「かけほどき」とは (投稿7件)[1〜7]


1:BROWNYさん
自分でも調べたのですが「かけほどき」がよく分かりません。
会で、ギリ粉のキチキチという音が鳴りながら馬手の拇指と中指の接点が段々と滑っていく、ということは分かったのですが…

会で正しくかけほどきが成されるためには具体的にどういったことを意識すれば良いのでしょうか?
また会に入ってからだけでなく、大三、引き分け等で特別に意識しなければならないこともあるのでしょうか?

どなたかよろしくお願いします。。

2:武奘さん
日置流では、懸け解け(離れ)の極意を「九分九厘」と表現しています。
稲垣源四郎先生は、
 「ジ―――ッと引っ張ってきて、もうこれ以上引けない、ん―――っていった時ね、ビッ!て離す練習をするんだよ。」
と講話で話された、という記録があります。

詳しくは『稲垣 源四郎先生 講話 角見の働きと離れの時期』と云う本に記されています。

後、稲垣源四郎先生は「もうこれ以上引けない、これではもう遅い。“これ以上もう引けない”という瞬間に離さないと行けない。」とも話されています。

3:ヒビキさん
自分は特に何を意識するというわけでもなく自然と滑っていくのを待っているだけです。
があくまで私個人の感覚なので参考までにお願いします。

4:天龍さん
自分でやってみると分かりますが、「キチ・・キチ・・」と音がしていて、離れは音と音の間、それも次の音が出る直前に出さねばなりません。音と同時では良くありません。気にし始めると結構考えてしまって気が散り、私はむしろカケホドキの音は邪魔に感じます。他に考えることが多いので意識の外においています。

5:BROWNYさん
レスありがとうございます。

>>天龍さん
その音が鳴らないんです…
ですから、離れも完全に馬手が固まりきっている状態から無理矢理はじいて出している感じです。
それでもたまに音が鳴るときがありますが「ギッ、、、ギッ、、」といった感じでかなり断続的で音も重く、とても話に聞くようなものだとは思えません。


「会で音が鳴る」というのはあくまでも正しい射の結果だとは理解していますが、「鳴る射」と「鳴らない射」は、特に馬手だけに注目して言えば何が違うのでしょうか?

6:養心さん [url]
>会で正しくかけほどきが成されるためには具体的にどういったことを意識すれば良いのでしょうか?

引分けてきて会まできて、「かけほどき」を意識している場合では無いと・・・思います。
もっと会ではやること(意識すること)があるのでは・・・。

例えば引分けてきた力を矢筋方向に左右に続けるとか、縦線にも伸びるとか、的にも集中して気力の充実を図るとか・・・。

それらのことをやって集中していると、たとえ「かけほどき」がなされていても、自分(本人)の耳には入らない(聞こえない)のが、本来の「かけほどき」です。

>「会で音が鳴る」というのはあくまでも正しい射の結果だとは理解していますが、「鳴る射」と「鳴らない射」は、特に馬手だけに注目して言えば何が違うのでしょうか?

正しい射の結果だとは限りませんよ。
ギリ粉の質の違いもありますし、馬手の指を緩ませている場合でも、「鳴ったり」「鳴らなかったり」します。

「かけほどき」にはこだわらずに射を磨くのが良いと思いますが、いかがでしょう?

7:弓引き社会人 ◆eIaECUmIさん
打ち起こしから引き分け〜会に至るまで、馬手を握り込まず、しっかり伸び合う方が大切です。
カケほどきにそれほどこだわらない方が良いですよ?逆に緩めている印象を与える事があるそうです。


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