な違いというのは見ただけで分かるのですが、なんというか正面には無い斜面の利点、欠点のようなものが知りたいのです。
説明不足ですいません。

11:道民さん
斜面は、正面にくらべ引きが小さくなりやすく、肩線が後ろをむきやすい。正面はその逆。それが一番大きいのではないでしょうか?

12:斜面見習いさん
変えましたが、僕が感じた利点は、斜面は正面に比べ手の内が作りやすいという所ですね 逆に難しいのは肩ですかね 先に正面を習ってたからかもしれませんが肩の収まりがなかなかうまくいきませんね まだまだ練習不足なだけですが僕が感じたのはその二点です。

13:斜面射手さん
的にあたればいいのであれば正面打ち起こしが有利ですね。

14:MARINEさん
斜面射手さん、本多流の事は名前しか聞いた事がなかったのでとても勉強になりました(^U^)ありがとうございます!正面一つでも色々あるんですね〜!
先生に口割り発見されたらすぐ頬骨の下まで上げるように言われるんです。。。

優騎さんが書かれた通り、小笠原とは入場から退場までの仕方が異なるとこだらけですよね!やり方が全然違うので、最初はウチの学校だけ違う事してるんだと思って先輩達に入場の仕方とか射位の入り方とか、あっているか何度も確認をお願いしていました(笑)
紅葉重ねは前に担当の先輩に形だけを教えてもらってそれでやるように言われていたのですが、部長からいつもちゃんと押せてないのに紅葉重ねなんてまだ早すぎる!と言われたのを覚えています(>_<)

日置流の中でも「印西派」は珍しいと聞きますが、印西派でやられている道場は少ないんでしょうか?

15:けんたろ〜さん
>斜面射手さん
そうでしょうか?私はそうは思いませんが。
正面、斜面で中る中らないの問題は誤解その他の問題になりかねませんね。
私見では流派は現在はあまり関係ないかと。個人の問題じゃないでしょうか。
>MARINE さん
印西は斜面で最もメジャーだと思います。
個人や学校で印西だ、という方は斜面ではたくさんいらっしゃいます。ただ、「道場」となるとどうでしょう?正式な門下の方にお聞きしないとわからないです。

16:善さん
>けんたろ〜さん 正面、斜面での中たる中たらないは重要でないですか?斜面は的中に適した射術ではないのでしょうか?何の問題が起こるのでしょうか?できればこれから自分の考えを改めるためにもお聞きしたいです。 >斜面射手さん あてるだけなら正面のほうが有利とはどういう点からでしょうか?私は今まで斜面が有利だと思っていたので…

17:けんたろ〜さん
書き方が悪かったようです。
正面、斜面の中る中らないの「議論は」です。
この議論は終わりがなく荒れてしまうのではないか?
ということがいいたかったのです。すみません。
斜面は的中に適した射術ということについては、斜面の者としては「そうだ!」と自信を持っていいたいところですが、そうだと仮定すると、大会などの結果で斜面が正面より中っていなければなりませんが、そうではないのでちょっと証明できません。また、斜面の絶対数が少ないということもあると思います。よって現在ではあまり関係がないのでは?と思います。
ただ、斜面日置が的中を重視しているのは間違いないところです。

18:斜面見習いさん
個人の腕の問題では?

19:斜面射手さん
けんたろーさんもお気付きのとおり、大きな大会で斜面の方が活躍することが少ないのが現実です。斜面の射術が優れているなら絶対数が正面より少なくても大会で目立つはずです。ただし、様々な条件下で的中させることが求められた昔は日置が優れていたのは確かだと思います。動かない的にあたればよいのであれば正面が引きやすく有利では?と経験、統計的に思うんです。矢勢・貫通力なども考慮すると一概には言えないと思いますが。

20:善さん
けんたろ〜さん、射面射手さん、納得のいく説明をありがとうございますm(__)m確かに、現在の状況を考えるとそのようになってしまうのですね。私の正面と斜面に対する見方が少し間違っていたみたいなんですが、「的中に関してはやはり斜面だ」と胸をはって言えるくらい、自分が努力しなければなりませんね!斜面の絶対数は少ないですが、その中で頑張らなければ。

21:深翠さん
「手の内が決まれば的中する」と言われるくらい手の内は大事です。

斜面は直接目で確認しながら整えられる点では正面より優れています。
でも目で確認しながら整えても正しく弓を握っているとは限りません。

斜面でも手の内が良い人は少なく、よほど修練された方でないと
手の内を正しく整え上手に働かせる事が出来ないのです。

また道民さんの書き込みにもあるように、正しく引かないと
引き分けが小さくなり易く肩が後ろに逃げ易いのも確かです。
これを無理に正しくすれば肩や肘を痛めかねません。

逆に言えば正面より打ち越しを低くし、三分の二をとったりする事で
引き分けの軌道をコンパクトにし、より的中に拘ったのだと思います。

斜面は力技、また特殊な引き方をするので正式な資格を持つ先生に
正しく指導して頂き身に付けないと的中は上がりません。
斜面は難しいです

22:斜面射手さん
斜面打ち起こしは世界的に見ても「普通」の引き方です。
どの国の弓を見てもわが国のような正面打ち起こしの
方法をとる弓は類を見ません。
実戦的に見ても、急所であるワキを相手にさらして
引くよりは斜面に構えた方が安全です。
それに、斜面は正面を改造した射法ではないので、
特殊だとか、より的中にこだわったとか言われると
なんだか違和感あります。もともと歩射=斜面、
騎射=正面なのはご存知ですよね?用途が違うのですから、
純粋に的中以外では比較ができないのではと思います。
また現代の大三をとる正面はいわば新型射法です、
もしかしたら騎射の正面よりすぐれているかも
しれませんね。

やはり斜面で引くものとしては、
「斜面は中貫においてすぐれている、しかし射術が
難しく、道場も限られるため正しい習得が困難」
だと信じたいです。

23:MARINEさん
けんたろ〜さんへ
てっきり印西は滅多に扱われていない珍しいものかと思っていました。。。印西派の学校は一校だけだとも思っていました。そんなことはなかったんですね〜!

24:弓遊びさん
私は、日置流のとある流派に所属しています。大分以前は流派の古式体配に於いて立射と割膝・ツクバイともに斜面打起しでした。しかし、近年は立射に於いては斜面、正面両方認められて(?)おり、割膝・ツクバイの時のみ斜面となっています。両方の弓構えと打起こしを行なう者として、『どっちがどうである』というような感じはありません。これは私が違いがわからない程ヘタクソなだけかも知れませんが…(汗)
斜面射手さんが遠回しに仰られている通り、『どちらも同じ弓道である』という感が強いです。私、個人としては斜面と正面の差はないのでは?と今は思っています。体配に関しても、流派の古式体配と現在の日弓連の体配の違いを指摘されても比べようがないのではないでしょうか?
後々、私が弓道を今より深く理解し得た時、斜面は何々。正面は何々。と言う事もあるかも知れませんが…。

25:るんさん
>10:くど〜ちゃん
>正面には無い斜面の利点、欠点
さて、どうなんでしょうね〜??
私の観点としてのたわごとです。

どうも正面、斜面という単位で一括りにして考えているように思えるのですが・・。

一例として、スキーで考えてみましょうか。
スキーにはノルディック、アルペンがあり、ノルディックといっても純ジャンプ、距離、複合があり、アルペンもスロラーム、ジャイアントスロラーム、ダウンヒルがあり、別にキロメーターランセのように最高速度を競うものまで様々あり、用具もまた種目により様々ですね。ノルディックにはノルディックの良さがあり、アルペンもまたしかりと思います。

技術から見ると、アルペンでは大きく分けてオーストリー様式とフランス様式がありますが、ウエーデルン(ワンコがシッポをふるようにといった意味があるそうですね)はどちらの様式の人がやっても、上手下手の差はあってもほぼ同じではないでしょうか。(利点、欠点というのは難しいな〜?)

正面、斜面の2つでくくったとするならば、その2つはすでに構え、また応用からして一つではありません。各流派には、長い間伝わるだけのものがあると思います。(そうでなければ、伝わるはずがありません。)特徴はあるでしょうが、様式の異なるものの利点、欠点というのは難しいと思います。

もっとも、私は、心朗らか、弓はたのしく(好勝手ではありません)のレベルですから、この程度の観点かもしれません。

26:真尻さん
斜面は手の内に関する完成の仕方の課程が違う為、離れる際のイメージが研ぎ澄まされやすくなります。簡単に言えば、少ない本数を確実に中てるには最適な方法です。上にも説明であるように、元々戦場で使っているだけあって、早く引ける、確実の要素も持ち合わせています。正面は、美という観点が大きいので正射を長く続けるのに適しています。
両方引ける私の感想です。


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