なぜ、大離れなのでしょう? (投稿20件)[1〜20]


1:へっぽこさん
僕は、どうしても大離れができません。それを無理にやろうとすると余計変になってしまいます。
一般に鋭い大きな離れが良いと言われますが、自分は離れは弦が溝から外れた時であり、その後は自然になるがままにという考えでいます。
皆様は離れにいてどのようにお考えでしょうか?

2:たぶんおやじさん
離れにも上達の度合いでかわります。馬手のグーチョキパーがその例です。
何年やって出来ないのか知りませんが1ヶ月で出来る事があれば10年掛かることもあるでしょう
なぜ大離れになるのか、なぜ自分は出来ないのか考えるべきではないかと思います。
 成るがままでいいのですがその後はどうなるのでしょうか?
残心まで伸び合いはどうなるのでしょうか?
射を見てませんから憶測で書きますが
会から離れは弦が外れた時点で終わっているように感じます。
八節を終えて如何に次の八節を始められるか
そういうサイクルまで考えていかないといけません。
上達するかしないかは考え方一つだと私は思います。

3:道産子さん
大離れがいいと言われるのは全日本大会で以前活躍された射手が絶賛されたから、今だに主流になっているだけで、究極ではありまんよ。
今後トップも世代交代していくにつれて何が究極かという日弓連の指針も変わっていくでしょうね。

4:真心さん
>>道産子さん

日弓連の指針の移り変わりがあるのは、人が変われば起こってしまう仕方ない部分だと思います。自分の道を見失わないようにやっていく事が大切です。

>>へっぽこさん

大離れに対して言うと、それが究極と思わず、それを先人がどうして究極と思ったのか、その道筋を考える事の方が大切だと思います。

5:真心さん
>>道産子さん

日弓連の指針の移り変わりがあるのは、人が変われば起こってしまう仕方ない部分だと思います。自分の道を見失わないようにやっていく事が大切です。

>>へっぽこさん

大離れに対して言うと、それが究極と思わず、それを先人がどうして究極と思ったのか、その道筋を考える事の方が大切だと思います。

6:弓士さん
大離れ、小離れ共に特長があり、大離れでなくてはならないということはありません。
ただし、現段階では日弓連が大離れを推奨しているため、審査などの場合は気をつける必要があります。
ただ、日置や本多などは小離れを基本としていますが、習熟度により大離れも認められています。試合や射会などでは無理をせず、自分のできる、最高の射をすることです。

7:日光さん
>>道産子さん
全日本大会で活躍した射手…
岡崎弓具の岡崎廣志範士八段ですね。
>>へっぽこさん
岡崎弓道具のホームページで大離れ射法を解説しています。是非ご覧になってみて下さい。私はこれを読んで大離れについて「なるほど」と理解出来ました。
私自身も、へっぽこさんと同様に大離れはできていないのですが、それでも人に離れを誉められたりもします。
まだまだ私は未熟ですが、これからも私なりに研究を重ね、鍛練して行こうと思います。へっぽこさんも頑張って下さい!

8:へっぽこさん
ありがとうございます。

今、中りもそんなに悪くないですし、射形のほうも特に悪いとは言われないのですが、離れだけは大離れにならないのです。大離れが究極だとは思いませんけど、四段まではこれでも何とか取れましたが、五段を受けるとなると、やはり、大離れでなくては、といわれました。
しかし、大離れの利点も、大離れでなくてはならない明確な理由もよく分かりません。
「若いから」とか「主流だから」ではどうも納得いかないのです。
すみません。ガキの戯言でした。

9:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん
おはようございます、へっぽこさま。

>五段を受けるとなると…
五段を受審なさるのであれば、講習会へご参加なさるはずですので、その場でご質問なさっては如何でしょうか。

>五段を受けるとなると、やはり、大離れでなくては…
>大離れの利点
>大離れでなくてはならない明確な理由
〜に加えて、現在のへっぽこさまの射技や稽古の課題に付いてです。

どのような射や離れなのかは解りませんが「小離れ」であるだけの理由で審査が通らないことはないように思えますが・・。

10:へっぽこさん
こんにちわ。

「小離れ」であるだけの理由で審査が通らない
確かにおっしゃるとうりだと思います。
しかし、年齢が低いので、どうしても不利になり、より良い射でなければ通らないと聞きました。だから、大離れのほうが良いのかなと思ったんです。

11:たぶんおやじさん
私も小離れで9割近く中っていましたが束中で五段落ちてから諦めがつきました。
当時は私より立ち順が早くて五段合格は居ませんでした。
へっぽこさまが何年引いておられるかは存じませんが、今が小さければ年と共に更に小さくなりますよ。
今から年寄りと同じでは若さや勢いをどう表現するのかと言うことです。
今大きいのは後々矯正しやすいですが、小さいのは離れに限らずは矯正が大変です。
そのあたりから考えるべきだと思います。

12:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん
先日受講した講習会の内容が、将に今回の大離れと小離れについてのお話でした。

今回の疑問内容と・・
>離れだけは大離れにならないのです。
・・と云う射技の問題については、朝申したように講習会等にご参加なさることが一番のような気が致します。
特にお若いと云うことであれば、尚更積極的なご参加をご検討ください。


現実問題とすれば、弓士さまの仰る
>現段階では日弓連が大離れを推奨しているため
・・・と云うことが結論になってしまうのでしょうね。
日弓連と云うよりも、範士の方々多くがその様な離れをなさっておられる、又は目指しておられる・・と云うことでしょうか。

ちょっと乱暴な云い方をすれば、講習会のお話は、馬手の手先で離してでも大きく離そう!と云った印象さえ受けました。

13:へっぽこさん
こんにちわ。

弓道は今年で6年目です。おととしの秋に四段取得しました。学生の身なので、部活などもあり、講習会に行きずらいのです。引退したら行こうかなと思います。

たぶんおやじさんのおっしゃるとおり、「今が小さければ年と共に更に小さくなりますよ。」と、それは分かります。しかし、弓道に若さや勢いが必要なのでしょうか?
それに、弓道は「年齢、性別にかかわらず、みんなできる」というのが良いのに、年齢によって見方を変えてもいいものなのでしょうか?

明鏡止水さんの講習会でのお話は、それは「弓道教本第1巻120,121項の第7 離れ」
と正反対のことをいっているのではないでしょうか?

14:たぶんおやじさん
私の後輩は大学3年で東海連合で5段が受かりましたよ。初めて教えた頃は受かりそうに無かったんですが良く直る子で1年半で受かりましたよ。
最初は手先で引いて手先で離れるから駄目でしたが、矢筋に大きく引かせてそのまま大きく離せという事と体配と弓矢の扱い少々と言う感じです。
へっぽこさんの言わんとすることは良くわかります。でも、これから先通用する部分は少ないと思います。若い人に爺臭い弓より若さあふれる豪快な弓を求めるのは当たり前ではないですか?
私が知る限り剣道でも柔道でも同じです。
修練して行った結果、無駄が無くなり、枯れて小さくなるのは必定ですが、22歳に必要なことではないですね。
一般の道場は期限が無いから気長ですよ。
弓に割く時間があるうちに道場に行きなさい

15:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん
>へっぽこさま
>講習会でのお話は……いっているのではないでしょうか?
コメント出来ません。(^^ゞ

学生さまで、まだ部活がメインであるのならば、段位の取得を其れほど焦る必要もないかな・・と思います。
(早く段位を取得したことが‘上手い’とか‘偉い’とかいったことは無いはずですからね。)

離れの矯正と云えば一言ですが、離れは射全ての結果で在ることを考えれば、へっぽこさまの射技全般の見直しを考えねばならなくなる問題だと思います。
当然ですが大学の高的中を維持したままの矯正・・となかなか都合よく事は運ばないかもしれません。
ご卒業後、一般に入りたぶんおやじさまの仰るように、時間的な束縛から開放されてから腰を落ち着けて・・と云う方が好いように思えます。

>しかし、弓道に若さや勢いが必要なのでしょうか?
へっぽこさまが、其の若さの真っ只中にいらっしゃるからお気付きにならない・・、解らない・・・のかも解りませんね。

>学生の身なので、部活などもあり、講習会に行きずらいのです。
僕の地域では、学生さまも多数講習会にご参加なさっています。
(都市圏で無いので、リーグ戦とかがないからかも解りません。)
別に体配が下手であっても、色々ご注意を受けても、其れは全く気にする事はなくて、習ったり教わっったりして帰るお気持ちがあれば結構だろうと思うのです。

16:麩さん
>弓道に若さや勢いが必要なのでしょうか?
私は年配にこそ、それを求めたい。
「枯れた事云うなよ」と。
但し、大離れ小離れと若さ勢いとは関係ない。
ただ選択の問題だと思う。
そのかわり、小離れを選択すると、後の情報が得られにくい。
個人的には「大離れでないといけない」という考えには
「枯れ」を感じる。
私は基本は大離れだが、ごくたまに今日は小離れでやってみようと
一日小離れで通す事もあります。

17:soraさん
べつに無理して大の字離れにする必要はないですよ。それはそれでゆるむ人もいますし。鋭い離れがだせれば中離れぐらいでもいいと思います

18:ジャオさん
弓道は一生続けられるからこそ年代(年齢、弓歴)にあった射が求められるのだと思います。若い時は力があるので筋肉を使う射を、年数が増えれば、骨格や骨で引くを体現したような射になっていくものだと考えています。
話は変わりますが、みなさまは大離れ、小離れの境界線、違い、またはどうしたら大離れ(小離れ)になるとお考えでしょうか?私は右上腕二等筋が強く働くと小離れになるのかなと考えています(未熟者ですのでこれぐらいしか思いつきません)。よろしくお願い致します。

19:射楽斎Uさん
「大離」は、伸び合いの思想の違いからくる「結果」に過ぎません。

7:日光さん のおっしゃるとおり、現代の「大離」は岡崎先生が大成したものです。
初心者が、力任せに大の字に開くものではありません。

ただ、岡崎先生ご自身もいっているように、結果的に「通し矢射法」と重なります。
三十三間堂での通し矢では、120m先まで軒下を通すために約80m先の垂木付近に的枠があると想定して、そこを通過させるように矢を飛ばすのだそうです。
求められる精度の高さを満たすには、離れにおける矢筋の強さにあり、そのための力の加え方に工夫があり、一線に切り抜ける大離の射法が江戸中期に完成しました。
違いは、速射ではなく伸合の限界点をどこまでものばし続けた結果、十数秒の会になってしまったことでしょう。
岡崎先生は、「無発の発」「無技の射」を追い求め、中って良しとする射ではなく貫通する射を追い求める中で発見してきたといっています。
内面からの伸びではなく的と裏的を結ぶ線上に外から引き伸ばされる感覚の射という意味で「綱引き射法」と命名して弓道誌に連載されていた時期もあります。

対比上、本多流の場合は押しで離れを誘いかけ、帽子のはじきで離れを出す「鸚鵡の離れ」を最上のものとしているようです。
この方法であれば小離れになるのが一般的でしょうね。

どちらが優れているかはここでは論じませんが、大離れは、歴史上一番過酷な競技であった「通し矢」時代に完成され、それが再び、近的射法においても再構築されたものと認識していいと思います。
岡崎先生が、「死んでも離すな」といわれた阿波・安沢先生の射を追い求める中、両先生の射の母体(本多流)の母体である竹林派が大成した「堂射」射法に回帰し、さらに発展形に至った歴史的過程を考えると、感慨深いものがあります。

20:庄司さん
実力があれば、どんな射でも演じる事ができます。
現在の弓道界の主流の射(審査で受かりやすい射)を審査で演じきれる人が段位が高くなる、それでいいのではないかと考えます。
ある人の究極が、万人の究極ではないのですから。
「なぜ大離れなのか?」ではなく、
「審査で受かりやすいのは大離れ」この事実だけで十分です。


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