弓手の捻り (投稿10件)[1〜10]



1:foolishさん
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会の時に弓手は常に自分から見て反時計回りに捻り+上押し気味に力をかけるのですか?

また、押しの感覚がイマイチわからないので教えて頂きたいです

2:鷹司カオルさん
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 強い弓手、「名に負う山をも押す」弓手を作るにはやはりひねりが必要でしょうね。
特に私の場合で恐縮ですが腕が逆猿です。腕の肘が180度まで伸展しないのです。このままではピィーンと一直線になりませんから弓を開く・弦を押すには都合がよくありません。
 
 「雑巾絞り」は端を互いに逆方向に絞るので強い雑巾本体ができますね。弓道にもこれが言えると思います。
 @これは雑巾絞りとは言っていませんが、「紙をひねり破く如くせよ」とは大三の捌き方ですね。かくしてこそハリのある大三に入れると思います。
 Aこの時、弓手の方は角見を押す方向に働くでしょう。かと言って左腕全体をそのように持っていったら←←のように同じ方向なりますから絞れず強い弓手にはなりません。そこで肘←→のように逆回転させて強い弓手を作ります。逆猿の場合そうしませんと矢の押し線を的心線に乗せることができないのですよ。腕が曲がっている分「控え過ぎ」となってしまい的に正対しないで前に押すようになってしまい前矢が出易いのですよ。でも←→の絞りにより私は完全に克服できていると思っています。
 逆猿の腕とは、肘の脱臼状態ですが、形としては肘を骨節した後治っても元のようには成らず曲がりが残った状態と思って頂ければいいかと思います。私は両腕が先天的にそうなんですがもう引け目は感じていません。(トイエバウソニナルカモ)

B教本二に「弓はやや臥するを要す」とあります。これは斜めにせよというわけではなく伏せる方向にやや力を架けよということではないかと思います。これがちょうどカケの捻りと釣り合って行くのではないかと思いますね。

 その他にも弓射には相反する逆の向きの微妙な釣り合いで成り立っているところがまだまだあるように思いますね。奥が深いですw。

 長なりましたので「押しの感覚」についてはまた感じるところをまとめまして送ることにします。

3:foolishさん
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←→というのは弓手の捻りが左手は反時計回転で肘辺りの腕は時計回りで微妙に違うということでしょうか?

4:鷹司カオルさん
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 間違いました。よく気づかれましたね、申し訳ない。
 × そこで肘←→のように逆回転させて
 ○ そこで肘は→のように・・・・・

 左手は時計回り(回内)、肘は反時計回り(回外)・・・ということです。
 手首の回内だけでは弓が伏せて斜めになってしまいますが肘の回外で釣り合いが取れて弓は垂直です。離れのあとでやや前傾に収まります。(照るのはよろしくありませんからね)

5:foolishさん
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捻りとはそういうことなんですか!

でも、自分の場合左手を自分から見て時計回りに捻ると弓手が真っ直ぐ弓と接しなくなり矢口が空いてしまうので反時計回りに捻っているのですが…

私は高校生なのですが難しい事はあまりやらないほうが良いのでしょうか?

6:鷹司カオルさん
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こんばんわ。
 弓を始める前は自分の腕は特殊で「真っ直ぐな人はいいなぁ」と思っていました。でも弓をやればやるほど、人の骨格は十人十色と思うようになりました。前便では私自身の逆猿の場合を中心にして書きましたので当然画一的には当てはまらないと思います。ご自分に合った仕方を立てていってください。・・・お会いして実際に見会えればよく分かるのですが文章表現からはなかなか難しいことだと思います。
 

>>弓手が真っ直ぐ弓と接し矢口が空かないこと
が大事ですからご自分の対処法がよろしいかと思います。

 押しの感覚について下書きは出来たのですが、難しいことがあろうかと思いますのでまたの機会としておきます。ヒントとしては、前にお話した雑巾絞りの締めや詰合・伸び合い、腕の筋肉を用いない弓の開きと言ったことになろうかと思います。必要になったらメールでもください。
 高校生は伸びる盛りですし新進気鋭の時でもありますから遠慮は禁物かと思います。ご自分でブレーキをかけつつも前進する気構えも必要だと思います。

7:foolishさん
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何度もすみません

押しの感覚は肩ごと押す肩を伸ばすかんのかそれとも肩は沈めたまま押すのでしょうか?

また、離れの瞬間に押し手が弛む癖があり切り下げを誘発させてしまってます

自分なりに考えた結果、弓手・押しが密接に関わっていると思い
是非ともそこら辺の話しを拝聴したいです

8:foolishさん
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的顔ミスりました(汗)

9:鷹司カオルさん
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いいですよ。どうぞどうぞ。

>@押しの感覚は肩ごと押す肩を伸ばすかんのかそれとも肩は沈めたまま押すのでしょうか?
>A離れの瞬間に押し手が弛む癖があり切り下げ

徒手でやってみるとよく分かります。ご自分の弓手がよくわかるように鏡の前に立ちます。弓手を水平に肩の高さで伸ばします。(手は手の内のようにしていた方が感じが掴めるかと思います)
初めは肩を動かさないで、弓手を伸ばすように手の内を的のある方へ押し伸ばしてみてください。・・・・・多分どれほども伸びない・押せないと思います。これでは離れ時に負荷が取れただけですから緩みます。負荷が取れた時にプラスαの伸びが力として加わるようでなければなりません。しかもその力は離れるために意識的に加えては「離れを弓に知らせぬぞ良き」に反しますから他の射癖を生みます(切り下げ・振込・ブレ・・・)。従って離れの前からαを押しに内在させていなければなりません。それが「伸び」なのです。この伸びが離れの後にも残ることを私は「残伸」と聞かせています。
 ではこの残伸となる分をどう作っていくかはこうすれば分かり易いと思います。実はここに「前肩下巻」が重要になってくるのです。先程は肩をそのままにしていました。しかしそれでは伸びは生まれませんでしたね。今度は先ほどの姿勢から拳をグッと突き込んでみてください。ボクシングのボディーを食らわす時のような腕の伸ばし方です。この時肩甲骨が沈むでしょう。これが前肩下巻の極意ですよ。弓道ではジワリジワリと押していきますからこれを私は「押し伸ばす」と言っているのです。この時首が左に動いてはけませんよ。首つまり体は動かずとも腕が伸びるでしょう。この押し伸ばしの感じこそ「押しの感覚」であると思います。

 また、押し伸ばしは沈めた肩から多少なりとも上向きに働いていきますから離れでの「切り下げ」は起こりません。握り込まず正しく手の内を効かしておれば、弓は却って飛び上がるくらいで、残身の際に弓摺籐を握ってしまうようなことはありません。

 「切り下げ」は、引分けて来る時に「弓を下げようとする意識」が強いために引き収めたあとまで下がろうとする力のベクトルが残っていて離れで出てしまうのです。引き分け時にはカケを水平に横へ引き出すようにして弓を開く意識が大事です。どっちみち結果として下がって来る訳ですからね。下げようとしていてはのぞましい「引かぬ矢束」に至ることが出来ません。小さな射になってしまいます。

 いかがですか。

10:鷹司カオルさん
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 自分で the last レスをしておきながらすみません。ps.と思ってください。
 
 弓手肩を前肩下巻することは左肩を下〜前〜上というように反時計回りに絞ることになりますね。これに対して、右は前腕を肩とともに内側に巻き込むようにして腰骨に向けて絞りが効くように体を割っていきます。これこそ体を大きな雑巾に見立てて強力化している訳で、ここに全体的な安定が生まれてきます。逆に細かい部位はそれなりの部位・部所においてまた然りです。
 弓道ではどんなことにも偏らずに、心を総体の中心に置いて為すことが大事です。・・・大三というのも、「押しが多めで引きはその三分の一」でよろしいというのでありません。伸ばした推しの方の腕は力が入りにくいからこそ大きめの力を入れ、曲げていて肩より近く背中の筋肉の助けが効く右は左の三分の一ほどにして行った方が「釣り合いを執りやすい」という教えです。勿論、物理的には左右の弓幹と弦に懸かる力の大きさは等しいでしょうけれどもね。


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