【デビ】竹弓の外竹・内竹には真直ぐな「芽竹」が使われているので、皆さんご使用の竹弓の節を一度観察してみてはいかがでしょうか。竹は一節ごとに交互に枝を出しますから、「節目(芽の出るくぼみ)」が見つけられますよ。
側木には櫨(ハゼ)を用います。物によっては「縄目」などの杢がみられます。側木を適切な厚みに切りそろえます。【写真3-1, 2, 3】
日曜ときどき矢師柴田勘十郎さんの製作によるシコ杢の弓が紹介されています。
http://www009.upp.so-net.ne.jp/yashi/yashi_022.htm
※ヒゴの組み合わせについては参加者の希望により様々な構成が作られたそうです。今回ご紹介の5本ヒゴは一例です。
関板には黒檀・鉄刀木(タガヤサ)・黒柿・桃・桜など硬めの木材を用います。関板を適切な形に切りそろえます。上関板が大きく、下関板が小さめです。
刃物や鉋で側木側を削り、成形します。「荒村(あらむら)・新村(にいむら)」と言います。その後、数千本射込み、調整のために「小村(こむら)」「射手村(いてむら)」と続きます。