弓返りで握りが少しずり下がる? (投稿4件)[1〜4]


1:GMIIさん
弓返りをすると弓の握りが手から少しずり下がる方をよく見かけます。離れから残身にかけて弓を握る力を抜いているからの様です(そのように見えるのです。が、少し勝手な想像。)。これって正しい方法なのでしょうか?

小生は弓返りで少しも弓がずり落ちません。会、離れ、残身にかけて手の内が必要とする分だけ力を出して、握りを握っているからです。残身ではいつまでもむぎゅっと握り続けているわけではありません。しかし離れから残身にかけての時、弓を握る力のどこかを抜いたりしていないので、手から握りがずり下がることが全くありません。小生が弓を握り過ぎているのでしょうか?

どちらが正しいのでしょうか?皆様からのご意見をお聞かせ願えませんでしょうか?

2:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん
手の内に対する考えによるでしょう。例えば本多流の高弟の方が書かれた「本鷹の矢」という本では、離れの勢いで弓が飛んでいくことを是とされています。

私は、弓が重力に引かれて落下する以上、ある程度(私の先生曰く指1本分)ずり落ちるのは止む無し、と教えられてます。全くずり落ちない方が見た目にも美しいので良いのではないでしょうか。

3:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん
現状に於いては、正しい、誤り・・其れは求めたり決め付けたり出来ないことだろうと思います。

弓が寸分もずり落ちない射法や手の内を追求し稽古している流派が今もございますし、仰るように手の内の力を抜いたような状態で弓を回すことも現状では否定はされていないはずです。


其処で一つ考えてみて戴きたいことは、手の内や其の働きの「握る」と云うことと、「締める(締まる)」と云うことの違いに付いてです。

4:GMIIさん
皆様いろいろご意見ありがとうございます。勉強になります。要は、それぞれの求める手の内によって形状は様々で、どれかこれひとつが正しい、という風には考えられない、ということでしょうか。

ちなみに
>手の内や其の働きの「握る」と云うことと、「締める(締まる)」と云うことの違い

ですが、小生の場合、弓を握る力は「弓を落とさないために保持する量の力」で、会、離れ、ではこれとは違う「締める力」のほうがずっと強いです。残身では「締める力」は無くなってしまい、「弓を落とさない程度に保持する量の力」が残る、という感じでしょうか。


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