強い弓を引くメリット (投稿28件)[1〜28]


1:一さん
タイトルの通りです。

自分は今、18kgの弓を使用しています。
自分は弓力を上げて矢勢が上がることに喜びを感じます。強い弓は引き分けるだけでも大変ですが、引ききって離れたときのキレと矢勢は弱い弓では決して味わえないモノだと思います。

ですが、ただ気持ちがいいという理由だけで闇雲に強い弓を引こうとするのもどうかと思います。

自分の考える強い弓を引くメリットは

・弓力が強いほど 矢は真直ぐに飛ぶので狙いがつけやすい。つまり狙いによるブレが少なくなる。
・離れのキレが良くなる。弓が手伝ってくれる(?)。
・常に全力(精一杯?)で引こうとする。
・審査等で好印象。

デメリットは

・弱い弓でも言えることですが、射の維持(筋力の維持?)が大変。
・強い負荷がかかるため、腱鞘炎などの怪我。(過去に一度あります。2週間ほど弓を引けなくなりました。同じ弓力に戻すには数ヶ月かかりました。)
・道場に強い弓があまりない(自分は学生ですので…)

と、こんな感じです。

ここの掲示板の方々には30kg以上の弓を引いている御人がおられるようで…正直、憧れてしまいます。

是非、ご教授願います。

2:ふらふわさん
私の考えなのですが。
強い弓は、無理に引く必要がないと思うのです。

的中は、18kを引かれているので十分出ますし、矢飛びも凄まじいものが出せると思います。


強い弓は、矢も重くしないといけないですし、弦も太くしなければいけません。
ですので、矢飛びが弓力の割には、遅く感じられる場合もあります。

僕は、無理をせず、矢数が無理なくかけられる弓の方が好きですね。


私の周りの方を見ている感じでは、弓に負けて様々な悪癖がついている方が多くいらっしゃるので、私は、あまりいい印象を持っていません。

デメリットばかり書いてしまって申し訳ありません。

私が思うデメリットです。

3:白さん
弓力は単に好みの問題でメリットはありません。

御自分でいくつかのメリットをあげていますが、
これを読む限り18kgの弓でさえ、使いこなせていないことが推測できます。

修練を積まれることを期待します。

4:一さん
ふらふわさん、白さん、どうもありがとうございます。


>>ふらふわさん

自分の周りは みんな11〜14kgぐらいで、おそらく、ふらふわさんのおっしゃるように射が崩れるのを危惧してか あまり強い弓を引こうとしません。自分より強い弓を引いてるのが一人いますが、やはり、かなりの悪癖を持っています。


>>白さん

おっしゃる通り、自分は弓道歴三年の未熟者です。なので是非ご教授願いたいです。

>>弓力は単に好みの問題でメリットはありません。

先日、審査での進行の方のお話で、「矢勢が良いのは評価される」とおっしゃっていました。審査で評価されるのならば、やはり何かしらのメリットがあるのではないでしょうか?それとも、先生方の好みなのでしょうか?


他にメリット・デメリット・ただの好み 等のご意見ございましたら是非ご教授願います。
自分はこれ以上弓を強くしていくつもりで弓を引くか、もう弓力を上げないで引き続けるかで悩んでいます。みなさんの回答で自分の答えが出せたらいいなと思います。

5:紅一入さん
矢勢自体は弓の強弱とあまり関係ないと思います。
ただし、弱い弓の場合失敗したときの矢勢・矢所がガクッとひどい。強い弓の場合は失敗しても矢勢・矢所にあまり影響がない感じがします。
私自身は、弱い弓の方が「本当の自分の矢勢」という感じがするので好きです。強い弓の場合失敗に気づきにくくなるような気がします。
稽古できる日がもっとあれば、もう少し強くしてもいいなとは思っているところです。

6:ああるさん
あくまで個人的な考えですが、強い弓を引くことは良いことだと思います。

より自然に、より合理的に引けるように練習すれば、小さな力でより強い弓を引くことが出来ると思いますし、
逆に強い弓を小さな力で引けるように練習していく事は、合理的な引き方の実現につながると思うからです。

時間と体力のある時期にしか挑戦できないことですし、と思って、最近僕も強い弓を購入して練習しています。

7:アッキーラさん
自分は25kgの弓を使っていますが、弱い弓と違いごまかしがあまりきかないので、自分が引ける範囲で強い弓を引くことは良いことだと思います。

8:朗さん
私は20kg以上の弓を引いていますが、弓道に直結するメリットはあまり無いと思います。ただ、ある程度正しい射でないと強い弓は引けないと思います。
私が強い弓を引くのは矢勢もそうですが、引いている時の体にかかる負荷が好きだからです。弓を引いてるという実感が弱い弓よりも持てるがいいです。

9:ノタリさん
22kg(主)と16kg(予備)を引いています,強さの巾が大きいのは単に予算の関係だけ。
毎回強さの違う弓を引いていますと歴然とその差を感じます。左右の狙いは同一ですが高さ方向が多少違います。
弱い弓の場合は自分でも射形が整っていると感じ的中まで矢を目で追えますが達成感は少ないです、強い弓の場合は油断すると射形が崩れやすいですが達成感は非常に満足したものがあります。
理屈ではなく更に更に強い弓を引き感覚的な喜びを享受したいと思っています。

10:あかさん
無理に引けもしない強い弓を引いて中ているのは誤魔化しの中て射 って前この掲示板で見た気がしますね。自分の力量で引ける範囲の強さならそういうわけではないと思いますが。
私は強い弓の方が好きです。単純に矢が速いのが好きだからです。
ですが、部活内で私と同じ弓で私の物よりより1s強い新品の弓(私の物は入部したときすでにあったものなので新しさは解りません)を使っている同級生が居ますが、周りから見た目では私の方が矢飛びがいいそうです。
なので無理に強い弓を引くよりも、一つ段階を下げてその弓の力を最大限出してあげるのが良いのではないでしょうか。
単純に強い弓を引くことが快感で矢飛び云々はどうでもいいというなら話は別ですが。

ちなみに私の学校では三年生で引退したときでも12sの弓を引いていた男の先輩もいました。大会でも何度か入賞していました。

11:はげさん
強い弓、弱い弓どちらでもいいと思いますよ。好みだと思います。試合で勝って、審査に合格すれば、何だっていいんですよ。

12:ふぃごそざんさん
私は成るだけ強い弓を引くほうがいいと思います。

弓道は武道ですので、精神だけでなく体を鍛えることも必要です。

無論、無理は禁物ですが。

13:ブルーライトさん
個人的には強い弓を引くことに賛成です。
弱い弓を引くメリットももちろんあると思いますが,同じ弓を使い続け,射を鍛えていく上で,ある程度の到達域はあると思います。
時には,弓の`数以上の力を出そうとしてしまい,自然体の射に何らかの付加力を加えてしまう可能性もあると思われるのが怖いところだと思います。その時の"矢勢"や"キレ"は素晴らしいものが生まれるとは思いますが,あくまで,弓のポテンシャル内での射の創作活動に時折,区切りをつけて`数をあげることも成長する上で欠かせないことだと思っています。

14:沓下さん
うーん、考え方は人それぞれだとは思いますが、私は単なる好みだけの話ではないと思います。

弓の強弱は自分の力量にあったものを使わなくては自分の力(体力、射技)と弓の調和が得られませんので、力の及ばぬ強弓を使うのも力でどうとでもできてしまうような弱弓を使うのも上達には弊害となると思うのです。

弓力の目安は流儀によって異なるようですが、印西派では二張束ねて全力を以てなんとか素引きで引き込むことのできる弓の一張(つまり、なんとか引き込むことのできる弓力の半分の弓力)を使うよう定められており、雪荷派では三張束ねてなんとか引き込むことのできるもの(つまり全力の三分の一のもの)と定められていると聞きました。(いずれも、特に印西派は諸系ありますが私のご縁のあった系統の話ですので一概には言えぬかもしれません。)

力量と調和した弓を使うという前提に立った上であれば、稽古を重ねるうちに自分の力に調和する弓力は次第に上がっていくのでは、と思います。
ただ、より強い弓にふさわしい力をつけるために強弓での素引きをするなどによって筋力を鍛えるのか、今使っている弓が自然と物足りなくなってくるのを待つのかというあたりは、もう人それぞれですね。

昔は強弓を引くことが上手の条件であったというような話も伺ったことがありますので、より強い弓が引けるようになるべく稽古をしたのでしょうね。

15:kabukouさん
昔(戦前くらい?)は弓道場によって射位から的までの距離が異なっていた、と何かの本で読みました。
かつて強い弓がもてはやされたのは、弓力が的中に与える影響が今よりも大きかったせいもあるかもしれませんね。

16:るねっさん
弓が強い→弦の返りが速い→弓手・手の内を効かせる時間が短くて済む

弓が弱い→弦の返りが遅い→弓手・手の内を効かせる時間が長ければならない


つまり使う弓の強さに必要な技術を持ち合わせていればその弓の力を引き出せると思います。しかし弦の返りが速いほど反動が大きくなってしまいます。それに耐えるには相当な技術が必要でしょう。なので技術がなくて強い弓を使っている人よりも技術があって弱い弓を使ってる人のほうが矢勢が出ます。
これはあくまでも弓手・手の内に関しての意見です。ここには書いてませんが妻手やその他の技術も関係してきます。

17:戎魂さん
横入り失礼します。


確かに、強い弓は矢勢もあり、魅力的です。
しかし自分でも思うのですが、同じ弓、弓力でも上手な人が使うのと下手な人が使うのとでは、矢飛びが全然違います。

それが、やはり弱い弓だと目立ちやすく強い弓だとある程度矢勢がある分目立ちにくくもあります。


弓を選ぶのは個人個人ですから、文句は言えないですが、私はなるべく射癖を治し、弓の力を発揮できるようになってから弓力を上げるべきではないかと思います。

18:麩さん
先日、普段やや強い弓を引く人たちが何人も、あまり強くない弓を引く事がありました。
本来強くない弓を引く人たちに比べて、皆矢飛びがかなり良かったです。
半分は「引きこなせるから」もう半分は少し違う理由ですね。
矢勢は技術だけの問題ではないと思います。
ちょっとしんどいかなってくらいの弓は色々と考えさせてくれて面白いと思いますよ。

19:戎魂さん
技術だけではないのですね。

しかし、自分は矢勢に満足してしまいそうなので・・・

20:麩さん
>戎魂さん
具体的な事を何も書いてないのに納得しないでw荒れるだろうから書く気もないけどw

21:戎魂さん
軽い気持ちで発言してしまいすみません。


この掲示板で色々な意見があり自分自身もとても勉強になります。

22:Ukeさん
弓は基本的に強い弓のほうがいいと考えています。
強い弓は筋力だけでなく、「骨のはめ方」でもしっかりと正射を身に着けないと引けません。(私の私的な解釈ではありますが、「射法訓」の「骨を射る」の意味ではないかと愚考するしだいです。)
よって、無理をしない範囲で、ではありますがより強い弓を引くことは勧められるのではないかと思います。
矢勢に関しては、必ずしも強弓でないといけないわけではありません。先日、私の地区の射会で90才代になられる先生がいらっしゃっていました。弓自体は非常に弱い弓を使っていらっしゃるはずなのに、その矢勢は驚くばかり。(観的をしていてびっくりしました)
矢勢は弓の強さよりもその離れの鋭さなどが重要な要素になっているものと思いました。

23:天龍さん
皆さんおっしゃるように、引けるものなら強い弓の方が良いに決まっていますが、体格的に引きたくても引けない人もいますので、この話題は少し注意が必要です。
大学時代に、非力ゆえに女子並みの弱い弓を執り、ものすごい変則射形ながら、リーグで有名なほど中る技巧派の部員がいました。本人は弱弓を使いこなす技術に高いプライドを持っており、いつかこの話題になった時は、周囲が反論すると喧嘩になりそうなほど熱く持論を展開し一歩も退かぬ勢いでした。
私たちは、平気で弓の強さ自慢したりしますが、体格的に頑張っても叶わぬ人には非常に耳障りな話題なのですね。

24:sudachiさん
 強い弓に頼って引くのはよくありませんが、キチンと引くことで体力をつけることはよいことだと思います。

 従って的中や弦音、離れのきれなどの良さなど小手先のためにと言うのは論外だと思います。

 人というのものは何れ年齢と伴に体力が落ちてきます。終生弓を引き続けようと考えるならば、体力を付けれるときにつけるのが得策でなないでしょうか?

25:螺紋さん
初めまして
よろしくお願いします
いきなり首を突っ込む様ですが、流派によっては強い弓を嫌う所もあります。私の流派もその内の一つです。
弓は力や筋力で引くのではなく骨法を重視し自然に流れるように引けと教わりました

26:枕流さん
まずは自分で引いてみるのが一番です。

弓は本来強い弓で目当物に多くのダメージを与える技術がその根本であるべきです。

少なくとも自らの体験無しに事の優劣を他人に意見はできませんよね。

27:りんりんさん
天龍さんに共感します。私は19キロで引いてますが練習することによって弓が自分にあってきます。必ずしも強い弓を使いなさいとはいいません。言う人は偽ものです。弓は引くより押すことが大切なので自分が弓に負けないようにしてください

28:※さん
矢勢について語られるときに矢の重量が考慮されていないようなのが気になります。

「矢勢が良いのは評価される」ってことで強い弓を引きたいようですが,軽い矢を使えば良いのでは?
その方が簡単に矢勢が良くなりますよ。

90才代の先生が弱い弓を使っていても矢勢が良かったというエピソードもありました。
その先生の離れの鋭さを否定するものではありませんが,おそらくその先生は弓力相応の軽い矢を使っているのではありませんか。
これは悪いことではなくて,道具について熟知しているということです。
高齢になってから軽さを求めて竹箆からカーボンシャフトに移行される先生は少なくないですよ。


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