手の内 on 弓道誌2007.3 (投稿48件)[34〜48]


1:デビ ◆5h7.ceJYさん
弓道誌の3月号に以下の手の内の写真が掲載されていました。(弓道 682号 見開き3,4ページより引用、A〜Hは便宜上私が付けています。)
http://ecoecoman.com/kyudo/image/20070304_tenouchi.jpg

これは今年の指導力向上指導者講習会の初日の一手行射の写真だそうです。解説は皆無でした。(編集後記によれば編集の時間的に間に合わなかったそうです)

「手の内研究の一助となればと思います」と書いてありますので、多分「勝手に議論しろ」と投げかけているのだろうと解釈し、掲載させていただきました。(と言うか解説無しでこの2ページってどうなの?)

個人的には「C」の様な会も離れも形の変わらない様な手の内が好みです。逆に「E,F,H」は完全に離れの瞬間に押手を折っているのですがこれは「あり」なのでしょうか。皆さんのお好みの手の内とはどれか、理由も併せて教えていただけると幸いです。駄目だしも可。

私の目が肥えていないので分かりませんが、もしかしたら口出しできないほどの厳選された上等な8つの手の内なのかもしれません。勝手な解説などしてもらえるとありがたいと思います。

34:前三さん
明鏡止水さま。
>手首は、あくまでも真っ直ぐ(拇指が・・)が原則で在り、限度だと思います。
ということですが、
浦上栄範士著の「紅葉重ね・離れの時機・弓具の見方と扱い方」に著者の上方から撮影した伸合と離れ時を重ねて(残像?)写した写真がありますが、弓手親指は30度ほど後方、手首は恐らく限度一杯まで後方に折れています。ので手首が真っ直ぐというのは原則でもないと思います。

親指の付け根で、弓の前竹右角を的に突っ込む気持ちで離れると、弓の負荷がなくなった後は余勢で手首が折れるのは仕方がないというか自然な動きではないでしょうか。

弓の技法は色々とあると思いますので、最終的な形だけでは判断は難しいかもしれませんね。

僕は、逆に手首が折れない手の内は、「会」の時に手の内のどの部分で弓のどの部分にどういう力を加えているのか興味があったりします。

35:m@sterさん
前三さま。おはようございます。その件について本人うろ覚えのところがございましたので調べさせていただきました。魚住文衛先生の書かれた弓道概論によりますと堂射についての記述がありました。その中に手の内の記述がありそこには、退き目、延び目という口伝があるとあり、退き目はやや控えめで会の伸合いのとき控えめの手の内を中央になるように働かせるもので、延び目は手の内がよく弓になじみ、離れで拇指がよく伸びる手の内であると書かれており、退き目は堂射で、延び目は的前および射抜物を射るときに良いとされているとありました。

36:前三さん
m@sterさん。おはようございます。
返信ありがとうございます。
魚住先生は、尾州竹林派の先生ですね。
やはり、小的前と堂射では、手の内に違いがあったんですね。最初に書かれた手の内は、退き目、延び目のどちらになるんでしょうね?

37:m@sterさん
恐らく延び目でしょう。

38:ぺっちゃんこさん
横からすみません。
本多流の流祖、本多利實翁によると、
「弓を取るには唯中指一本で事は弁ずる」「中指は手の内にとりては其一指で働く極大切な指」(『弓道講義』)
だそうです。参考までに。

39:m@sterさん
ぺっちゃんこさん ありがとうございます。本多先生は中指の重要性についてとかれているのですね?正面は中指重視、斜面は小指重視なのでしょうか?日置などの斜面の方の書き込みを期待したいです。非常に勉強になりました。

40:前三さん
m@sterさん
>正面は中指重視、斜面は小指重視なのでしょうか?

ということではなく、過去は、的前を引く場合と堂射を行う場合では、手の内の働きを変えて行射をしていた。本多流ができるまでは、基本的に的前で騎馬での打起しである正面打起しはなかったはずです。

ですので、正面から打ち起こす、または前三角の構えで打ち起こすに関わらず、過去からの小的前というか歩射での技法を使用する方は、小指を離れ時に締め、そうでない方は別の技法を使用するということだと思います。

本来は、同一人物が行射をする場合でも、局面局面において、手の内の働きは違わないといけないと考えます。

41:m@sterさん
前三さま。なるほどそういうことですね。勉強になりました。流派の系譜や、その特色などもからめて技術的な面を考える事は、その動作に理由づけができて非常に有意義でした。ありがとうございました。

42:手の内苦心中さん
 この写真の対象になった射手は、ほとんどが範士八段だったんですね。残りの射手も、範士に推薦される直前のような著名な教士八段。このようなレベルの弓道で、手の内の多様性がかなりあるというのは、大変興味深く感じました。

43:みっちょむさん
ある範士の先生が講習会でおっしゃったお言葉に、「人それぞれの射があり、流派がある。」とのこと。
それを証明するような行射の画像って事ですか。
やっぱり、奥が深いですね。

44:デビ ◆5h7.ceJYさん
4月号にも掲載されていたのを取り込んでいたのを忘れていました。せっかくですので掲載しておきますので、併せてご覧ください。

弓道誌の4月号に以下の手の内の写真が掲載されていました。(弓道 683号 見開き3,4ページより引用、I〜Pは便宜上私が付けています。)
http://ecoecoman.com/kyudo/image/2007_04_tenouchi.jpg

三月号はこちら
http://ecoecoman.com/kyudo/image/20070304_tenouchi.jpg

45:元 ◆ntlC4wAIさん
>デビさん
毎度お疲れさまです

今度のは意図たのかしてないのか、左右で対照的な特徴の並びになってますね。

手首が後ろにハネているIと上にハネてるM
上押しのJと下矛がハネてる下押し?のN
手首不動のKと親指で的を指すO
弓のズリ落ちの殆どないLと残身で籐頭を握るP

Lの親指が伸びても曲げてもいないのが気になる所。

46:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん
5月号の写真ですが、また様々ですね。
今月は離れの瞬間に手を放している様子がかなり明確に写っています。比較的ぶれが少ないのは一番下の写真でしょうか(それでも小指が大分逃げていますが)。

もっとも、この写真の被写体は範士・教八の先生方ばかりだそうですから、一寸の緩みの無い手の内はそれだけ難しいのでしょう。もしくは、弓の反発力が加わる以上、物理的に不可能なのでしょうか・・・。

47:まだまだ初心者さん
『弓道』誌の手の内についてですが、
掲載されている写真は指導力向上指導者講習会の時のものとのことですので、
被写体の方々は六段or七段の方だと思われます。
範士、教八の方々が参加されていたのは講師研修会ですので、また別の講習会のようです。
講習会がいろいろあって、よく分からなくなりますね。

48:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん
>被写体の方々は六段or七段の方
そうでしたか。ご指摘有難うございます。

しかし、それでも私のような未熟者にとっては雲の上の先生方。その先生方にとっても、手の内の習得は至難であるのでしょう。たゆまぬ努力が必要なようです。


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