早気と的中 (投稿6件)[1〜6]


1:ひろさん
私は高2なのですが、前から疑問に思っていたことがあります。
それは今でも悩んでいる早気です。
なぜ早気になって短い間には的中がでるのでしょうか?
中らない射でも離れの瞬間のバランスなどにより中ってしまうからなのでしょうか

皆様の意見などを聞かせて下さい。おねがいします。

2:天月さん
私の体験した早気は会で緩むのを治すためになったものでした。緩む前に離せば一時的には的中は出ます。ただし、その短くなった会が自分の中で慣れてくるとまた緩みだします。そして的中は落ちて・・・
という堂堂巡りなものでした。

また早気の人は先天的に左右のバランスが取れやすい人だとも聞いたことがあります。ですからある程度は体が調整して的に集めるのだと思います。

重要なのは早気で中るからといってその状態を持続させないことですね。
早気ではココ一番で実力が全く発揮できずに終わるのがほとんどですから試合でも使えません。

治すのは本人の意思と根気次第ですのでひろさんも頑張ってください。

3:魔咲さん [url]
バランスと言うより…タイミングって感じじゃないかな?
的中を上げるのは毎回同じ射が出来れは同じトコに矢は飛ぶじゃないですか?
会がないから毎回同じ状態て離れているから中るんだと思うよ。ただ、会が無いって事は崩れた時とか直しようがないから会は必要だと思うよ。

4:翔さん
はじめのうちは引き分けさえバランスよくできれば中ってました。
なので中らない射が中るようになるのではなくて、会で崩れる可能性が無くなって中りやすいのではないでしょうか?
でも一番の見せ所が無いし、決していい気分ではないですよね(苦笑)

私は以前早気のまま大会に出て、8射皆中した事があります。
勿論「早いくせに!!」なんて言葉も浴びましたし、自分でも喜びきれなかったです。
その日から気合で治しました。
治すのには周囲の協力もそうですが、気合も大切だと思いますよ。

5:きまぐれさん
早くなる初期段階では会において体力に余力が生じるので、最初はブレが少なくて中り易いと思います。例えば10秒会があった人が1秒しかなくなれば9秒分の力が会で余分に生じ、これがある意味よい離れを作り出すことになります。

しかし早いまま引いていれば会での持久力は次第に低下していき、早いと気づいてなおそうとしたときには持久力がなくなるばかりか、新しい離れの条件反射が構成されてしまうため、持とうとしても体力的にもてない、体が勝手に離してしまう。よってなおらない上に強引に持とうとするとゆるみが発生し中らなくなるのではないかと考えます。

またリズム、テンポの問題もあると思います。例えばゆっくりと手を叩いている状態からだんだん早くしていくと調子が良くなってきます。しかし調子が良いからといってリズムが早くなりすぎると体がついてゆかなくなり、これ以上早く手は叩けない状態になります。これは試していただければわかります。これと同じで会が少なくなる過程では自然にリズム、テンポが良くなってしまうので、まさにポンポンあたるわけですが、一定以上まあ一秒とか二秒まで会が減るとリズムが崩れ、会でのバランスが取れないため中らなくなると考えます。

あといつもより中るわけですから的にあたる感覚が強く、良い意味で強気のあたる精神状態になっていますが、会が無くなったときにこの強気の精神状態はなくなるので中らなくなるともいえます。

会が減る過程では体力、精神状態が一時的に良い興奮状態?になり中ります、この中りが早くなるのに拍車をかけ、一時の興奮状態から目を覚ますと、いつの間にやら谷の底、中るときこそ早気に注意ですね。

6:ひろさん
いろいろな意見を聞くことができて勉強になりました。
やはり早気はこわいものですね。これ以上泥沼にはまらないように日々練習にはげみたいと思います。
まだまだ弓道についてわからないことばかりなので、少しずつ理解していきたいです。
ありがとうございました。


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