射道芸術の探修

■レビュー

【ボカ】ずばり、硬派！（イラストなんて表紙の弓と矢のみ）　大正生まれで海軍出身・武人で理論家・範士八段と来れば硬派で無い訳が無い。　射品・射芸を考える五段程度からは必読ではないでしょうか（だから現在の段階でデビはまだ読みきれていないし、初心にはきつい）。古来からの弓書の引用も多く、難しい漢字も多いが、手元に辞書を準備して是非読みたい。飾り気無い言葉で「ずばり」と核心を突く言葉に爽快感を覚えつつ、非常に考えさせられる。

■もくじ

新射学概要
1. 「新射学」ということについて
2. 「新智を拓く」ということ
3. 射形一代のこと
4. 射道考現学私見
修技要綱
1. 基本心法のこと
2. 射術の要訣
  1. 骨法のかんどころ
  2. 「離れ」の妙境と活箭の味
3. 射芸の修行
  1. 射芸修行の実際－その目の付けどころ
  2. 「射芸」の稽古法－教外別伝のこと
  3. 射芸実究の勘所－射裡見性への道
  4. 哲言録
  5. 未発千中－射行観法の修練
  6. 自己を見詰める修練
  7. 屁理屈の弁
  8. 弓哲弓言註解
射芸論考
1. はしがき
2. 「射芸」ということの原理
3. 「射芸」ということの輪廓
4. 「弓矢おのおの心あり」ということ
5. 「射芸」の実容について
6. 「心に得て手に応ず」ということ
7. 結語
先賢の遺墨に想う
1. 千射万箭悉皆新　竹隠
2. 射裡観心　射裡観神　竹隠　射裡見性　円覚別峰
3. 破邪顕正　竹隠
4. われ人に勝つ道を知らず　われに勝つ道を知る　柳生宗矩
5. 大虚無向背　宏鴻
射裡求美論
「射裡無隙」の探究
1. 「射行隙なきこと」の意義
2. 隙をなくする修練
射品の錬成について
1. 射品とは人間評価の基準なり
2. 射品評価の現実を考える
3. 射品の錬成策
4. 気迫の錬成について

射道芸術の探修

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