巻藁練習


■巻藁練習とは?

【デビ】 巻藁練習(まきわられんしゅう)とは、ついに弓に矢を番えて、近距離の巻藁に向かって実際に矢を射る練習のこと。的に向かって矢を射るまで後一歩だ!

【セン】 なんで、弓道場にお米の入った俵があるかと思っていたけど、お米は無いのね。年貢を納めてあるのかと思ったりして。

【ボカ】 ね、年貢って…。昔は巻藁三年とか言ってしっかりと長時間練習したそうだ。三年もやっていると学生さんは学校卒業しちゃうので、きっと短縮されるわけだが、巻藁練習をおろそかにせず、しっかりがんばってくれ。


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■巻藁と射手との距離

図 巻藁との距離
自分の目線が巻藁の真ん中に行く高さのものを選択します。弓を左手で水平に引き上げ、末弭が丁度巻藁にあたるくらいの距離をとります。

日本では巻藁の代わりに不要になった畳に射込むこともあります。


■解説[1/2]:巻藁に向かい弓を引く


■解説[2/2]:巻藁から矢を抜く


■危険防止

実際に矢を飛ばすため、巻藁周辺に人がいないことを確認しましょう。巻藁を外すこともありますし、巻藁を貫通することもあります。背面に板などを置いておくと良いです。人にあたると怪我だけで済まないこともあります。殺人も出来る道具を学んでいることを忘れないことが大事です。


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