坐射の立射って… (投稿3件)[1〜3]
- 1:刹那さん (08-08-03 21:13, ID:HsHGVW. [20183])
- 合宿で坐射を行うのですが、膝を痛めているので坐射が出来なく、立射をしなければいけません。
ですが、部活内で詳しく知っている人が居ないので、もし知っている方がいられたらご指導お願いいたします。
- 2:ああるさん (08-08-04 02:04, ID:3Z.fEu2 [20193])
- 「坐射に合わせた立射」を頻繁に見る機会があるので書き込みしますが、僕自身がしっかり習ったわけではないので、その辺は御容赦下さい。
とても長くて、分かりにくい文章ですみません。御不明な点があれば質問してください。
間違いの指摘も大歓迎です。
入場は他の方と一緒です。
本座の手前で他の方と合わせて立ち止まります。坐射は膝頭が本座に合うように跪坐しますが、立射の方は本座の少し手前で立ち止まったままです。
揖をした後、坐射の方が立ち上がるのに合わせて半歩踏み出し、坐射の方が両足を揃えるのと同時に本座に爪先を揃えます。
射位に進みますが、本座のときと同様に他の方と合わせて立ち止まり、坐射の方が跪坐する間待ちます。
坐射の方が開き足をするのに合わせて左足から踏み出し、足踏みをします。
坐射の方が弓を立てた後、矢番えのために腕を組むのに合わせて、一気に弓を立てると同時に腕を組み、矢を番えます。弓を膝頭に立てかけ、馬手を腰に取った後は、「坐射であれば立つべきタイミング」で取り矢をします。大前であればすぐに、二番であれば、大前の胴造りの終わる頃に取り矢をする、ということです。
間合いに合わせて甲矢を射ます。弓倒しまでは坐射と変わりません。
続く。
- 3:ああるさん (08-08-04 02:04, ID:3Z.fEu2 [20194])
- 射終わってからは「審査の間合い」と「競技の間合い」で違います。
「競技の間合い」の場合は、弓倒しの後は矢を持ち替え、間合いに合わせて甲矢と同じように一気に弓を立てて腕を組み、矢を番えます。前の方と一緒に動作をする場合は、前の方が腕を組むのに合わせて腕を組み、矢番え・弓を膝頭に立て掛け・馬手を腰に取り、待ちます。
「審査の間合い」の場合、的正面に向き直って足踏みを閉じ、本座に後退し(矢渡しを見たことがあるでしょうか?あの方法です)、矢を持ち替えて、大落が射終わるのを待ちます。大落の弦音が聞こえたら、射位に進みます。このときは、坐射の方と合わせる必要はないので、いつもの立射の通りに足踏み・矢番え・弓を膝頭に立て掛け・馬手を腰に取り、待ちます。
もし大落が立射ならば、本座に後退せず、そのまま矢を持ち替え、矢を番えます。
この間も坐射の方はいつもと同じように振舞います。
例えば、大前が立射である場合。本来は四番の弦音で一〜三番が弓を立てますが、大前は本座に居るので弓を立てません。大前を追い越すような形になってしまいますが、それは気にせずに、二・三番は弓を立て矢を番えます。大前は大落の弦音を聞いてから射位に進み、一番最後に弓を立てることになります。
そして、間合いに合わせて乙矢を射て、退場します。
四つ矢の場合も、矢をとって、間合いに合わせて射ます。
「審査の間合い」の場合も、勿論本座に返ったりせずに普通に退場します。
纏めると、「坐射の人を追い越さないように」と言ったところでしょうか。
刹那様も慣れるまで戸惑われるかと思いますが、一緒に引く坐射の方も戸惑われる事が多いでしょうから、その辺も気にしてあげてください。周りの坐射の方の体配は、「全員が坐射の場合と全く同じ」です。
何度か文中に出てくる「間合いに合わせて」は、「決められたタイミングに従って」の意味だとおもって下さい。「競技の間合い」の時に「間合いに合わせて射る」というのは、大前であればすぐ、二番であれば大前の弦音で打起す、三番であれば二番の弦音で打起す、という意味です。
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