ゆるみ離れ (投稿4件)[1〜4]


1:深紅さん
どうしても「ゆるみ離れ」が直りません。


どのような練習方法があるのでしょうか?

ゆるみ離れさえ直れば、すごく上達すると思っています。

この癖は一年前からなので難しいものなのですが。
なるべく意識しているようにしてるんですけどね・・・

どなたかアドバイスをお願いします。

2:アチャアチャさん
深紅さんへ

私は初心者で、この一年程は巻き藁と素引きしかしておりません。
その間、唯の一度だけ離れを経験したことが有ります。
私にとっても、ゆるまずに離れることは至難の技です。

そういう者の意見として、参考にして頂ければ幸いです。

ゆるまずに離れるには、会で矢すじ方向に伸び合う事と吐く一息とが重要に思われます。
極端にお書きすれば、足踏みによって動かない的への狙いもついているのですから、おでこに青筋が浮き出るほどの思いで、ただ一念息と共に伸び続けること、と思います。

気づいてみたら離れていた。
ゆるまずに離れるには、離れを忘れる他は無いように思います。

これは、会での呼吸法や馬手の肘の使い方等を、承知されているものとしてお書きしました。
また、残身を意図されないことも、大切だ、と思われます。

ゆるまずに離れたかどうかは、自分では気付き難いものですよね。
引き千切る離れとも違います。
これが常時出来れば、射法訓の域ですね。

私も焦らずに、練習中です。

3:アチャアチャさん
深紅さんへ
補足です。

子供の頃にやった遊びを思い出して下さい。
ジャンケンで、負けた人の手を自分の手の上にして、相手が逃げる前に素早く手を叩くゲームです。

私が負けて逃げる時は、相手の目だけを見て、殺気を感じて逃げます。
相手が叩こうとする手を見て逃げるよりも、若干早く逃げることが出来ます。
また、私が勝って叩く方の時は、殺気を目に浮かべずに、素早く叩くことが出来ます。

この例で私が述べようとしていることは、2つ有ります。
一つは、殺気と書きましたが一種の気負いが動作を遅らせるということです。
何故遅らせるのかと言えば、手の動きを妨げるような力が、本来不必要な筋肉に働くからでしょう。
もう一つは、気負いを消し去れば、つまり静かな心持ちでこそ、的確で素早い思い通りの動作が出来ます。

さて、離れに話を戻しますが、一心に伸び続ける中で離れが脳裏に浮かんだ時、そこには気負いと共にゆるみが生じます。
さもなければ、引き千切るような離れとなってしまいます。

それではどのようにしたら、本来の離れが出現するのか、ということですね。
考えの上では、簡単です。
つまり、本来弓の形にあるものを、かなりの力で大きく引き絞っているのですから、元の形に戻ろう・離れようとするのが、自然なのですね。

会で一心に伸び続けようとしている内に、離さないという働きが薄れて行き、このように離れてしまうもの、と考えます。
この時、離そうという意思は有りませんから、気負いも無く無駄な力も働かず、ゆるみません。
残身もその会で働いた力の通りになるでしょう。

ところで、ここでの最大の問題は、一心になることですね。
それを得るには・・・。
また、近日中にレスを致します。

4:アチャチャさん
深紅さんは、不在のようですね。

長文ですので、控えておきましょう。


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