握りの枕の作成法 (投稿15件)[1〜15]


1:GMIIさん
皆様は握りの枕をどの様にお作りなさっていますでしょうか?小生は手の内との関係を考えると、弓の握りの形状は重要な要素ではないか?と思っています。

小生は弓具店で販売している、ゴム製のごく当たり前なかまぼこ形の枕を使用していましたが、最近非常に自分自身に良く合った、というか使い勝手の良い握りに出会いました。他人の弓なのですが、かまぼこは厚さ薄めで、弓の幅は30mm。

普通、弓は幅27から30mmぐらいまでの物しか製作されないそうですが、大柄な方が使用していた30mmの弓の幅の握りが妙にしっくりしたのです。

小生はどちらかといえば小柄なのですが、その30mmの弓の幅の握りを使うと、上手く言葉では言い切れませんが、弓の内竹右端が拇指根にがっちりとかかって、使い勝手が良いのです。そのせいか、弓の内竹右端を押すのに前ほど力が要らなくなった感じです。もっと工夫すれば、ますます押し手指先の力を必要としない形の握りが作れそうで、いろいろ工夫しているところです。

そこで、上達されている方々の握りの形状や作成法はどうなんだろう?と思ったところです。是非是非ご意見を下さい。お願い致します。

2:sainomiさん
握りの枕の素材としては,既製品ではゴム,自作する人では,ハガキ,カレンダーが一般的でしょうか。
私は,素材にはあまりこだわりはなくて,新聞屋さんでもらったメモ用紙を適当にクルクル巻いて使ってます。
(素材にこだわっている人もいそうで,そうした方の話を伺えると楽しそうですね。)

私がこだわっていることといえば,形状ですかね。
高さ,幅を少しずつ調整できるように,とび箱を積み重ねるようにしています。

一番上(手に当たる側)のパーツに,山の高いもの,台形のもの,山のなだらかなもの。
その下の部分には0.5mm厚で幅が違うものをいくつか用意して,それらを重ねて枕をつくってます。
手の内の指導をうける毎に,高くしてみたり低くしてみたりと,あれこれ試行錯誤しながら,なんとか今の形に落ち着きました。(なかなか上達してませんけどね。)

あ,あと,握り皮を張り替える時に,せっかく作った紙製の枕が,皮と一緒にめくれてしまってがっかりしたことがあったので,それ以来,各パーツはマスキングテープでぐるっと覆って保護してます。

3:ぬふぬふさん
今まで見たのは紙・ゴム以外の物は
プラモデル用の板
バルサ材
牛革
などを見たときがあります。
プラモデル用の板は田宮から出ているのが色々な厚さがセット(確か1mm〜0.2mmの)になってて便利そでしたよ。

4:やっさんさん
今では厚紙を重ね合わせて作っていますが
一度だけ厚紙も何も材料となる物が無かったときに
使わなくなった握り皮を短冊のように切り
重ね合わせて作ったことがあります
ちょっとしたリサイクルでした(笑

5:ぺんしるさん
実は、私も押手張替時に、しっくりくるものを作れた事がありません。

汗っかきだし、良い対策も思い付かず、悪戦苦闘してました。

私だけではなかったんですね。

以外です。

6:紅一入さん
私は名刺。
恨みが残らないよう、自分のものを使っています。

7:松竹梅さん
名刺とはかっこいいですね。
学生の自分は市販のゴムをベースに厚紙や剥がした握りで調節します。

皆さんに質問なんですが握りの内竹の右角辺りをやや出っぱらせる事で角見を利かせ易くするのはアリだと思いますか?

8:sainomiさん
後から読み返して,
>>2
の書き込みが,微妙にずれてるなあと思ったので,
>私がこだわっていることといえば,形状ですかね。
を,
「私がこだわっていることといえば,自分に合った形状にたどり着くまでの過程です。」
に訂正します。
自分の手の内もロクにできていないので,こうやって調整してますとしか言えません。
それぞれの形状の違いが手の内にどう影響を与えるのか,「握りの枕マトリクス」なんてものがあるといいのでしょうね。

ご存じかもしれませんが,握りの枕が図示されている市販の書籍としては,
「みんなの弓道」
http://ecoecoman.com/kyudo/book/general_minna_no_kyudo.html
「弓執る心」
http://ecoecoman.com/kyudo/book/general_yudoru_kokoro.html
などがあります。(と,管理人さんのアフィリエイトに御協力)

9:GMIIさん
>皆さんに質問なんですが握りの内竹の右角辺りをやや出っぱらせる事で角見を利かせ易くするのはアリだと思いますか?

小生はアリだと思います。小生はかなり矢数をかけて練習をしていた頃、かなりがちがちに内竹の右角に握りの頂点を持ってきていました。ただしあまり高い頂点ではありません。むしろかなり低い方だったと思います。ヒドイ時はほんのチョッとの高さの枕に殆ど弓本体に握り皮を巻いただけのような状態。その頃の手の内のやり方が内竹の右角の角見利かせ重視だったからです。

現在は手の内のやり方が内竹の右角の角見利かせの上に、虎口や天紋筋の捻れの比率が大きくなっているので、内竹の右角をやや出っぱらせつつその上にかまぼこ型(三日月形か?)を乗せたような形状をしています。

10:GMIIさん
>現在は手の内のやり方が内竹の右角の角見利かせの上に、虎口や天紋筋の捻れの比率が大きくなっているので、内竹の右角をやや出っぱらせつつその上にかまぼこ型(三日月形か?)を乗せたような形状をしています。

補足説明ですが、ここで、「出っ張っている」というのは弓の側面よりも出っ張っている、というわけではありません。枕の高さが内竹の右角で頂点になっている、ということです。

11:GMIIさん
8:sainomiさんがおっしゃっているように、「それぞれの形状の違いが手の内にどう影響を与えるのか,「握りの枕マトリクス」なんてものがあるといいのでしょうね。」に深く共鳴いたします。

人それぞれに手の形状の微妙な違いや硬さや柔らかさ、骨法があるように、人それぞれにその人の理想的な手の内の形、働かせ方があるような気がいたします。

そこでまた、8:sainomiさんがおっしゃっているように、「私がこだわっていることといえば,自分に合った形状にたどり着くまでの過程です。」とのご意見に深く共鳴するところであります。

12:紅一入さん
 形では、天紋筋の当たる所が丸くならないように作りますね。

 もうひとつ・・・
 自分に合った握りの周の長さを覚えておくと良いといわれます。私はすぐ忘れてしまうので、巻き直す前に定規でグルッと測ってから作り始めることにしています。
 

13:GMIIさん
紅一入さん、素晴らしい知恵をありがとうございます。「天紋筋の当たる所が丸くならないように作りますね。」というのもいいですが、「自分に合った握りの周の長さを覚えておくと良いといわれます。」というのもグッドアイデアだと思います。

「天紋筋の当たる所が丸くならないように作りますね。」というのと、「握りの内竹の右角辺りをやや出っぱらせる事で角見を利かせ易くする」というのを併せて考えるて、外竹左角を角ばらせ、内竹右角も角ばらせた握りで実験すると面白そうですね。

そこからまたまた考えてたのですが、外竹左角を頂点にした斜め傾斜外竹握り枕と、内竹右側を頂点にした斜め傾斜内竹握り枕を同時につけた握りの弓って、弓本体を無視して握り面とそれに対する弦通りを観てみると、入り木が入った状態になっているような気がします。

14:紅一入さん
>外竹左角を頂点にした斜め傾斜外竹握り枕と、内竹右側を頂点にした斜め傾斜内竹握り枕を同時につけた握り

 想像ですが、矢勢のある矢で前に外しそうです。角見が前方向に利いてしまうように思えます。矢所を合わせると「射屈み」になりそうな気がします。

 私の場合は、あくまで角見と天紋筋の位置が解りやすくズレにくい程度が良いと思います。

15:松竹梅さん
何事もやりすぎは禁物ですね


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