矢の飛び方について (投稿4件)[1〜4]


1:赤さん
こんばんは。僕は今年の4月から弓道を始めた高校生です。
先ほど「道具について」の掲示板を見ていて気になるレスを見つけたのですが、矢の飛び方は引き方や離れ、右手のひねり方等だけではなく、矢の羽の付け方等でも変わるのでしょうか?
僕は矢の飛び方が矢がぐるぐると回転したり、飛ぶ軌道もぐねぐねだったり、矢が斜めを向いたままそのままの向きで的へ飛んで行ったりすることがよくあります。又他の部員には見られず、このような飛び方をするのは僕だけです。
先輩に見てもらっても、なぜだろうと首を傾げられることもしばしばです。
道具のせいにするのは気が引けますが、矢に原因があるということもあるのでしょうか?
ちなみに矢は新入部員全員同じ地元の店で購入しました。
「道具について」の掲示板か「技術について」かどちらに投稿するか迷ったのですが、自分の努力次第で治る問題なのならアドバイス願いたいのでこちらにしました。
よろしくお願いします。

2:うさぎさん
原因が道具か技術か切り分けたいなら、
矢が真っ直ぐ飛ぶ友達に、矢を借りてみたらいかがですか?

3:無極さん
矢の飛び方が違うのは、離れ方によるものが大きいのではないでしょうか。
矢の走る道の事を矢通間というのですが、それには次の四通りあります。
1.勝手押手共に離れがよい矢が真直ぐに早く走る「延矢通間」。
2.離れが濁って矢は上下に振動しながら走る「泳ぐ矢通間」。
3.勝手はいいのに押手が悪く矢は左右に振動する「振る矢通間」。
4.押手勝手共に離れが悪ければ矢が円を描きながら走る矢。
又、押手勝手離れの三拍子が完全な射手なら、一間のところで物を射貫くよりも二間のところで射抜く方がよく貫きます。
真っ直ぐに走る矢にも、押し手が少し弱く勝手の切れが強い場合に出る「筈が押されて走るような矢」、「矢尻が引かれて走るような矢」、そして最上とされる「筈と矢尻共に前後へ引っ張られて走る矢」があります。さらに加速度が加わって延びる矢が更に良いとされます。
この他に、離れの瞬間押し離れたり勝手引きして離れる場合に多い「カーブを描いて走る矢」。押弱く、勝手ゆるむ場合に多い「斜めに平行移動して走る矢」。離れの時押手の締めが弱い人に多い「離れ際に矢が一瞬上に上がる矢」。伸合い不十分、会にて伸びきりすぎている場合に多い「弱弓に非ざるに弾道を描く矢」。があります。
最後に、矢に伸びがなく矢勢急に弱くなるのは、主として押手が弱く勝手切れの人に多いです。参考にして下さい。

4:にでもさん
当然、矢が曲がっていたり羽のつき方に異常があったりすれば、矢の飛び方は変わります。
その場合は特定の矢だけがおかしな飛び方をするはずですので、確かめながら引けばすぐわかると思います。
また、強い弓をお使いなら矢が負けている可能性もあります。
そうでなければ、技術の問題だと思います。


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