綺麗な射の定義 (投稿5件)[1〜5]


1:考える人さん
僕は高校で弓道をしているのですが、今日先輩に射をもっと良くするように努力しろと言われました。
今までは的中率を徐々に上げていくため、離れの改良や、弓を重くすることに力を入れていました。
しかし射を綺麗にするとなると、人によって骨格で差があるので、誰の射が完璧な模範だというものがなく、どうすればいいか悩んで居ます。
何か、どんな人にも共通して綺麗な射に必要なものってありますか??

2:皆朱弓さん
会で両肩がはまっていて、引いている時は肩が上がっていない。
あと、やっぱり三、五重十文字ができていることじゃないですかね。

3:元学生さん
身近でみられる模範の射だと教本になります。
射法八節の図として載っている絵は、自分も
昔は理想を書いたものだとばかり思ってまし
たが、実在のモデルがおられその方の射を
間近で見る機会に恵まれてから、あの図は
本物だと理解しました。

おっしゃるとおり、体格や骨格の違いはあり
細かい点を上げれば十人十色でしょうが、
綺麗な射というのは無駄がないことが一つ
上げられます。
射法八節の図の実際を見た感想をいえば、
何の印象も残ってないというものでした。
つまり、悪い点が見当たらないため、どんな
射と言われると図そのものだったという
ものです。

その上で、的中、体配ともに備わって矢勢い
弦音良く等が綺麗な射に必要なものだと思います。他には射品、射格が必要とも言われます。

もし、骨格が違うから各人が違う射と言われ
るなら、綺麗な射とは見て美しいという美的
感覚に訴えるものです。そして、見てても
安心して当ててくれるという信頼を勝ち得る
射などはどうでしょう。
がんばってください。

4:考える人さん
分かりやすいレスありがとうございます。
高校弓道が後一年以上できるので、徐々に自分の納得できる射に近づいていけたらいいと思います。

5:smithさん
射の形としては教本の御仁でしょう。
後付け加えるなら、動作が息合いによく合っている事も。
ひとつひとつの動作が常に一定のリズムで進む人は射のみならず、所作進退あらゆる動作が綺麗に見えます。
早過ぎず遅過ぎず、吸って吐いて(二息)のリズムが乱れず、常にそのリズムに合わせて動作を行う。
これがなかなか難しいのですが、この息合いを意識すると、動作に於ける様々な無駄や無理が少なくなっていきます。
無駄が多い動作や誤った姿勢、体がグラついたりブレたりとしていると、どうしても合いませんからねぇ。

という訳で、たまには息合いを意識して基本の姿勢や動作から見直すというのも良いものですよ。


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