楽しくない… (投稿3件)[1〜3]


1:みょおさん
私は学生なんですが最近
的に中らずに調子が悪い
です。
特に中っている時と比べても
射形の変化はないのですが…

正直今は弓道が楽しくないです。

みなさんはそのような時は
どういうようにしたり考えたり
していますか?

2:矢筒さん
はじめまして。
現在大学で弓を引いております矢筒と申します。

私も大学一年の冬に全く的中が出ない時期があり、本当に苦しみ悩みました。
しかし、以前的中出ていたのだから信じて引けば大丈夫、的中が出ないだけで、「弓道」と広い長い目で見たら以前よりも成長している。
今は成長段階だから的中は仕方ないと思い、常に前向きに考えるようにしました!
そして今があります。
信じてよかったと、辛い時期があったからこそ成長できたのだと感じています。

中学生ということで、体の発達もまだまだ成長段階なのですから、確実に上達はしているんですよ!
上達しているのだから、的中は考えず、基本を見直せるいい機会です。
自分を信じて、もう一度基本を見直しましょう。

3:百夜 ◆WR1hQljoさん
学生ってことは中学生ではなくて大学生ではないかと。

楽しくないとき、楽しめないときはすばりサボるのもひとつの手ですね。「練習はしないといけないけど、どうせ練習しても中らないんだ」と思って練習をするとその通りになってしまうことがあります。特に練習の量や内容は以前と変わらないのになぜか的中が落ちていく、というときには弓を引くのが楽しくないでしょう。練習の手ごたえが感じられないのです。

様々な武道(スポーツ)において選手の成長段階のひとつとしてスランプというものがあります。スランプというのは下手になってしまうのではなくて、成長が一時的に止まってしまったような状態です。選手の技量が未熟な段階ではどんな練習をしても成長の余地が多くあるので一定の上達は望めますが、練習によってある程度の技量が身につくと成長の余地が少なくなってしまい、同じ練習では以前のように上達しないという状況に陥ります。このような状況に陥ってしまい「同じ練習をしても上手くならないのは自分が下手になったせいではないか。このまま練習しても意味がないのでは」と向上心を持てなくなってしまうとスランプから抜け出しにくくなります。

スランプに陥ってしまったときは、発想を転換して別の練習方法を取り入れるなどすることで改善できると思います。いつもは指導を受けていない先輩に指導をお願いしたり、同期にとことん納得のいくまで自分の射を分析してもらったりして、それまでの自分になかった新しい視点で自分の射を見つめなおす機会を作るといいです。そうすることによって今の自分に足りなかった点、改善・上達の余地が見つかるかもしれません。副読本などで射の理論を学習するのもいいでしょう。それでもなかなかスランプから抜け出せそうにないときは、一時的に弓のことを忘れるのもひとつの手かもしれません。とにかく、今までとは違う弓との付き合い方を模索されてみてはいかがでしょうか。

私は的中が伸びないときは「中らないって事はまだ自分はもっと上手くなれる証拠だ」と思っています。スランプのときは弓を引いていないときでもたまに「こうすればきっともっと上手く引ける」と突然閃くように頭の中にアイデアが沸いてくることがあります。そんな日は道場に入るまでのわずかな時間に「今日は昨日よりは上手く引ける」という期待でワクワクしてしまいます。まぁ、期待が裏切られることもしばしばありますが・・・後ろ向きになってしまうことは少ないです。

中らないときこそ抜本的に射を改善するチャンスでもあります。中っているときはなかなか思い切って射形を変えることはできないですが、中らない時だからこそ出来る練習もあるかと思います。

学生だと「試合日までに何とか中るようにならないと」と焦ってしまうことがありますが、この種の緊張感は自分にとって敵にも味方なりますので、必要以上に自分を追い込まないことが大切です。大学生でしたらインカレ個人戦地区予選が近いかと思いますが、頑張り過ぎないように頑張ってください。


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