弓手肘 (投稿5件)[1〜5]


1:よーじさん
過去スレに「弓手肘を伸ばす」と「弓手肘を曲げる」という言葉がありました。
私はこの議論以前に、弓手肘を曲げるということが理解できません……普通引分けで腕に絞りを加えると絶対伸びますし、曲げるとするなら猿腕みたいになります。
弓手肘を曲げるとはどういうことなのでしょうか?

2:黒紫さん
肘を曲げる(溜める)のは、堂射系の技術です。

確かに歩射では「意味が分からない!」とおっしゃりたい気持ちは分かりますが、本多流等は堂射系の竹林流から派生したものなので伝承されているのだと思います。

3:鷹さん
「溜める」という表現が的確でいいですね。他の流儀を修めている人から見れば曲げているようにしか見えませんが。
現代弓道講座第2巻(射法編-尾州竹林流射法、魚住文衛先生筆)に「猿臂の射」と項目を立てて説明があります。詳しいこと(あくまで文字の上だけのことですが)をお知りになりたいのであれば、現代弓道講座に目を通されてはいかがでしょうか。

4:usaさん
流派とかそういう詳しいことは何も知りませんが、私の現在の先生も「弓手肘を曲げろ」と指導する先生です。
弓を初めた時の先生は「弓手はまっすぐ押しきる」という指導だったので、曲げることを受け入れるのにものすごく違和感と抵抗がありました。


私の「弓手肘を曲げた射」の感覚は、

・打ち起こし時の、肘の少し曲がった状態を保って、大三をとる。(肘を伸ばさない)

・引き分けは狙いまで、「下ろす」という感じ(先生は「開く」と表現されるが、私には「下ろす」の方がしっくりくる)。的に向かって絶対に押さない。

・会での張り合いは、馬手の引きの力のみでつくる感じ。弓手はそれを支えているだけ。肘が曲がっているんだから、力を入れようにも入れにくい。馬手の力で張り合ってはいるけれど、弓手肘の部分は、おおげさに言えばぐらぐらなくらい。やわらかく保っている感じ。

・弓手は何もせず、馬手を強く飛ばすことで離れをだす。


上の引き方で、特に的中にも見かけ的にも問題はありません。
が!

1・どの弓道本を読んでも「弓手肘を曲げろ」「離れは馬手でだす」というようなことを書いてない。(「弓手は的へ向かってまっすぐに押す」「離れは弓手角見の押しでだす」というのがほとんどのように思う)

2・弓手肘に力がはいってないので、「弓手三分の二弦をおし」や「弓手先行」とかいうことに合致していないように思える。極端に言うと馬手だけで引いてるような感じがする。

という二点が気になります。
どなたか説明していただけると嬉しいです。

5:麩さん
体験談ですみませんが、
どのような技術体系で弓手肘を曲げるのかは知りませんが、
経験上、弓を押す為に腕の力を抜いていくと、弓手肘が少し曲がります。
おそらく無理せず、自然に腕を伸ばした状態ぐらいなんだろうと思います。
そこから離れるのに勝手を飛ばすというのはどうなんでしょう?
私は普通に左右均等に離れるような意識でやってますけど…


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