治らない早気… (投稿10件)[1〜10]


1:矢絣さん
高2の弓道班の者です。
1か月程前からいきなり早気になってしまいました。原因は大会の団体戦メンバーに選抜されたためプレッシャーからだと思います。 早気以前は的中率もよかったです。

この1か月間努力してきました。

的前で5秒保って戻す
この方法はいざ離そうというときに迷いが出てしまいあまりよくありませんでした。
今行っているのは、会が長い人より先に会に入り、その人の離れより遅く離す
というものです。
これは詰め合い伸び合い等を確認できるのでなかなかよい方法なのですが、いざ1人でやるとなるとなかなか上手くいきません…

会のことは気にせず、早いまま射ると中りますが、離してはいけない、と会のことを考えると離れに迷いが出て中りません。

そして昨日、今日と大会でした。

個人戦では最後の最後まで残りましたが、最後の1本を早気のために外し、団体戦では早気のために外し…(的すれすれでした)
と、両方あと一歩の所で県大会行きを逃しました。
この悔しさは忘れられません。
もし私が早気でなければ・・と思うと悔しくて悔しくて仕方がないのです。
一番の醍醐味である会がないのは淋しいことですし、周りの人に「早気だから…」と思われるのも嫌なんです。



秋にもまた大会があるのでその時までには以前の私のペースを取り戻したいです。


こんな練習方がいい、などありましたら是非ご助言お願い致します。

2:元学生さん
はじめまして。
>以前の私のペースを取り戻したいです

以前の自分を取り戻すことは、過去に戻るだけで伸びることになりません。
今までの自分を捨てて新しい自分(会が持てて、迷わない)を見つけるといった発想の転換がないと以前の自分と今の自分の往復になってしまいかねません。

新しい自分の一つとして、例えば離れに迷いが出ても当てられる自分を追及するとかどうですか?迷いが出ると外してしまうのは、どこか自分に外す理由をつけて逃げていないでしょうか。ここに心の弱さを感じました。

離れに迷いが出ても、かけがえの無い大切な一本です。それを外して県大会にいけなかった悔しさと現実を受け止めて、迷ったときに当てるにはどうしたらいいか考えてみてはいかがでしょうか。迷ったとき、射形はどう崩れていますか?そのとき、矢はどこに飛びますか?離れの動きや形から離れが上手くできない原因はないですか?などなど。
きっとたくさんの発見があります。ただ会を持つだけでは解決できない今の射を発展できるかもしれません。

3:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん
先ず、モノの捉え方に付いて考えてみませんか。

>個人戦では最後の最後まで残りましたが、最後の1本を早気のために外し……両方あと一歩の所で県大会行きを逃しました。
勿論、此れは自分の望み通りの結果でもないし、最高の結末でもないはずです。

でも・・・、早気であり的中も落ちているにも拘らず、決勝の最後まで残って引けた!あと一歩まで迫れた!と云う風に(前向きに)は受け止められないでしょうか?

物事が全て自分の思い通りや望み通りに進むはずもないし、後悔や悔しさが次への熱い意欲や、更なる遣る気を生むと思うのです。

>もし私が早気でなければ・・と思うと悔しくて悔しくて仕方がないのです。
結果が出せなかったことや、中らなかったことを・・・全て「早気」に原因を求めないで戴きたいです。

全てを含めた上で、其れ等を今の自分の実力として受け止めるべきです。

元学生さまも仰っておられますが、もう過去には戻れないのです。(・・と云うより、戻すことは無意味!と云った方が宜しいでしょうか。)
前を見て、ご自身の射の進歩向上を求めていかなければならないはずです。
早気への対処は、其の中の‘一つ’の課題である(でしかない)と考えるべきです。

4:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん
>的前で5秒保って戻す
五秒を十秒にしてみませんか?
(試そうとは思われませんでしたか?)

>会のことは気にせず、早いまま射ると中ります
こう云う言葉がまだご自身の口から出る・・・と云うことがよくないことだと思いませんか。

其れで中るのであれば、今の早いままとことん的中に拘ればいいと思いますよ。
(でも・・・実際は此処と云う場面で中らなかったんでしょ!)

眼先の的中を執るのか?早気の克服を含めた射技の向上を計るのか?はっきり意志決定をして、練習の課題を絞り込んで集中すべきです。

>これは……なかなかよい方法なのですが、いざ1人でやるとなるとなかなか上手くいきません…
当然じゃないですか!
自分が出来ないことを遣る為の練習でしょ、始めっから上手く行くはずもないのではないですか。
其処で終わらせてたり、投げ出してしまっていては・・・出来るはずのこと(可能性のあること)さえも出来るはずないのではないですか?

>周りの人に「早気だから…」と思われるのも嫌
早気でもなんでも、試合や的中に限って考え
れば、中りさえすれば・・・結果勝てば・・・何を云われようが構わないとも考えられませんか?

矢絣さまは、周りの人に責任を転嫁為さろうと(無意識に)お考えのようですが、個人的な印象はあなたご自身が「早気」に全ての責任を求めよう(押し付けよう)とお考えのように思えてなりません。

5:つっくんさん
言っていることが少し厳しい人もいますが…

必ず当てなければいけない、という気はありませんか?早気は緊張や重圧が原因となることが多いようです。当たるに越したことはありませんし、練習量などもいまいち、理解できていないので何とも言えないのですが、自分もその時期同じような状況でしたので気持はよくわかります。三年から期待をかけられる時期でもありますしね。

会に入って悩むということは、集中しきれていないのだと思います。会の時は的と己の射にのみ集中して、弓を押し切ることに尽きると思います。そして、弓道自体をのんびり楽しむことも大切だと思うのです。焦るより楽しむのです。試合の雰囲気や矯正することも。つまり”唯我独尊”。団体といっても、ほとんど個人の能力が勝負を上下するのですから、調子の悪い日には休んだり、癖が付いてしまったら癖のみを徹底して直せばよいと思います。

無理に射場で直さなくても思います。余計に早気になる人もいますし、直らなくて断念してしまう人もいますから。練習時間中、巻藁に向かいっぱなしになったり、自分の射のいいところを見つけたり、座禅を組んだり…

早気で狙いを着けていなくて当たるのですから、自信を持って会に臨めば、かなり当たると思いますよ

6:ユタカですさん
何年来の早気を解決された事例を提示します(あくまでも多々ある事例の一つですが)。

その事例では、会での頬付けをちょっとだけ触れる程度か数ミリ浮かしておいて、その状態を望む時間だけ保持しておいて離し時に矢が頬にピタッとつくようにして離すように変えたそうです。

今早気と言われることはなくなりました。

変わっていますが、こういう直し方もあるかもしれません。

7:百夜 ◆WR1hQljoさん
>...早気以前は的中率もよかったです。
>...離れに迷いが出て中りません。
>...最後の1本を早気のために外し、団体戦では早気のために外し…(的すれすれでした)
と、両方あと一歩の所で県大会行きを逃しました。

矢絣さんは試合で的中を出すために早気を克服したいと思われているようですが、的中向上と早気克服を同時に両立させることは難しいのではないかと思います。矛盾しているように思われるかもしれませんが、早気を克服されたいのでしたら、「とりあえず中りは後回しにしても良い」という覚悟か必要かと。

団体戦メンバーに選ばれて「(自分の実力以上に)的中を出さなければ」と思うあまり、射が力みがちになったのが早気に陥ってしまうきっかけとなったのだと推測します。射形の不整や無駄な力みなどの技術的な問題を取り除くことに加えて、さらに「中てるために早く離す」という内面的な問題を解決しなければならないです。

射形の不整や無駄な力みは会で伸び合う前に筋肉が疲労してしまうので、言うまでもなく早気になる大きな要因のひとつです。この射を繰り返していると脳(を含めた神経系)が「的中するためには会は不要なものだから省略して会の形に至ったところで離す指令を出す」ようになってしまいます。「離れ」という言葉からもわかるように発射は反射によって起こるのが良いとされるのですが、この反射が起こる条件が省略化されると早気に陥ってしまいます。
さらに「試合で的中を出さないといけない」という的中への強い目的意識がこの「会の形に至る⇒離す」という条件の省略化をさらに加速させていきます。つまり「中てるために早気を克服しよう」という思いこそが逆に早気克服を難しくしていると思われるため、「とりあえず中りは後回しにしても良い」という覚悟か必要と述べたのです。

>この方法はいざ離そうというときに迷いが出てしまいあまりよくありませんでした。
迷いがあると言うことは会において「矢を的に真っ直ぐ飛ばすのに今の射は合理的でない或いは伸び合いが十分でない」と無意識に感じ取っている、という考え方もできるかと。本格的な早気になればそんな悠長なことは言っていられません。迷おうが中らなかろうが自分の意思で会の時間を確保できるなら、その間に早気を克服するのが良策かと。
>今行っているのは、会が長い人より先に会に入り、その人の離れより遅く離す
それまでは「会の形に至る」と言う条件が成立すれば「離す」という反射が起こっていたのが、新たに「相手が離れたら」という条件が加わって時間的に会が延びたのでしょう。この「相手が離れたら」という条件を他のものに置き換えれば一人でも会の時間を延ばすことができるのではないでしょうか。「詰め合い・伸び合いが完了し矢ゴロに達」したら「離れ」が起こると言うのが最上ですが、それがすぐにできれば誰も苦労しませんので、まずは会で「中てる」という以外のところに意識を持っていく方法が良いでしょう。代表的な方法は「息合い・呼吸法の実践」や「数を数える」など様々ありますが、具体的な実践法は再三再四ここの掲示板でも述べられていますので、過去ログなどを参考にして自分に最適と思われる方法をご自身で見つけられると良いでしょう。

ちなみに私個人の意見として「わざと会に至らない」ことで「離す」のを防ぐ方法は、軽度の早気においては余計な射癖を生じるおそれからあまりお勧めはできません。あくまで会に至って、射技向上に有利と思われる方法を取るべきでしょう。

8:tomofukuさん
こんばんわ

私は、早気とも もたれ ともとれる離れでした

会は保てます
でも、秒数的に会があるだけで、スレ主さんと同じ状況でした

善くも悪くも、早気だけど中る・・・状態です
そんな中、ほんとに偶然にも、会で伸び合いのような、気合いを入れるような・・・
本当に曖昧なんだけど、会の状態で、感覚的にすることを覚えたんです
それによる的中も。

今は、会で力の方向を確認したあと、その感覚的に説明できそうにない
気合いを入れるような、そんな感じの状態で離れを出しています

長くなったし、自分が何を言いたいのかよく分からない文章に
なったけど、せっかく書いたのでこのまま投稿しますね

自分が解決したことを書いたのですが、つまり、会のときに、的中に繋がる
なにか を見つけると、会も保てて中るようになるのではないでしょうか

という、自分なりの自己満のアドバイスです^^

9:求道人さん
僕も今早気とまでは言えませんが、会の秒数が大体3秒ぐらいで離れてしまいます。

会を持つことは出来ますが、そのためには少し前を狙って会を意識的にもっている感じです。
なので、離れの時に狙いを正しい位置に戻して離れを出しています。しかし、1本1本微妙に狙いがずれてしまうので、半矢ぐらいが精一杯です。

そこで最近、狙いを最初から正しく狙うようにすると今までよりも的中に自信がもて、的中も出てきました。
しかし、会の秒数は大体3秒前後に短くなりました。
最後の大会まで残り3日となった今では会の長さが一番の不安材料となっています。
やはり、うまい高校を見るとそれなりに会を持ちますし、自分は試合になると会が少し短くなります。
自分は会は意識的に持つものではないと思いますが、やはり3秒はいくらなんでも短すぎかなと思っています。
こういう状況になった場合みなさんはどうしますか?

10:ウッディイさん
早気は大変ですが、負けずになおしてくださいね。

会を保った後離そうとすると迷いが出るようですので、会と離れがつながっていないのではと思います。おそらく的中に対するプレッシャーから中て急ぐことになり、段々と引分けや会のことを考えなくなった結果、ただ漫然と引き下ろして狙いに行くようになったのではと推察します。

まずは初心に帰り、引分けや会で何をすべきかを整理し、それがきちんとできているかを確認してはどうでしょうか?引分けの途中で離れや狙いのことを考えず、きっちり引ききることを考える。それができてから会のことを考える。

そういった一つ一つのことをきっちりこなしながら次の動作につなげる事を考えれば、心に余裕が生まれると思います。早気とは“気が早いこと”。あわてなければ大丈夫と思います。がんばってください。


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