大三についての疑問 (投稿15件)[1〜15]


1:日置播磨さん
久しぶりに書き込みします。

先日高校生の試合を観戦してきたのですが、私の印象に残っているのが選手(学生)の大三が広いということに気が付きました。

私が習った(7〜8年前)大三は、勝手の手が左の乳通りと習った記憶があります。

しかし、私がみたものは勝手が頭より右側にありました。学生全てが広いということではありませんが、的中が高い人は広い印象を受けました。

この、大三が広いをいうことに皆さんはどうお考えでしょうか(私の地域だけでしょうか)?

特に弓歴に長い方の意見をお聞きしたいと思っています。

※私は学生を指導する立場にある人間ではございません。試合を見た素直な疑問です。
※この意見は学生・弓道指導者に対する批判・誹謗・中傷の類いではありません。

皆さんの意見をお聞かせ下さい。

2:元学生さん
私の地域も高校生は総じて大三は広いですが、的中はよろしくないです。

個人的には、大三が広いと引き収まりが安定しにくいので矢数練習が必要と思います。

「引分け」の打ち起こした弓を左右均等に引分ける動作の誤解で大三の目的を理解してないためでないでしょうか。

3:響さん
私わ高校生三年生で一般の道場でひいています
たしかにそういう高校生わ多くみかけますね
大三を大きくとると妻手の張りがつくりやすいきがします
結果あたりに有効なのでそういった大三をとるのでしょう
だから大三を大きくとる高校生がおおいんだと思います

4:環 ◆1HBuO8jIさん
大三を広くとることにより、引分けの方向を定め易く、結果的中において有利(矢数をかければ、ですが…)だからではないでしょうか。
弓返りをわざとさせないのと同系列の技術かと。

5:名無しさん
高校生で中てる人は大三が広いでしょうね。例外もありますが。特に押し手をかなり広くするような射を見かけますね。あと凄く硬そうな射をすることですかね。
高校三年間なら問題ないかと…。特に学生弓道となれば射が崩れれば直すのは難しいですからね。

うちはあくまで勝手、押手は平行、大三も腕が長い人以外は腕は伸びきらないように教えられています

6:黒紫さん
今はカーボン矢で節がないから、「引き尺の1/3だけ引け」と伝えるも分かりにくいのも原因の一つでしょうね。
最初に沢山引いておけば、後は下ろすだけなのでやりやすいのだと思います。

我論ですが、正面打起しだと1/3が特にやりにくいので、必然的に正面打起しの多い学生は引尺が大きくなってしまうのだと思います。

7:yumintyusugiさん [url]
引き尺の三分の一ですか?
 私は自分の矢尺の半分だと思ってました・・・

8:プリウスさん
教本にも三分の一と書いてありますよね。

9:MLさん
明らかに指導者(経験者)のいない原因でしょうね。
見ても正しいか誤りか解らない。
そういった学校が年月を経て先輩から伝承され、更に少しずつとある変化をしていく。

背中に指で字をかき、それを当てるゲームみたいな感じです。

最近では、正面とも斜面とも見えるような、ごっちゃ混ぜにした引き方をする学生もいると聞きます。

10:日置播磨さん
皆さんご意見ありがとうございます。

確かに大三が大きい(広い)方が勝手の引き尺が短いので、ブレ(余計な力の事)が小さく中る確率は高くなるなると思うのですが・・・

気になったのですが、大三が広過ぎると審査で減点の対象にならないのでしょうか(この4〜5年審査を受験していないのでわからないので)?

11:MLさん
日弓連の射と著しく異なると減点になるでしょうね。

特に大三で勝手拳が頭の右側なんて、教本に載ってないでしょう。

12:弦枕いじりさん
大三をとる時、打ち起こした肘の位置を変えずに手先だけ動かすため、筈こぼれが多いのではないでしょうか?
そのため打ち起こした位置から肘をはって(馬手の位置を変えず)大三をとる様になったのではないかと思います。
大三は、弓手の肘が伸び、弦に引かれて馬手が肘を支点に頭の前まで流れて来るはずなのですが。

13:いさん
広くすると左右のバランスを第三者が見分けやすい。また、鏡などを使用して射手自身もバランスを確認しやすい。

よって、胴体部のねじれに対処しやすいが、腰近辺が反る。

この反りを考慮した足踏み・胴造りを行っていればある程度的中が出やすいが、やってないと早気に陥りやすい。

また、引き分けなど意識が腕に集中しやすい動作では、胴体部がねじれやすく(ねじれに対処する力が働きにくくなる)、このねじれが出てしまうと中りにくくなる。

14:トキオさん
私は単純に、若い人は手先の力が強いからだと思います。

一般的には、大三で押手に引かれる力を勝手肘で受けることにより、押し引きの均衡を作ります。しかし手先の力の強い若者は、矢尺半分程度の張力では肘で力を感じにくいため、大きく引いて張力を増し、肘の張りを作っているのだと思います。手先に力が入っていても、肘で力を受けたり押し引きの均衡を作る点では合理的な射法ですので、的中も良いのではないでしょうか。

昔から学生は手先の力が強かったですが、今の子は弓が弱いので特にそうなったような気がします。

15:koryufanさん [url]
「勝手の手が左の乳通り」という表現は素晴らしいなと思います。この表現で習うと打ち起こしの後は、右耳の前方にあった拳を的側に移動させる事が理解出来ます。
これを習わないと勝手拳は打ち起こした位置に留まる事になり、日置播磨さんの指摘された引き過ぎの大三になります。
もっとも、矢尺の2/3位まで引き込んだ大三はそれなりにバランスが良いようです。
分かりやすい基準を教えて頂き、ありがとうございました。


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