的中の波 (投稿9件)[1〜9]


1:あささん
3日前位から急激に的中が上りだし、
皆中も多く出せるようになったのですが、
昨日から急激に中らなくなり矢所もバラバラになってしまいました。
今日、50射近くしたら、また的中が上りだし、よい感じにはなったのですが・・・
いったい何が原因でこのような波が出来たのかが分かりませんでした。
先輩に指導していただいても、
「(いままでの射と)特に変わりない」と言われたのですが・・・
どなたか分かる方、このようなことを経験された方はいないでしょうか??

2:ゆみすけさん
私は弓歴二年ですが、弓道始めた当初から今まで幾度となく的中の波に悩まされてきました。ひどい時は、ある日20射皆中しても翌日には20射8中しかしなかった時もあります。私もそのような場合は先輩や先生に見てもらうのですが、「特に変化はない。」と言われます。しかし、私のような極端な波は稀なようですが、誰しもその激しさや間隔は違えど、波を経験しているはずです。みんな人間なのだから目には見えない微妙なずれや、感情による僅かな隙も生じます。そういったものが波を発生させるのだと私は考えています。ですから、波を完全に起こさないようにするなんて事は、よっぽどの達人にならない限りほとんど不可能だと思います。要は試合の時に最高潮の波が来ればいいわけですから、自分である程度波を調整できるようにすればいいんです。私はいろいろ試行錯誤を繰り返し、僅かですが波をコントロールできるようになりました。しかし、後輩に私がやった方法を教えてみたのですが、あまり効果はありませんでした。人によって弓を引く時の肉体的・精神的感覚は違うからだと思われます。ですから、あえてここではその方法は書き込まないでおきます。どうしても知りたいのであればお答えしますので、またここに書き込みください。長文で失礼しました。

3:にゃぁさん
横から失礼します。
参考の為に教えていただけませんか?

4:もぐさん
ちなみに、学生さんでも的中の波があまりない人はいますけどね。。 その日によって中りが変わるのは、自分で八節の一つ一つの動作を確認せず、無意識に流して引いているって事もあるかと思います。引き方は無論、一射ごとに足踏みの幅をかえたりはせずに、良いときはどこが良いのか、悪いときはどこが悪いのか確認し、自分の状態を把握する習慣をつけるよう心がけてみてください。

5:nasiさん
極端な言い方をすれば下手だから波はできます。といっても波が無い人間はまずいません。

調子の波は主として体力・技術・精神の各要素が起因しますが、個々人によって影響する因子は大きく違います。

体力的要因は疲労とその蓄積による筋力の低下もありますが、成長段階おいては筋力向上によるパワーバランスの崩壊もありえます。初心者段階では筋力が色々な意味で不完全ですし、体格の劣る筋力の低い選手はこの影響を受けやすい傾向はあります。ただし使用弓力によっても影響は異なるといえます。

精神的要因は中てすぎによる興奮や不安による一時的な的中力低下や向上、中らないことで発生する危機感による集中力向上とそれに伴う的中力向上、逆に落ち込みによる一時的スランプ状態による的中低下が上げられます。これは性格的な部分が大きいといえます。何事も気にしない選手はあまり中り外れに捉われませんが、1本1本気にしすぎるような選手はモロに影響を受けます。こういった影響による波が大きい選手がメンタル的に弱い選手になります。

技術的要因は新しい技術に対する相性、または現在行っている技術の劣化が起因します。ただしかなり相性が良い技術でも基本的に投入してすぐは能力が低下し、慣れてくると上がってきます。不器用な選手はこういった変化への対応が遅れるので影響はで易いかと思います。

6:nasiさん
調子に波が出るのを避ける方法はありません。人間は生き物ですから常に各条件は変化していきます。

しかしながら上手くなるにしたがって、自分の今の状態に合わせたパワー・スキル・メンタルバランスをどうすれば良いのかわかってくるので安定して、悪くても良くても同じように中るようになってきます。それには経験の蓄積が必要ですし、そういったツール(ノートなんか)を使用して効率的に溜め込む方法をとるのも良いでしょう。

似たような状況での中てるための各バランスを意識して記憶するようにして引き出せるようになるか、そのための経験をつむのが練習であって、溜め込んだ経験を活かすことのできる選手が良い選手といえるかもしれません。

何も考えなくても経験はつめますが、意識して経験すると経験の質が上がります。それが質の高い練習であり、波を減らす練習でもあります。

7:たまさん
nasiさんが仰った中にありますが、ノートをとることは大切だと思います。
調子の良い時に、自分が射において気を付けたこと等を書き留め、悪くなったときにそれを見返して、何がどう変わったかを客観的に分析するといいと思いますよ。

8:ゆみすけさん
にゃぁさんへ
私がやった方法は、的中の良い日は自分の射の感覚を覚えるように意識しながら普段の倍近く矢数をかけ、逆に悪い日はどこが悪いのか慎重に考察し、的中の良い時の感覚を意識しながら普段の半分以下の矢数ですませるというものです。どこが悪いのかいまいち分からない場合は、的前には立たず、巻き藁やゴム引きだけにします。そうする事で、自然と体が調子の良い時の射を覚えます。それでも波はなくなったりはしませんが、激しい波が来ることはほとんどなくなりました。あとは、毎日矢数を微調整して試合の時に良い波が来るようにコントロールします。そのコントロールの仕方は、それこそ私個人の感覚なので説明できません。と言うか、抽象的な感覚なので説明したくても言葉では上手く言えません。私なりに試行錯誤を繰り返し導き出した方法なので、それなりに効果はあると思います。一度試してみるのも良いと思いますが、前にも言ったように効き目には個人差がありますので、そのへんはご了承ください。まぁ、一番良いのは自分で自分に合った方法を考えることだとは思いますよ。

9:あささん
貴重なご意見、ありがとうござました。
1週間後には練習試合、2週間後には試合が控えているのですが・・・自分をしっかりと見つめつつ、最高の射が出来るように、自分の調子を考えていきたいと思います。


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