弓力と矢の重さと狙いの関係について (投稿3件)[1〜3]



1:学生弓道さん
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例えば20sの弓を引いている人の狙いが水平より下を狙っていて、水平にするために矢を重くするとします。すると矢の速さが遅くなることによって水平で的に中るようになると思います。
一方で15sの弓で水平に狙いを付けて的に中る人がいるとします。この人の矢はもちろん20sの弓の人の矢よりも軽いはずです。
この両者の身長、技量が同程度である場合、両者の矢の速さは同じになるはずです。

このようなケースを考える場合疑問に思うことがあります。強弓を引くことのメリットとして、矢が直線的に飛ぶから、離れの誤差を矢勢でごまかせるから、等の理由で的中に有利であることなどをよく聞きます。しかし上のケースの場合20sの弓の人のは矢を重くすることにより強弓のメリットを消してしまっているように思います。しかしながら、狙いは水平であるべきだと多くの人はいうと思います。

狙いを水平にするために矢を重くするのであれば、軽い矢で弱い弓を使っても同じことな気がしますが、実際のところどうなのでしょうか。皆さんの意見を聞かせていただきたいです。よろしくお願いします。

最後に今回は風雨の影響は無視して考えるようお願い致します。風雨があれば重い矢の方が有利であることはわかりきっていますので。

2:ドン引きさん
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弓力の強弱は各自の好みじゃないですか。

強弓には引き分けと弓力を支える術を学び、弱弓には離れの軽さと不動を学びます。

それから、両者の中間くらいの弓で、しっかりと引き分けの底まで引いて離すことが大事ですね。・・・運動量を大きくする。
しかし、それは矢筋から逸脱して右肩よりも下に、後に、右肘を執る事ではありません。

私もまだ好くは理由が判りませんが、経験的に、その弓での良射には、その弓の引き分けの底を執ることが大事だと、思います。

実引き尺が小さい場合は、把の高さを高めにして引き分けの底を執ります。

殆どの射手が、15キロ前後の弓でも、制御し切れずに離れると上鉾が戻って来ます。
強い弓なら尚更弓力を活かさずに、空騒ぎの様な矢勢だと、思います。

先ずは、弱めの弓で矢にしっかりと弓力を乗せる事を練習しましょう。

3:天龍さん
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そもそも、狙いは水平でなければならないという前提に疑問があります。誰か一人が言ったことが独り歩きして、そうでなくてはならない、となってしまうことがよくあります。
教本には、狙いの上下は弓の強弱、矢の軽重によって決まる、とあります。
矢の軽重は、狙いが水平になるように調整するのではなく、弓の強さに耐えられるように矢の径を太くしたり素材を肉厚にしたりするのであって、結果として重量が上がるわけです。
そして、弓は的中に有利だから強くするのではなく、射手の筋力体格に強弱がピタッと合致して初めて完成度の高い射を実現できるから模索するのです。教本で、射技の基本の筆頭に「弓の抵抗力」として挙げられてるのは、全てはそこから始まるからではないでしょうか。


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