筈がずれていく (投稿10件)[1〜10]


1:ゲリョさん
はじめまして。
弓暦一年の高校二年生です。

先日とりかけの形を調整しようと今までと違う形で引いてみたら、引き分けの途中から筈が弦ごと的方向にずれていくようになってしまいました。

具体的には、筈が最初とりかけた所から人差し指の側面をつたって「ギギッギギッ」と動いてしまうのです。弦は弦道にしっかりと納まっています。

今まではそんなことはなかったので、すぐさま元の形に戻して引いてみたのですが、引き分けで必ず動いてしまいます。

捻り、手繰り、起こし等は問題ないらしく、他のカケ、弦、弓でも同じ症状が見られました。

うちの部には指導者がいないため、先輩や部員に聞いたり教本で探したりしましたが、全く解決方法が見つかりません。

この症状が出てから矢飛びが恐ろしく悪くなり的中も著しく落ちました。

どなたかこの射癖(?)の解決方法やアドバイスをお願いします。

2:一期一会さん
下過ぎる位置に(矢から離れすぎた位置に)取懸けていませんか?
また引き分けの際に手の内が崩れたり、力んだりしていませんか?

3:ゲリョさん
とりかけは帽子から筈一個分開けた所に常にくるようにしています。

手の内は確かに力んでます。

こういう射癖は珍しいものなのですか?

4:一期一会さん
珍しくは無いですよ!気づかない人もいます。完全に外れて筈こぼれする人もいますし

5:ゲリョさん
そうでしたか!

最近カケを新しくしてみたのですが、やっぱり同じようになってしまって…

いきなりなったので何か原因があるはずなのですが、治し方など知っていますか?

このままにしといても大丈夫ですかね?

6:一期一会さん
矢が外れる(ずれる)原因で多いのは、手繰り、手の内の力み、捻りのかけすぎ(手先のみで捻る場合が多い)などですかね。
これらは矢に沿っている人差し指が的方向に動いてしまい、矢を押し出してしまう為です。
(馬手を手繰るように動かしてみると、拇指は後ろに、人差し指は的方向に動くので分かりやすいかと思います。)

捻り、手繰り、起こし等は問題ないとのことなので、手の内の力みが原因ではないでしょうか?
また、的中や矢飛びが悪くなってしまっているとのことなので、三重十文字が崩れていたり、引きが足りなかったりして、わずかに会で縮んでいるのかもしれません。
実際に拝見しているわけではないので、的確なアドバイスではないかもしれませんが…

完全に外れてしまうわけでは無いようなので、それ自体はあまり影響はありませんが、不安要素はできるだけ消した方がいいですね。気持ちの面でも、射技向上の面でも。

7:ゲリョさん
筈こぼれというよりは、筈が弦ごと動いてしまうんです。

筈と弦はしっかりはまっているので、どちらかというとつがえた部分の弦が動くと言った方が正しいかもしれません。

説明不足ですみません。

8:紫弓さん
良い所に気づきましたね。
 実は筈の位置が動くかどうかは硬帽子を使う上での一つの目安と考えています。人の射を後から見るのは好ましくない理由の一つがここにあるかもしれません。

 単純に取りかけている最中に弦は引っ張られ続けようとします。そこで、取りかけの形が、鉤型(指間接が曲がっているタイプ)でも保てればいいのですがそれが出来ないとどんどん筈がずれていきます。(指と帽子が同時に引っ張られているのも注意です。)大三以降筈の位置が動かない事を意識する事で毎回同じ離れを出しやすくなります。すると、控えのバネも使いやすくなるのではないでしょうか。
 それが出来ない場合は、最初からつまみ型にして、捻りを加えたり手首で張るなりして、動かないようにします。ただ、この場合は普通の堅帽子であるべきかどうか、私は疑問を持ってしまったりします。

私はこんな事を考えてます。

9:ゲリョさん
引き分けにおける妻手の手の内の形が関係してたんですね!!

自分のは確かにつまむ感じで三角形になっています。
取り懸けのときはちゃんと鉤型にするんですけど、大三から引き分けにかけてどうしてもつまむ形になってしまいます。

無理に力を入れると逆効果なんですかね?

アドバイスお願いします。

10:紫弓さん
 無理に力を入れるという表現がどのような形を指しているのか分らないのでこれは答えよう無かったりします。
 まず、形を崩さない事が第一ですけど、その形から離れに至るときに、ギリ粉の摩擦を良く使う事が大切です。
 帽子は引っ張られますが、その際に押さえている指が、ギチギチと帽子の端にかかるようにして離れることを意識するといいかもしれません。
 こんな感じになります。
 


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