弓道学科問題の特異性 (投稿3件)[1〜3]
- 1:鷹司カオルさん (09-08-10 20:49, ID:e.cL2Ao [24398])
Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; en-US) AppleWebKit/530.5 (KHTML, like Gecko) Chrome/2.0.172.39 Safari/530.5
- 学科問題の既出課題について傾向などの対策のために募集をなさっておられるようですね。これはこれでないよりはましでしょうけれども、心つもりの1つとしてお含みおいた方がよろしいかと思いスレを立てました。
弓道審査は弓道に対する己の精進の度合いを観ていただくものですから、同じ問題文であっても審査基準は違ってきます。例を挙げますと
『足踏みについて述べなさい』とします。
初段ならば、的を観て・的線・一足二足・角度・扇形・踏み幅について などでいいでしょう。
二段なら、上にプラスすることが的線不一致に拠る得失・土台作りの心構えなど。
三段なら、上にプラスすることが体形による踏み幅の違い。広い狭いに拠る矢飛びへの影響や気息での運行例など。
四段なら、上にプラスして、初心者への指導上の留意点などの記述の有無も求められるかと思います。
要するに、精進しているならば当然こういうことを心得ているであろうという段階が求められるのです。半年もすれば次の段位を受けることができる訳ですが、また同じ課題が出たからといって前回の記憶のままの記述では認許は下りないでしょう。
念のため、念のため。
- 2:てるてるぼうずさん (09-08-10 22:07, ID:vRmr6tI [24400])
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; YTB720; .NET CLR 2.0.50727)
- そうですね。術科も同じ事がいえます。初段の審査も、4段の審査もやることは一緒です。道場に入り、歩き、座って矢をつがえ、2本矢を飛ばす。これだけです。
7段、8段でもそこに着物で引く、ぐらいが入ってくるだけで、初段の審査とやることはあまり変わりません。学科で言えば同じ問題が出てるのと変わりません。
そこで何を見られているかと考えると、受信者の習熟度だと思います。学科に模範解答があるかもしれませんが、それはあくまでも解答者本人だけの答えであって、他の者にとっては決して良い答えでは無いと言う事ですね。
- 3:デビ ◆5h7.ceJYさん (09-08-11 01:28, ID:iAuW2ec [24402])
Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; en-US) AppleWebKit/532.0 (KHTML, like Gecko) Chrome/3.0.195.6 Safari/532.0
- >>1
>同じ問題文であっても審査基準は違ってきます。
ご指摘の通りであり、その様に全国共通で審査されるべきだと思います。配慮ある投稿ありがとうございます。
ただ、大変分かりやすいのですが、その審査基準は地域により異なり、また"分かりやすさ"は現在の地域審査レベルには持ち合わせていないが実情では無いでしょうか。そもそもの審査規定自身が非常に曖昧であり、それ以外は地域に根ざした独自の審査基準であると言えます。
提示いただいた例も実は、ある地域では3段であっても初段レベルの記載でも可とされたり、初段であっても3段レベルの記載を求められる可能性があります。
となると、回答者はどう対応するかというと、教本丸暗記なわけなんですね。「必要以上かもしれないが教本どおり丸暗記であれば、審査者も言葉の吟味も無く通るであろう」と。
今回のまとめの件で、色々と回答例も探ってみたのですが、その様なものばかりでした。むしろ地連発行の事前公開の問題に教本のページ数まで記載のモノも多数散見されています。
しかし、審査基準が不透明な以上、その対応は責められる訳ではなく、むしろ短期的な審査対策としては非常に効果があると思われます。もちろん、自身の習熟度を確認するという昇段審査の目的には沿いませんが。
そこら辺、地域による審査レベルの是正は弓道連盟の課題だと思われます。弓道誌を読む限り、昨年の理事会では話題になり昨年度に地方審査の視察まで行うようでしたが、本年度に入り半年たっても報告はありませんね。
個人的には、全国一律問題範囲を統一、各問題の採点基準を統一あたりまで進んでくれるとベストだと思っています。もし、ベストな状態まで行けば、このサイトの地域ごとの問題まとめはまったくの不要な物になるでしょう。
このサイトでの問題募集・審査対策は実は弓連の動きにもコソッと呼応しつつ、自分の勉強のためにまとめてます。(「地域によって、こんなに差分があるんだぞ」と問題意識が芽生えることも期待しています)
参考資料
------------------------------
段・級位の資格基準(すごく曖昧)
http://ecoecoman.com/kyudo/kisoku/shinsa01.html#kisoku_07
弓連として審査基準を是正する動きが見える弓道誌
http://ecoecoman.com/kyudo/book/kyudoshi_2008_10.html
http://ecoecoman.com/kyudo/book/kyudoshi_2008_11.html
ホーム >
弓道座談会 >
技術・体配編 >
弓道学科問題の特異性 (投稿3件)[1〜3]
(c)デビール田中 : 問い合わせ