矢勢(やぜい)について (投稿16件)[1〜16]


1:もんたんさん
矢勢を出すにはどうしたらいいでしょうか?
考えられるだけ教えてください。
出来れば弓の`数なんかも詳しく教えてください。

2:☆弓☆さん
自分の知る限りでは
・押し
・離れ
・胸の開き
・引き尺
・カーボン入りの弓
・軽い矢
・硬い弓(弓の種類)
・成りの強い弓
・細い弦
・硬い弦(硬くても矢勢が悪い物もあった気がします)
等です。
`数に関しては14`前後で、鋭い離れであれば結構な矢勢が出ると思います。
自分の記憶上、練心15`伸び寸 グラスファイバーで同弓21〜23`に匹敵(もしかしたら超えてたかも?)する矢勢を出す方がいました。少し たぐってましたが離れが、もの凄く鋭かったです。余談ですが、その方は現在二十歳で過去に国体(全国、団体)に出場してました。

3:弓遊び ◆.t4dJfuUさん
☆弓☆さん


一つわからない所があります。
『成りの強い弓』
とは?

教えて頂ければ幸いに思います。

4:☆弓☆さん
弓の曲線の事です。
曲がりが弱い弓より曲がりの強い弓の方が矢勢が出ます。
自分は弱い弓を使用していて今修正しています。なかなか思い通りに形が変わらず大変です;;

5:弓遊び ◆.t4dJfuUさん
☆弓☆さん

早速のご返事、有難う御座居ます。
が…
弓成りが良い(悪い)とか好き(嫌い)等はよく耳にしますが、強い(弱い)とは聞いたことがありません。

下成りが強い(弱い)。
上成りが強い(弱い)。
胴(腰)が強い(弱い)。
とはよく聞きます。
この中で、何処がどのように強い(弱い)と矢勢が良くなるのだろうか?
と興味がわきました。
引き続き、宜しくお願いします。

6:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん
>1:もんたんさん
>考えられるだけ

「どこにもゆるみがないこと」私が思いつくのはこれ一つです。

>出来れば弓の`数

もんたんさんにお伺いします。
もんたんさんは、何`の弓が肩入れできるのでしょうか。


>4:☆弓☆さん
>弓の曲線の事です。

弓遊び ◆.t4dJfuUさんと重複しちゃうところがありますが・・・。

私は、「弓の姿」の事と思っていました。

>曲がりが弱い弓より曲がりの強い弓の方が矢勢が出ます。
>自分は弱い弓を使用していて今修正しています。

私も弓の調整を行いますし、他のかたにも教えてあげたいと思いますので、
よろしければ参考のために教えていだだけませんか。

・どのような状態の弓の、
どこを、どんな方法で、修正しているのかを具体的に、教えていただけませんか。

デビさんが作成なさっている「弓の名称」からですと、わかりやすいと思いますので、ここから教えて下さいませ。
http://www.ecoecoman.com/kyudo/item/yumi_meishou.html

7:☆弓☆さん
逆に自分の所では成りが良い悪いという表現は使用していません。自分的には、強い=良いですかね?そういう感じで使用しています。
自分は全体的(上、下、胴)に成りが強い(良い)と矢勢が出るように思います。(個人的には胴が1番矢勢に関係してるかなぁ、と思います)
わかりにくい説明だと思います。すみません。

8:☆弓☆さん
自分の弓は姫反が ある程度強く、鳥打、胴、大腰が弱い物を使用しています。特に大腰が弱いです。ですので弓を張る時はいつも大腰を持ち行います。そして弓を張ったあとに鳥打、胴の辺りと大腰を持ち握りの部分、(か握りの上下)を太股にあて、握りを支店として鳥打、胴、大腰に力を加えます。(床方向に)この時極端に力を入れすぎてしまうと弓が駄目になる可能性があるそうです。
聞いた話によると、この事ばかりやっていても今度は姫反が弱くなってしまうそうです。なので今度は姫反を強くするために握りを持ち(弦は下を向く)反対側の手で姫反の手前に手をあて床方向に力を入れながら姫反の奥の方へゆっくりと滑らせていきます。
わかりにくい説明ですが、ご理解頂けましたでしょうか?

9:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん
>8:☆弓☆さん
>自分の弓は姫反が ある程度強く、鳥打、胴、大腰が弱い物を使用しています。

・姫反がどの程度強く、大腰がどの程度弱い物いのかが解りませんが、
おおよそは胴があまり入ってないけれども胴が抜けておらず、
大腰が弱いとしても、極端にふくらんでいない弓かなあと想像しますが、
私個人としては、胴が強く入っているよりも、むしろ好みです。

>特に大腰が弱いです。
>ですので弓を張る時はいつも大腰を持ち行います

・私の場合ですが、弦を張る場合は大腰が弱いのならば、大腰を持つのは避けます。
(私の行う方法とは少し違うようです)

・成りという事を考えますと、
胴が強いのを好むかたもいらっしゃいましょうし、
胴が抜けない一歩前の状態で、スラスラとした成りを好む者もあると思います。

・で、矢勢という事を考えますと、胴が強い弓を使ういうのも一つの方法かもしれませんが、
本人が引きやすい「姿」が一番適しているのではないかなあ、と思います。

お返事、どうもありがとうございました。

10:☆弓☆さん
想像している物と近いかと思われますよ。たぶん;;
大腰を持つのを避けるとなると強くする時はどうやって修正するのですか?教えて下さい!(初歩的な質問なのかもしれませんがお願いします)
スレタイが矢勢を出すには?との事でしたので 引きやすい、適している等は無視して胴の事を書きました。(この説明で上手く伝わるかなぁ;;)

11:弓遊び ◆.t4dJfuUさん
>8
☆弓☆さん


弓成りの件はレス9の、るんさんと同じ意見です。
加えて言えば、特に弱いと仰られている大腰を弱めるような弓の張り方はしませんし、そのような指導もしません。またこの場合、大腰から胴にかけての部位を弱めるような成りの整え方もしませんし、指導もしません。
鳥打ちから姫反りにかけて立っている弓成りの整え方として矛盾していますから。
下成りが弱く上成りの鳥打ちから姫反りにかけて強い弓なら、矢摺籐上を握り、末揖を受け板に押し当て、強い部位のみを曲げる気持ちで弦を掛けます。それでも姫反りが立つ場合は、掛節近辺を握り末揖を床に押し当て入木になる方向にネジリを入れながら関板と弦の間隔を広げます。
そうして、弓姿を整え、上下の強弱のバランスを自分の射(引き方)に合わせて使用することにより、矢勢も増しますし、冴えもでてきます。ただ、私はこれを手作業でしておりましたので、弓姿が整うまで四年ほどかかりました。

それよりも、上成りが下成りより強い弓には私自身手を出しませんし、手を出さぬ様に指導しています。

まだ他に方法があるのかな?と思っていましたが、私は自分の弓の大腰を抜き下膨れにしたくありませんので、実行する気はありません。

最後になりましたが、ご説明有難う御座居ました。

12:☆弓☆さん
ん〜……自分はいままで間違った事をしてたんですかね;; というか、そうみたいですね…
もっとよく調べて成りを調整していきたいと思います。
ご指摘ありがとうございました。

13:中田さん
矢勢ってやぜいと読むのではなく,やいきと読むんじゃないんですか?

14:琴線さん
道具にこだわらず下弦を引く

15:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん
>10:☆弓☆さん
>大腰を持つのを避けるとなると強くする時はどうやって修正するのですか?

弓具編ということになっちゃうのかなあ・・。
ん〜、矢勢を出すための弓に関してって事で・・。

以下は、私個人の考えです。

弱い部分を強くすることは出来ません。
弦を張る時が成りに一番影響がでます。
弱い部分を持って弦を張ると、弱い部分は、より弱くなります(ですから、形を整えるのは、弦を張って張顔が安定する前にします)

じゃあ、どうやって強くするの?
単純に表現するのならば、他の強い部分を弱くして、相対的に弱かった部分が強くなるようにします。これで、全体のバランスをとり、調子を整えます。

こんな方法もあります。
弱い部分に熱を用いて、弱いのと逆方向にまげます。そうすると、弱かった部分はまげた分強くなります。2〜3日程おいて、完全に冷めて固まってから、全体のバランスをとり、調子を整えます。

蛇足として、
熱を加える方法としては、面白い方法を神○須○町の先代から面白い方法を教わりましたが、
一般的ではないと思いますので、こちらは割愛させていただいて(熱の方法も一つではないという事のみ)、一般的な熱の加え方を周りのかたより教わったほうが無難と思います。

弓の強さを計る時に、力の方向が違ったり(弓遊びさんの仰る如く弦の掛け方、力の加え方です)、余計な力が加わると成りに影響がでますが、足で力がかたよる事なくスッと引いて(足で引くっていうのかなあ?)みせて下さったのを覚えています(目がテンになりました)。

矢勢を出すためばかりではありませんが、
成りを整えるっていうのは、これもまた楽しいものですね。

まあ、なんとも、とりとめのないお話でごめんなさい。

16:☆弓☆さん
返信どうもありがとうございます!とても勉強になります。これからの参考とさせて頂きます!!
熱の加え方は今度指導者にお聞きしたいと思います。


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