強い弓と柔らかい矢の相性 (投稿8件)[1〜8]


1:Chemistさん
タイトル通りですが、どのような事が起こるのか教えてください。弓は16kgで、矢は柔らかいものです。離れのときに羽が取れたり、矢飛びが変になるのでしょうか?

2:目標与一さん
カーボン材質は固いというのを聞きましたが、うちの部活の先生が国体の選手候補の練習会で偉い先生に「〇〇君!カーボン矢なんか使ってるの?矢いろがついちゃってあたんないよ。」って言われたらしいです。先生も飛び自体は鋭いがうまくいかない時はまるで的の前で変化球のようにまがると仰ってました。材質が固いと勢いが伝導しやすいので鋭く飛ぶ分、捻りを加えると矢の反発がすごくて曲がっちゃうんじゃないですかね?

3:目標与一さん
さっきのは途中で送っちゃったので…矢の相性とかは結局好みじゃないですかね?矢がしなって引いてきてしまう人なんかは絶対柔らかい矢のほうがいいし、鋭い矢飛びが欲しければ固い矢にすればいいって感じじゃないですかね?あんまり矢の固さとかを気にしたことがないのでよく分かりませんが…

4:にゃおうさん
自分もカーボン矢持ってますが、あくまで練習用ですよ。離れの調子を見るのに使ってます。自分はカーボン矢は調子が悪いと矢色が
すごいつきます。
人によってちがうのかなぁ??

5:某Bさん@アーチャーさん
矢のスパイン(堅さ)は矢が飛び出すときに宿命的にアーチャーズパラドックス(矢の蛇行運動)をする以上、軽視すべき問題だとは思いません。タカハシ弓具さんがイーストン社のアルミ矢に関してですが独自にスパイン表を作っていますので参考にして下さい。
http://www.takakyu.com/05.html

基本的には強い弓には固めのスパインで、弱い弓では柔らかめのスパインが原則ですが、矢の重量や長さ、重心の位置などで矢のスパインは微妙に変わりますし変えることも出来ます。スパインが弓の強さに対して柔すぎるとアーチャーズパラドックスが激しく出るため前へ、逆に堅すぎると強い反発力が出るため後ろへ飛ぶのですが、弓道に関しては逆になるかも知れません。
http://www.a-rchery.com/paradox.htm

なお、素材についてはカーボンはスパインが固めとなりますが、アルミに比べて軽量という利点があり、遠的では重心の位置設定と常に一定の射形が確立されていれば、腰を折るような変な射形を取らなくても近的に近い射形で十分飛距離を稼げる利点はありますが、極端にキロ数が低い弓でない得ればイーストンのSL形番の軽量アルミ矢でも十分だと思います。

6:某Bさん@アーチャーさん
以下訂正します。

(誤)極端にキロ数が低い弓でない得れば
(正)極端にキロ数が低い弓でなければ

7:おじんさん
僕は学生の時に20キロオーバーの弓を引いていましたが、はじめは普通のジュラルミンシャフトの2015ってやつを使ってました。一般に男子学生が使うようなやつですね。
でも、2015だと軽すぎて、調子の良い時ほど的の手前でホップするように浮き上がる感じになってしまい、中りづらいと感じました。

結果的に2117という一番重いシャフトに変えたら、安定してまっすぐ飛ぶようになりましたよ。
羽も柔らかいとダメみたいで、それまでは手羽だったのですが、尾羽に替えました。

この組み合わせだととりあえず20キロ台までは大丈夫だと思いますよ。
16キロ位なら矢飛びに違和感を感じていないのなら2015のままでも十分だとは思いますが…。カーボン矢とかは軽いので、確かに皆さんのおっしゃる通り矢色がつきやすいかもしれないですね。

8:某Bさん@アーチャーさん
本来、強い直進性を持つカーボン矢に矢色がつきやすいという点が少し不思議です。カーボン矢で離れ(リリース)を失敗した場合、蛇行(パラドックス)するよりも真っ直ぐ外れるイメージなんですが…。

カーボン矢が蛇行運動する原因として矢の重心位置の調整不良が考えられます。矢尻(ポイント)側をやや重たくして矢の全長の中心より矢尻側に重心を持って行くと本来のカーボン矢の良さが出るような気がします。
http://www.usiwakamaru.or.jp/~doraemon/school/foc/foc.htm

また、この調整で矢の堅さ(スパイン)を軟らかくすることができますので、堅すぎる場合の調整としても有効です。


ホーム > 弓道座談会 > 2005/09まで > 強い弓と柔らかい矢の相性 (投稿8件)[1〜8]

(c)デビール田中 : 問い合わせ