狙いがまっすぐではない (投稿9件)[1〜9]


1:聡子さん
こんにちは。
4月から大学で弓道を初め、最近的中が羽分けに達しました。
自分はまっすぐだと思って離れて中たったときも、師範に「後ろの的を狙っている」と言われてしまいました。
そこで、皆さんに質問なのですが、会の状態では、矢は必ず的をまっすぐ狙っていないといけないのでしょうか。
ご返答よろしくお願いします。

2:弓有さん [url]
私達は矢をまっすぐ飛ばす練習(稽古)をしております。
会の状態では、矢は必ず的にまっすぐ付いていなければ、
まっすぐにやっていることとが実際とかけ離れてしまい、
現状のままですと、まっすぐの感覚(力使い)を間違って身体に覚えこませてしまいます。
感覚と実際とを一致させることが高的中率に近付く早道です。

会で矢が的に付いていないであたるのが「当り」で、
会で矢が的に付いていてあたるのが「中り」と言います。(「中り」の条件ははそれだけでは無いですが私の考えです)

「中り」を求めるのが弓道のあるべき姿だと思います。

3:マサーシーさん
僕もみなさんからしたら初心者同然ですが、初心のうちは概して狙いを後ろにつける傾向があると思います。
まだ普通に見たときと物見をして見た感覚の違いに気づいてないか、わからないかだと思います。

周りの方の狙いを断って見させていただくとわかると思いますよ。
今は後ろを狙ってあたると思いますが、手の内が固まり、「自分の射」とでも言うモノが見えてくるとまっすぐ狙ってあたるようになりますよ♪

4:百夜 ◆WR1hQljoさん
はい、真っ直ぐ的を狙わないといけません。
狙いがずれていると射癖を生じる恐れがあります。例えば、離れの瞬間に無意識に手の内をゆるませるなどです。理由は他にもありますが、稽古を積まれるうちに自然とわかるようになると思います。

先生は理由などを教えてくださらないかもしれません。しかし、指導することには意味があるので、初心のうちは理解しにくいかもしれませんが、言われるとおりに引きましょう。

5:聡子さん
返信が遅くなって申し訳ございません。
お返事ありがとうございます。
先日から狙いをまっすぐにすることを心がけていましたが、弓手を後ろに持っていきすぎない代わりに、弓手肩が抜けるようになってしまいました。
しかも、矢所は的の前か右上に集中してしまいます。
角見の方向に弓に回転力を思い切りかければ中てることもできたのですが、安定した的中ができそうにないので、自分では納得できません。
どうかご教授をお願いいたします。

6:百夜 ◆WR1hQljoさん
後ろについていた狙いを的にあわせたらそれだけで角見が利くようになる、ということはありません。会で狙っているところ(矢先の方向)に矢を飛ばそうとすることで、角見の利かせ方を体得できるようになるのです。

前に飛ぶのは弓手肩が抜けているのがほぼ原因でしょう。原因がわかっているのならそれを直せばいいです。狙いが的についている状態で、弓手肩が入るように引けば良いのですが、そのためにどうすればいいか・・・聡子さんはご自分の射をどう分析しますか?

個人差はありますが弓道を始めて最初の一年目には、ある程度安定した的中が出る時期があります。しかし、そこで満足してしまえば・・・もっと言えば慢心や驕りがあればそこで成長が止まってしまいます。初めて「あてる」という感覚がわかるようになりますので、気持ちとしてはそのあて方を忘れないように引きたいでしょう。しかし、その感覚・あて方に頼ってはいけません。もっと格上の射、格上の的中を目指しましょう。

7:元学生さん
弓道を4月から始めて9ヶ月間に練習されてきたことは、矢が狙いより前に飛ぶ事です

この紛れもない事実をまず受け入れることです。
したがって、厳しい言い方ですがこれまでやったことのない矢を狙い通りに飛ばすことを先日狙いを変えただけで、できるわけはありません。

しかも羽分けしか当たらないのですよね。高校生の最近の新人戦の結果を見れば、4月から始めた初心者でももっと的中しています。
つまり、聡子さんの練習では決定的に欠けているものがあるのです。

実際の射を見てないので的確なことはいえませんが、矢が前に飛ぶなら、手の内の効きが甘く、胸割れができず、会での伸び合い詰め合いも不十分で、弓手がただ支えるだけになっていませんか。
これらのひとつでも変える努力をされているならいざ知らず、ただ狙いを的方向にしただけで矢が狙い通りに飛ぶことはないと思います。

私なら、狙いを変える前に今の狙い(的の後ろ)でその狙い通りに矢が飛ぶようになってから初めて的に狙いを変えます。
後ろに行けば狙い通りなのでそれは上達の証ですし、的に当たればそれは不十分な射で矢が前に飛んだだけです。

大学だと的中が必要な立場も理解できますが、実際は羽分けでは足を引っ張ります。
周りはもっと高い結果を求めてます。
それには、今の前とびの射ではできないのです。
狙いを変えて弓手肩が抜けるぐらいならやらないほうがまし。学生という期間ががぎられた中で成果をだしたいなら、今のいいところを残し(弓手肩が抜けない)直すべきこと(矢が前に飛ぶ)を直して欠点を減らすべきかと思います。よって欠点を増やす狙いを的に付けることよりも、矢を狙い通りに飛ばせることを優先して矢が的の後ろに集まるようになってからでも十分でないでしょうか。

8:DEWさん
まずまっすぐに弓構えが出来ていますかね?
矢線がずっと弓構えからまっすぐかどうかとです。
そこから最後まで常に矢がまっすぐ的を向くように。
弓使わずにゴム紐とかビニール紐とかを使ったりして徒手をして誰かに矢線を見てもらいながら感覚を確認するのがいいと思います。

そうすると、体のバランスが悪いので矢線はまっすぐになると逆に体と平行でなくなると思います。
矢線を維持しつつ体をまっすぐにしてみます。半ば強引に。強引とは感覚の話、違和感があるだけで本来は多分それで正しいはずです。こんなに違うのかと感じるかもしれません。

私の想像としては大三で(正面打起しの前提の話ですけど)弓手だけが肩ごと後ろに行きすぎてるのではないかと。
そのままのバランスで引いてくるから後ろを狙うし、弓手だけが必然的に早く射程位置に付くので妻手が引き足らずになって収まらない。結果緩んで前に飛ぶけど狙いは後ろなので的に中ると。
さらに、狙いを変えただけなので肩の位置は変わらないため弓手の位置だけ前にいけば肩が抜けることになる。
そういうことかなぁ・・・想像にすぎませんけど。


もしくは単にカケの弦枕が深すぎるor中仕掛けが細すぎる。
4月からということなのでまずないでしょうけどね。



それにしてもここは随分と初心者に厳しいところになりましたね・・・。
いや、ライオンがわが子を谷に突き落とすアレなのかな?

9:聡子さん
お返事ありがとうございます。
やっと羽分けが出た私は、浮かれ過ぎていたと自分でも考えています。
厳しいけれど的確なアドバイスを下さる皆さんのおかげで、改めて、射の改善を志しました。
本当に感謝しています。

今日の朝に部活の上級生に狙いと弓手肩を中心に指導をお願いしました。
引き分けで弓手肩を入れることを意識しながら引き分けてみました。
⇒弓手肩は入れることができていたが、顔(骨格上、首が前のめり)が邪魔になって馬手が前にあるため、後ろを狙う形になっていた。
⇒会の状態で顔だけを反るようにして狙いをを的に向かうようにした。
⇒的中はしないが、的枠の幅に矢が収まるようになった。


今のままでは駄目だということをしっかり肝に命じて、師範等、人にみてもらいながら直していきたいと考えています。

今後もご教授をお願いするかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

失礼します。


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