【デビ】 第七回デビール杯優勝のhrktmkさんにメールでのインタビューを行いました。
優勝おめでとうございます！ 優勝のご感想は？
【hrktmk】非常にレベルの高い大会で、毎回優勝者はかなりの的中をほこっていますので優勝するとは思いませんでした。特に何かの大会で優勝する機会というのも多くはありませんので、練習の成果が報われた気がしますのでとてもうれしいです。
【デビ】いや〜、射詰めがついに100中超え、的中の秘訣などはどこなのでしょう？
【hrktmk】深い会を持ってとにかく伸び合いと的の方向に押し続けることを強く意識することでしょうか。
【デビ】…「12射+108射」も「深い会」とは、意識とは言っても大変な体力が必要そうですね。今回連続的中が100を超えましたが、最後はなぜ外れたのでしょう？ 振り返ってひと言。
【hrktmk】かなりの近眼でして、普段から常に眼鏡をかけて生活しているのですが、外す一本前に矢と同時に眼鏡も吹っ飛ばしてしまいまして…。
自分としては眼鏡を新たに作ってから続きを引きなおそうと思ったのですが、立会人から「いつまでもお前の射見てるほど暇じゃねぇ」と言われましたので、渋々裸眼で引いたらとんでもない所に飛ばしてしまいました。もちろん後悔はしてますが、100本以上付き合ってもらった彼に文句を言うわけにもいきませんから。とにかくモヤモヤしてます。
【デビ】確かに100射もの間見続けてくれる友人は貴重ですから、率直な意見だったのでしょうね。「ほっとけば、三十三間堂の通し矢的に一昼夜引き続けちゃうんじゃないか？」 とか思われたりしたんじゃないでしょうか。そんな日々の猛練習に付き合う弓具は何を使われているのでしょうか？
【hrktmk】弓は凛の12kg、弦は光弦、ユガケは和帽子を使っています。
高校の弓道部が和帽子を使うような方針でしたので、大学でも継続して使っています。
非常に廉価で粗末なものなので早く買い替えたいですけど、いかんせんお金がありませんので…。しばらくは我慢します。
【デビ】デビ杯優勝者で「和帽子＆12kg」というスタイルは初めてなのではないでしょうか？ 中る人＝強い弓って訳でも無いのですね。さて、普段の練習内容についても教えてください。
【hrktmk】とにかく矢数を誰よりも多くかけて的中を維持するようなスタイルですので、最低でも150射程度の矢数はかけるようにしています。
練習は毎日行っています。大学生なので練習時間は比較的かなりの時間を確保することが出来ますし、道場の開放時間も夜の１２時までですので、練習に打ち込めるような環境は整っています。一緒に夜遅くまで残ってくれる仲間もいますので、一緒に切磋琢磨しています。
【デビ】「最低でも150射」…、なんか年々練習量も増えているんですけど…、かなりの時間を道場で過ごしていそう、大学生ならではのどっぷり弓道生活なのでしょうか、さて、そんなhrktmkさんの今後の目標は?
【hrktmk】今後の目標は、団体戦の「落ち」としてチームの柱になることです。個人戦で入賞するために努力する、というのも良いかもしれませんが、やはり大学弓道の醍醐味としては仲間と連帯して強いチームを作っていくことにあると思いますので、団体戦の方に重きを置いて頑張っていきたいと思っています。
【デビ】そうですか、大学弓道の醍醐味ですか、未経験者にはまぶしい世界ですね。自分の好きなことに思う存分時間をかけられる最後のチャンス、百発百中で不動の大落を確立してください。
最後に弓道のすすめへのコメントなど、ありましたらお願いします。
【hrktmk】このサイトは、高校で弓道を始めた時から掲示板などを見て技術や作法など様々なことを教えていただいた、いわば「もう一人の師範」といっても良いくらいの、私にとってはとても大切なサイトです。これからも益々発展していくことを願っています。
【デビ】師範中んないけどな〜（あ、自分じゃないか）。
今回はご参加、ならびに大活躍をありがとうございました。大学団体戦での活躍も期待しています！ インタビューもありがとうございました〜