大三から三分の二へ移行する (投稿7件)[1〜7]


1:青一歳さん
この前過去ログを読んでいて、三分の二をとる意義がわかりました。
そこでふと(自分は正面打起し系統で)「大三から三分の二を取って引き分けると、とても安定するんじゃないか?」
と思ったのですが、どうなのでしょうか?

2:元学生さん
それを世間では我流と呼ぶ。
では、逆に正面で三分の二を取らない理由を
説明できるのでしょうか。
青一歳さんにお答えを期待したいです。

このスレッドも正面と斜面の議論を期待して
いる気がします・・。

3:青一歳さん
なるほど…
三分の二をとらない理由ですか…
浅学の身には難しい質問です。
ただ引き分けの途中で見かけ上だとしても動作を二回も止めることとなり、「水が低きに流れるがごとく」引き分けられないということでしょうか?

支離滅裂な解答で申し訳ありません。どうかご教示ください。

特に正面と斜面の議論を期待したわけではないです。(斜面についてはほとんど知識もないですし笑)

4:前三さん
本を読んだだけの知識ですが、
現代弓道講座の2巻、射法編の斎藤直芳先生ご解説の小笠原流歩射の中に、正面で打起し左拳を的のほうに向けた後の動作で
引用開始
「左拳を的に向かわしめ同時に拳はだんだん下がってくる。右拳もこれにつれ的の反対方向に向かいだんだん下がってくる。右肘は打上げの位置とほとんど動かない。そして徐々に右拳が下がっておよそ額の上にきたところでちょっとためらうのである。」
引用ここまで
とあり、三分の二と形は若干違いますが、思想的には似ているのかな?と思いました。

引用した文の後にためらうことの意味も書いてありますので興味がありましたらご一読をお勧めします。現代弓道講座なら置いてある図書館も多いと思います。

5:うさぎさん
同じ印西派でも、三分の二を取るのは浦上栄のいわゆる、浦上系とか東京系って言われる印西だけですよね。
同じ印西でも、それ以前に別れた印西には三分の二はありません。

竹林派に正面を取り入れた本多利実が、
本人が死んだ後に本多流と呼ばれるようになって、一派をなしたり。

異端と見られるでしょうけど、
わたしは、そういうふうに、いろいろ思考錯誤することは、
けして無駄にはならないと思いますよ。

6:元学生さん
私も浅学で納得させられる説明はできませんが、
八節の中の一つだけ取り出してもそのほかの
射法が違えば期待される効果も違うと考えて
おります。
知っている範囲での相違として手の内の作り
方が違い、会で締める指も違いますし、
見た目でしかいえませんが、会で正面なら
口割れですが、印西の方は鼻から上唇の間で会を保っています。
三分の二の後の会が違うのに、過程だけまねしても本当の目的を得るのは難しいかなと考えます。

いろんな流派があり技術を学ぶことは
いいことですが、中途半端な取り入れ
方をするなら、いっそ印西を正式に
学ばれて斜面を引くことが本当の三分の二
を身につけられることになると思います。

本田先生も浦上先生もまずは自分の学ばれた
流派を極めた上で、その良し悪しを理解し
初めて他流派の利点を取り入れておられた
と私は理解しております。

そのため、あえて正面で三分の二を取らない
利点、欠点をもっと勉強するいい機会でない
かと思い、青一歳さんに問いかけました。

7:青一歳さん
皆さま方ありがとうございます。

皆さま方からご意見やアドバイスを心に刻み付け、これからも日々研鑽を重ねて参りたいと思います。


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