骨法について (投稿7件)[1〜7]


1:さとさん
射法訓にもあるように弓を引くにあたり骨法というものがとても大事ということを聞いたのですが、教本などを読んでも難しい専門的な言葉や図に惑わされよく分かりません。なのでもしよければ簡単に八節の骨法、またそれに関わる筋肉の働きなどをお話頂けないでしょうか?

またこれらに関連してミレニアム射法の肩出しとはどのような感じで成されたといえるものなのでしょうか?胸を割り込ませるようにと書かれていますが、これは単純に肩を前に出すことを意識し肩甲骨を入れるということでよいのでしょうか?
※人に見てもらうと体格は痩せ型で肩のつき方も問題無いようです。

2:弓遊び2号さん
骨法について。とても大切な話ですね。

骨法とは?
弓道に限らず、いろんな武道や、踊りなどでも使う言葉です。「○○のコツ」「コツがわかった」という風な言葉も派生していて、普段普通に使っていますね。おぼろげながらも、その言葉のニュアンスはこれでわかると思います。

では、弓道での「骨法」とは?
正解かどうかは別として、私自身の考え方はしっかりもっているつもりです。しかし、いちから説明するとなると、同じ道場の学生さんに説明しても「?」なのです。言葉で伝えるには、何ヶ月もかかります。しかも、実際やってもらいながらしか、伝えることができません。

簡単に言うと、無駄な力、無駄な動作、無駄な努力・・・などを必要としない、骨と筋肉の使い方です。

さとさんが、骨法について、どういうふうに理解しているのかを少しでも書かれると、「それはこうだよ」とか、「自分はこう思う」「自分はこうやっている」というお返事がたくさんくるかもしれません。
私も、他の方のご意見が聞きたいと思いますし、高校生や大学生が、どういう風に理解しているのかも、知りたいです。

3:まるをさん
骨を使ってるかわかりませんが、自分の場合はすべての力を抜いて、ひく時もゆっくり引いて力を使わないようにしてます。そうすると自分の場合は楽にひけるし、背中に力(?)を感じます。

4:さとさん
この質問をするに至ったのは「みんなの弓道」を読んでみたからなのですが、

今まで肩甲肩を入れて離れで胸を開け、と言われてきた為、ただ肩甲骨を内側に入れているだけでした。しかし、これではあまり意味は無くしかも縮んでいるだけで上級の射手は肩甲骨の下部の筋肉を引き分けの途中から使い、最終的には両手には力が入っていないらしいのです。そこで、このこと自体についての意見と、下部の筋肉の場所などを教えていただけないでしょうか?

またもう一つ書いているミレニアム・肩出し射法と呼ばれる射法の肩入れの方法についてですがこれは肩を前に入れる(出す)ということで上記の肩甲骨を入れるとは逆に矢束が伸ばすようになることでできたということなのでしょうか?

すいません抽象的に終わりましたがよろしくお願いします。

5:Y.K.さん
肩甲骨を入れて胸を開くというのは両腕のひねりとそれに合わせた割り込み動作がベースになっているかもしれないので、それを利用して伸びあうようにしないとやはり縮んでしまうように思います。

また、肩出し射法はあくまでも、会において弓と体の距離を限りなく近くする事で離れの誤差をなくすということに主眼を置いていると思いますので、
この部分だけを見れば肩甲骨の使い方はあまり関係しないように思います。
肩甲骨の使い方に関してはバックテンション理論の部分に記述されているのではないでしょうか。自分個人の解釈では、結構割り込み動作に近いものがあるように思います。実際はもっと異なるのでしょうけども。

6:神鷹さん
肩甲骨を使うというのは肩甲骨上部を開き、下部を寄せるということです。(バックテンション)
これをミレニアム射法でやろうとすると肩を入れているわけですからそう簡単にはできません。
アーチェリーの金メダリストがやっていることですからこれを極めれば凄いことになると思います。(現に極めて国体の県代表になったせんぱいもいます)

7:さとさん
みなさん返答ありがとうございます。バックテンション理論は読んでいてとても気になっていました。特に「肩甲骨の上部を開き下部を閉める」ということは初めはよくわかりませんでした。今も思い込み程度とはおもいますが。。
そしてやはり相当難しいことのようですね。あせらずコツコツ確実にやっていこうと思います、ありがとうございました。


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