=新入生の指導法= (投稿37件)[1〜37]


1:銀鏡さん
皆さんの高校または中学では、新入生の初期段階で何をさせていますか?
2年6ヶ月という短い期間で、結果を出す為に効率よく射技指導するにはどうすればよいか思案中です。
うちの県は中学に弓道部がないので全くの未経験者への指導です。
現在は 足踏み・筋トレ→ゴム弓→素引き→巻き藁の順に指導してます。
筋トレについても現在は腹筋・腕立などさせています。
皆さんが弓道を始めた頃、どのように的前までの道をたどったのか教えてください。
(合わせて期間も・・・何週間とか何ヶ月とか)
*筋トレについて *八節について
の2項目について、どちらか一つだけでもよいのでお願いします。

2:繊維達人さん
私は中学から弓道部に入ったものですが、5月あたりに正式に入部して…夏合宿で初めて的前に立ったので入部してから的前までは約3ヶ月ですね…。
射術の指導については…
5月→ひたすら筋トレ、徒手、先輩の射を拝見
6月→筋トレ、ゴム弓(交互に)
7月→ひたすらゴム弓、素引き、筋トレ
で、夏合宿でゴム弓→巻き藁→的前ですね。夏合宿でグンとレベルが上がりました。最初の方は道具も揃っていないので…道具を使わない練習がしばらく続きました。
筋トレの内容は…
腹筋、背筋、(腕立て伏せ)、スクワット、あとは重いもので腕を鍛えました。

中学校の話なので参考になるかは分かりませんが、一応高校生と共に練習をしているので高校生に指導していただいた部分もあります…。参考にしていただければ幸いです。

3:ハルヒさん
私は今高校1年生です。今年1年間やってきたことを書きますね。

まず、5月〜はひたすら何ももたずに八節をみんなでやっていました。(内容は、足踏みの広さや角度などです。)それで、段々と八節を覚えて、今度はゴム弓を段々と引き始めて、慣れたころにゴム弓と同時進行で弓を持って体配を教えられました。それで、ゴム弓が引けるようになってきたら、弓で素引きをやるようになりました。
大体7月の半ば辺りまで毎日コレとあとは矢取りとみとり稽古をしてました。

それからは、的前でうつようになりました。
最初は矢道の真ん中あたりから何日かうって、
それからちゃんと道場でたちをくむようになりました。最初はひとてではいってました。
やつがえ動作などがスムーズにできるように
なったころによつやでたちをやるようになりました。

こんな感じです。詳しい期間とかはおぼえてないんですが・・・
ちなみに私の学校では、筋トレは一切やりませんでした。
あと、巻藁もやりませんでした。

4:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん
>現在は 足踏み・筋トレ→ゴム弓→素引き→巻き藁の順に指導してます。
あくまでも個人的な考え方や指導法ですが・・・
ゴム弓の前に‘素引き’行うか、若しくはゴム弓の練習を公式には行わない・・と云うことですね。

射法八節の徒手練(練習後筋トレ)一週間〜十日間程度→素引き(徒手併用)→巻藁
夏休み迄には何とか巻藁に入りたかったですね。
そして、お盆までには的前に入っていました。

矢取り、的張り、道場内の掃除は、一年生が道場内に入って的前を引くようになってからさせておりました。
また、筋トレに付いては、実効性と云うよりも、大多数の新入部員を‘絞り込む’と云った側面も在ったように思います。

期間的な問題は、指導する側のレベルにより異なると思います。
上記のものは、あくまで指導出来る大人が行った場合で、生徒に任せた場合にはより期間が掛かったと思います。

最後に、部活ではなく一般で始める場合には‘徒手’は行わずに直ぐに素引きから始めますね。
あとは、ご本人の遣る気と練習頻度次第でしょうか・・・。

5:サカさん


やる気がないならやめろ。

明日、しっかりやらないなら来ないで。

と、言います。

6:備中守さん
現在高校一年です。
☆筋トレ
入ってきた部員数により厳しさを変える。多ければ厳しく、少なければそれなりに、という感じ。自分の時は多かったのかな?
内容は・・・
腕立て、腹筋、背筋、手を真横に上を向けて上げてグーパー、足上げ腹筋、(スクワット)、(持久走4`)、(足持ち逆立ち前進)などですね。()の中はやったりやらなかったりですね〜。大体6〜7月ぐらいまで。徐々に回数や時間が増えていって途中でバージョンアップしたりします。やる気のあるものは残り、ない者は去ります。

☆八節
徒手から始まって(ボロ矢を持って徒手)、ゴム弓、素引き、巻き藁、的前の順です。次の段階にいく時には先輩の審査があります。ちなみに巻き藁に審査はなく500本射次第的前昇格となります。

7:ランさん
私は高校1年ですが(もうすぐ2年)最初は射法八節→筋トレとランニング→ゴム弓、そしてゴム弓の検定に受かったら→素引き、検定→まき藁、検定→矢道練習、徐々に距離をのばす→的前に上がる時の儀式を受けるための検定→儀式(的前)
私は的前に一番早く上がったのですが的前に上がるまで3、4ヶ月でした。夏休み辺りです

8:コーンスープさん
横からすみません。
高校の場合1年の中に経験者がいる時はどうするんですか。いきなり的前でしょうか?

9:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん
>高校の場合1年の中に経験者がいる時はどうするんですか。
新入生のレベルと夫々の学校や指導者の方針次第だと思われます。

僕の場合は、他の生徒と同じ練習メニューでした。
経験者に変な中学時代の拘りやプライドがあれば、未経験者よりも上達し難い面も出てくると思われます。
(僕の場合には、夏前には未経験者の方が上達して、更には強い弓を引いていました。)

10:うき子さん
私は、筋トレは個人で自主的にやっていました。
八節については、徒手→ゴム弓→素引き→巻藁→的前でした。
私の場合は、5月に仮入部して、6月頭に入部・・・7月には的前といった感じでしたが、個人個人の練習量に差があり、遅い人で夏に的前でした。
先の行程に進む許可は師範か主将でしたね。

純粋に、形の上達を見極めて先へ進ませていました。
後々怪我等されても困りますからね☆

11:☆弓☆さん
自分の所は
筋トレ・矢取り方・何も持たずに射法八節→矢だけを使った射法八節→ゴム弓→素引き(9割方 手の内=弓返りの練習)→巻き藁→的前 です。
ちなみに練習期間は
筋トレ等⇒2ヶ月
矢だけ⇒1週間
ゴム弓⇒2〜3週間
素引き⇒2〜3週間
巻き藁⇒2〜4週間
上手い人、そうでない人で約1ヶ月の差がありました。

12:銀鏡さん
>皆さん、沢山の情報をありがとうございます!
10件の書き込みを読ませていただいて思ったことはやはり、基礎練習は欠かせない大切なものなのだなぁということです。徒手もゴム弓も取り入れていますね。
個人的に的前デビューが夏休み(8月)にかかってしまうと、新人戦で結果を出すには少々厳しい日程かな?と思っています。効率よく基礎練習をこなし、7月には的前に立って練習させたいなと。
>繊維達人さん
中学校の初期指導参考になります。
体力的にも精神的にも発達段階にある中で指導が成立するということは、高校においてはより効果的に行えると感じます。
 ちなみに、何キロの弓で素引きをしているんですか?
>ハルヒさん
筋トレも巻き藁もしなかったとのことですが、(初めての意見で嬉しいです)巻き藁の使用法はいつ習ったのですか?
もうひとつ、進入部員全員が同じ進度でしたか?
>明鏡止水さん―ゴム弓の前に‘素引き’行うか、若しくはゴム弓の練習を公式には行わない・・と云うことですね。
とのことですが、何か考えがあっての事と感じました。できれば聞かせてもらえると嬉しいです。
>サカさん・備中守さん
やる気についてはまた別にスレッドを立てたいと思います。
巻き藁500本で昇格ってなんかいいなと思いました(^^)
>ランさん
的前に一番早く上がったとのことですが、進度は個人の技術に応じて次の段階へ進んでいるのですね。一番遅い人でどのくらいかかりましたか?
>コーンスープさん
経験者が一年生で入ってきたらどうしましょう??
まだ経験がないので思案中です。大学では経験の有無に関係なく、全員おなじく弓は持たせてもらえないと聞きます。でもこれでは個人のモチベーションは下がるのでは?とも思います。が、そのくらいではへこたれないのかな。
やはり、基礎練習のテストなど行い合格したら次の段階へ…というのでどうでしょう?
>うき子さん
筋トレを個人で自主的に・・・理想です。
皆がそうしてくれると短い時間の中で射技指導に専念できるんですが・・・
>☆弓☆さん
おぉ!弓返りの練習は初耳です!!
私は練習したことがないのですが(練習するものではないと指導された)どんな練習をしているのですか?教えてください!

13:☆弓☆さん
弓返り=手の内(角見)の練習です。手の内は弓道の1番の基本でありマスターするのが1番難しいですからね(人によって違うかと思いますが…)
手の内が握ったり、開いたりせずにシッカリ出来ていれば自然と弓返りしますよね?なので早く弓返りが出来るように頑張ってました。
自分は必死に練習した甲斐あって初的前からシッカリ360度?返りました。

14:うき子さん
弓の練習を見て頂けるのは練習中だけでしたので、家に帰ってできることといえば、筋トレくらいでしたから。時間は無駄にはしたくなかったですし。
練習中は師範や先輩方にみて頂いて、家に帰ったら徒手と筋トレの毎日でしたね。
お蔭で良い結果がついてきました。

気持ちが幼いと、「中てたい」との気持ちから邪道に走る傾向があるので注意したいですよね。
指導者が如何に精神面を鍛えてやれるか・・・私も師範を見習わないといけませんね。

15:nasiさん
基本技術項目としては

八節概要(徒手)→ゴム弓→素引き→巻藁→的前練習6月中盤以降

の順番でまあほかとあまりかわりません。各項目は常に反復して行われます。
両手の内の講習や基本的な技術を含めた、必要な技術の講習は初期段階から投入します。

体力項目としては
ゴム弓が使えるようになってからはゴム弓1日20回〜80回

素引きを覚えたら(自分の弓より若干強い弓で)素引き1日20回〜40回

筋トレといわれるような筋トレは一切しません。ひたすら弓を持ちそのための筋力を鍛えます。ただどういった筋トレが効果的かは当然指導します。やるかやらないか、そこは個人任せです。部活内で一般的に筋トレといわれる筋トレをやらないのは、筋肉を意識できない初心者には筋トレとしての効率が悪く、ただやるだけのしごきになるのでやらせません。

精神項目
メディテーションの行い方
目標の立て方
練習への取り組む姿勢
稽古の種類とその方法
その他精神トレーニング

技術と同等にメンタルの基本的考え方も指導します。これを行わないと大会で結果が出ません。

あと7月までは的前に立って危険なレベルでない限り全員同じ進度で進めます。

中学経験者は5年に1人いるかいなかで滅多にいませんが、いる場合は試験を行い、的中75%以上で射型がよく早気でなければ、練習に関しては上級生と同じとしますが、それ以下の場合は初心者と同じ扱いです。数年練習していながら、さして中らない場合は初心者から初めてもらわないと癖が強く、大会のレベルで通用するものではありません。

8月前半に全員大会デビュー、10月位には全国選抜の個人の一次予選にでて、二次予選の県大会に出場できるような生徒は毎年何人かはいます。しかし県大会ではさすがにまだ2年生にはかないません。

16:カーネルサンダー氏さん
私の高校では、四月〜八月までは筋トレをさせていました。
練習は数矢を持っての徒手を一ヶ月程した後ゴム弓と並行させ、また暫くすれば素引きとゴム弓を並行させ、ある程度射の整った者から巻き藁→的前といった感じでした。
さぼらない人は七月末日には皆が的前に入ることができました。
早い人では七月上旬くらいでした。(期末が終わったくらいです)

17:黒龍さん
僕の高校弓道部では筋トレは練習項目に入れていません。筋トレは自宅でもできるということです。それに力がないと弓が引けないとはいえ、あまり力に頼ると射が崩れる原因になるとも考えています。

 練習項目は射法8節の順に行いました。ただし手の内については、早目から指導しました。習得に時間がかかるためです。
 僕を例に取ると・・・
4月 入部
   足踏み〜胴作り
5月 手の内
   弓構え〜引き分け
   4週目から巻き藁
6月 中旬から的前

後輩には弓返りは望むなと指導しています。僕自身は360度返るのですが、それをまねしようとして手の内が崩れる者がでたからです。


 後輩指導で一番重要なのは後輩自身が上手くなろうと努力し研究するようにさせることだと思います。どんなに自分のしてきたことを伝えよううと思っても、同じことはできないのですから、後輩一人一人がそれぞれの型を作れるようにするべきだと思います。もちろん射法にそうように指導する必要はありますが。
   

18:ハッセさん
自分の高校では、としゅ→素引き→巻わら→的前でしたが、ゆがえりの練習はしてません。1年生は、とにかく射形を安定させることが大切らしいです。ゆがえりはまったく教えていません。だから独学で今はしています。だから、自分はまったく教えないのは良いとは思いません。とりあえず参考にしてみて下さい。

19:備中守さん
入れ忘れていましたけど、うちも弓返りとまでは行かないものの90度は回す練習をしていました。タオルで弦を持って放し、どこまでタオルが飛ぶか・・・なんてこともやってました。上手い人ほどタオルがちゃんと飛びます(笑)

銀鏡さん
巻き藁500本を射れば無条件で的前に上がれるので一日に200本射る人もいましたよ。

20:銀鏡さん
たびたびありがとうございます。
>☆弓☆さん:黒龍さん:ハッセさん
大変参考になりました。
弓返りの練習、やはり重要なポイントなので教えた方がいいかもしれないと思ってきました。
ただ、弓返しにならないよう注意を払うことは怠ってはいけないですね。きちんと指導すれば出来るようになるかもしれませんね。
何も教えずに独学で始めるより、きちんとした知識のもとの練習をさせたいと思いました。
>備中守さん
タオル飛ばし、わたしもやってみたいと思いました。楽しかったら取り入れてみよう☆
>nasiさん
精神項目―メディテーションの行い方・目標の立て方・練習への取り組む姿勢・稽古の種類とその方法・その他精神トレーニング
についてですが、行い方や立て方を指導しているのですか?それとも、それを指導者が理解したうえで何か具体的にさせているということでしょうか?よろしければ教えてください。
経験者に対する指導はとても参考になりました。ありがとうございます。
>カーネルサンダー氏さん
同じ過程でうちより一ヶ月ちかく早く的前に上がるのですね。先輩全員で指導にあたっているのでしょうか?

21:nasiさん
両方共になります。

メディテーションも目標設定も基本的にメンタルトレーニングの範疇に属しますので、まず時間を設けてメンタルトレーニングの基礎講習を行います。もちろん講習させてもらう以上は自分自身理解してからになります。

まず講習で理論的な部分とその意義、そして弓道における実践の仕方を頭に入れてもらいます。その後に実際に行ってほしいことを(ここでは多少の権力による強制ですが)続けてもらう形になります。

実例をあげるならばメディテーション、まあ黙想のことですが、それを例にするなら、まずやり方を説明します。
目を瞑って何も考えずゆっくり5分間複式呼吸をする。まあこんなものでしょう。
その後何故それを弓道では行うのか?弓道をするにあたって心を落ち着けるとか、古来からのトレーニングだとの説明です。
では何の効果があるのか?瞑想はリラックス効果があり、良い集中状態や良いイメージを作るために必要で、そのよい集中やイメージが質の高い練習を作ることになるとか、普段から黙想することで集中状態を作ることができるように練習しておけば、本番前に黙想を行うことで1つのルーティン化された行動となりうるという説明です。
そしてそういった習慣を付けて大会に備える事が全国で戦うには技術などと同様に必要だから、我々は黙想も大会前だと思って練習中から真剣にやるようにしよういうような説明をします。

その後はやっている最中に時々簡単に説明しながら、無意識にできるレベルまで高めてくれるようにしていきます。

22:MLさん
弓返りって練習するものなんですか?
てことは弓返りしなくちゃダメなんですか?
はじめて知りました。
なんでですか?
弓返りしなかったらどうなるんですか?

23:☆弓☆さん
自分の指導者によれば、昔は弓返りが出来なければ初段すら とれなかったらしいです。

弓返りしない=握っている(or角見が効いていない)、ですよね?握っている=弓返りする人に比べ、腕、胸、頬、髪を払ってしまう確率が高い(ように思えます)。なので弓返りは大切と思われます。 他にも何かあったような…?

24:銀鏡さん
私は基本的に弓返りの練習はさせていません。
理由は、初めはしっかりと握らせて左腕で押す事(肩・肘・手首の使い方)を覚えてもらい、しっかりと握り押す感覚を養ってから、卵中の手内を教えたいのと、弓返りの練習をさせて手内が緩む(離れの瞬間に手の平を開いてしまう)ようになると角見どころではなく治すのが難しい癖になりそうだからです。
>弓返りしなかったらどうなるか?
ですが、手首を折らずに押せば、おそらく狙いよりも前に飛ぶのではないでしょうか。
また、狙い通り飛ぶ場合は手首が離れで折れる(曲がる)のではないでしょうか?
どちらにしても角見が効いていない感じがします。
>弓返りしない=胸・顔・髪を払う
とのことですが、払うのは大三から会にかけての手内が締まるか締まらないかで左右されるのでは?
大三で手内を入れすぎると払う可能性は大きくなるかと。
弓返りしなくとも、しっかりと捻りが効けば払うことはないと思います。



弓返りしなくちゃダメではないと思います。
緩みを伴う弓返しより弓返りさせずにしっかり押す方がいいかと。
弓返り(勝手に返る)>弓返りしない・させない>弓返し(意図的に返す)
左の方がより良いかと・・・・・・
あくまで個人的な意見です。

25:ハルヒさん
筋トレはしてなかったんですが…何ももたずに八節をやっていたときに会で1分停止とかをやってたので、ソレが筋トレになってたのかもしれません★

巻わらは、的前でうつようになってから先輩に教えてもらいました!!

26:銀鏡さん
会の状態で一分とは結構きつそうですね〜。
なんだか早気とは無縁になりそうでいいですね。
伸び続けたら一分もツラそうですが、その後早気になった人はいましたか?
会の状態で一分というのは早気にならないためですかね?

27:蓮華さん
私の弓道やり始めの時の練習方法は、
筋トレ&ゴムひも→筋トレ&ゴム弓→素引き&ゴム弓→素引き&巻藁→巻藁500本→的前
でした。
「筋トレ&ゴムひも」は、はっきりした期間は覚えていないのですが、次のゴム弓にうつるまでに結構時間をとって練習したと思います。ゴムひもというのは、毛糸といわゆるパンツのゴムを使って行う練習方法で、毛糸を自分ののどもとから指先の長さの往復の長さで切って端っこを結び、輪をつくります。ゴムは片道の長さを輪にして重ねて使います。
これで射のながれ、射法八節をしっかりと学びました。
そして指導者がOKをだしてから、次のゴム弓に進みます。
その頃はこの「パンツのゴム期間」が退屈でしたが、今思えばとても大切な期間だったと感じます。一番大切な基本ですものね。
長くなってしまいましたが、参考にでもなれば幸いです。

28:銀鏡さん
ゴムひも!
初めてです。興味深々。
毛糸の大きい輪とゴムの小さい輪ができるところまでは分かったのですがその後の使用法がわかりません・・・・・・。
重ねて両方同時に引く?
八節も行うのですか?


よろしければ教えてください。

29:蓮華さん
輪にした毛糸とゴムを使って八節をおこないます。(弓と同様に弓手にゴムひもをもって足踏みから始めます)
打起こしの前(とりかけのとき)に弓手に弓を持っていると仮定して手の内をつくります。馬手はかけをつけているときのとりかけの形。そうするとそれぞれ両手に空間ができますよね。そこに輪を重ねた状態の毛糸とゴムをそれぞれ通します。正面からみると、小さい輪(ゴム)と大きい輪(毛糸)が重なって見えます。そしてそのまま打起こし、引分けで大三のときに丁度ゴムがつっぱるかつっぱらないかというかんじです。会までくると大体毛糸が張るくらいになります。そして離れ、残心。

これで八節の流れや手の内の形、打起こしの高さ、大三の位置、くちわりをつけるということ、離れの仕方などを指導者に指摘をうけつつ覚えていきます。
長くなってしまいましたが、うまく伝わったでしょうか……??

30:銀鏡さん
バッチリわかりました。
ありがとうございました。

試しに作ってやってみます。

31:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん
やる気スレからこちらに移りました。

○部員が少ない。これは大きな利点と思います。なぜなら目が十分行き届くからです。
一例として、射技ならば弦道で迷っていたり、わからない生徒さんがいたら、何度でも弦をとってあげる。始めの内は、弦道は口で伝えたり、手を添えてもなかなか「これ」っていうのは引いている本人は自覚しにくいと思いますから、短期間の上達には(短期間でなくてもなんだけど)よい方法と思います。これば部員が多いところでは難しいですね。あと、一緒に弓を引く、始めはハンディをあげて、その内、徐々に的中は極々普通の事であり、あたりまえなんだという感覚を、道場にいる生徒さんに記憶させる、体感させる。すると不思議な事に道場という「場」にすら記憶されるような気さえします。(前段として、個々にあった道具の調整はいうまでもありません)

○生徒さんの自由な発想を大切にする。
・器具の例その壱
A君は自分の癖(本人は癖と思っていた)を直すのに、よっこいしょとある大きなものを持ってきました。どうやって使うのかと見ていますと、なんと面白いこと。A君は、それでそれなりに直しました。本人なりに納得した頃合を見計らって、根本的な原因であろうところをこうだよ、これでどう?と見せてあげ、弦をとってあげたところ、素晴らしい飛びの勝手となりました。

・器具の例その弐
引きながら肩や骨の組替えは造作もない事ですが、生徒さんは始めてですから出来ません。Bさんに、こうなっているから引きにくいので、こうすれば簡単なんだよと見せていたところ、見ていて押手の使い方に興味を持ったC君が、ある器具を作ってきました。それで、一生懸命に押手をムニムニやっているのです。やがてC君は、出来た!って喜んでいるのです。更に彼にあうであろう押手の使い方を見せてあげたところ、弦をとるまでもなく、あっという間に習得しました。

○生徒さんの頭は柔らかくて素敵な発想でいっぱい、好奇心のかたまりでもあり、実によくこちらをみています。生徒さんの自由な発想を生かし、生徒さんと和気藹々稽古するのが結果的に「勝つ」というものにつながっているような気がします。

あたりまえの事をあまりくどくど書いてもしかたがありませんから、これでおしまいとします。

どうぞ、よい成果が得られますように。

32:銀鏡さん
できれば、「おおきな物」「ある器具」を具体的に聞いてみたい所ですが気が向いたら教えてください。

くどくどなんて思いませんよ。
私もついつい長くなるので読む人は読みにくいかななんて思ったりしますが。

アドバイス参考にさせていただきます。

また何か思いついたら書き込んでください。
お願いします。

33:ハルヒさん
確かに、会の状態で静止はきついですよ…でも今になればいい筋トレだったので☆
それから、多分何も持たずに会を保つ練習自体は早気防止というよりも、二の腕の筋肉をつけるものだと思います。
そのあとにゴム弓を引くようになり、そこでもまた会を保つ練習をしました!!時間は30秒以上くらいでしたね;自分達で数えたのでよく覚えてます。おそらくコノ練習は、筋トレと会の両方だと思います。
今私たち1年生の中で早気という感じの人はいませんが、15人中3人がちょっと疑いありという感じです…この3人は、結構多い量うってますし…
あとの人は大体5秒以上だと思います。
長々とすいません。

34:ダケさん
私のところでは…

4月 徒手練および手の内(角見)の練習
五月、六月 引き続き徒手練と手の内、手の内がしっかりしてきた子から素引き
六月後半〜七月中盤くらいで巻きわら
七月後半あたりから八月頭の合宿あたりで的前ですね。

うちのところは、ゴム弓、筋トレ等はありませんでした。

35:銀鏡さん
「何も持たずに会の状態で1分」は早気防止と筋トレに役立ちそうですね。
取り入れてみようと思います。
ゴム弓は飛ばして、素引きから指導しようと思います。
ここでいろんな人の話を聞いて一年生指導の計画がまとまってきました。

効率よい指導ができそうで、一年生の入部が待ちどおしいです。

36:瑠吽 ◆QTJtMY0Aさん
>32:銀鏡さん

・「おおきな物」は、彼が自分で作った組立式の射の補助具です。ただ、射法そのものの考えに係わるものでありますから、一般的ではないと思います。

・「ある器具」は、既にご存知と思います。形が「コの字型」で、長辺が握りそのもの、上下の短辺に弐寸程の少し長に差がある木を外竹側につけたものです。これならば誰でも作れ、コンパクトですから、どこでも使えますね。これを床でも壁でも押しつけ、人にも反対側から押させ、さらに色々変えては使っていました。それでコツの一つを覚えたのでしょう。指導方針により賛否両論あろうかと思いますが、私はグラス弓であろうと成りをみます。そうして本人が引きやすいようにします(勿論上達の度合いにより変えますし、場合によってはわざと知らない内に変えておきます。この例の場合、本人がコツ具合をつかんだところで成りを変えました)。彼は、弓丁度よい弓の伏せ加減と、上押・下押の塩梅を覚えたので、楽しそうでした。

・31のふたつの例は、何も知らない生徒さんが、大人がやっている事をみて誰にいわれるでもなく、自由な発想で器具を考えたところに意味があると思い、参考として一例をお話をしたものです。(兎にも角にも生徒さんは、どんな一挙もみているものですね。)

・小人数をどうしても短期間で、という例は、
私の師が始めからほとんどマンツーマン方式というのが一回だけありました。

=効率的かどうかはわかりませんが=
私の師は、初心だからこそ一番大事なのだという考えでした。でも、こちらがわからなければ引いて見せてくれるが、いちいちいわない、みていないようでみているというタイプでした。少し前ならよくあった例かも知れませんね。今、思うに、効率的とは思えないかも知れませんが、効率というものから考えると一番効率的だったのかも知れません。私個人的には、生徒さんとは違うのですが、弓道誌掲載の例をみれば、短期間に称号を拝受されても、弦の手入れがろくに出来ないかたがいらっしゃるようです。う〜ん、的中という観点から考えても中る訳がないのだが・・。はたして効率的ってなんなのかなあ?なんて思います。まぁ、聞き流して下さいませ。


春本番、楽しみにしていた新しい生徒さんとの出会いが待っていますね。

ではでは。

37:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん
>銀鏡さま
>「何も持たずに会の状態で1分」は早気防止と筋トレに役立ちそうですね。
確かに筋トレの一環とはなるでしょうね。
ただ、早気にとっては何の意味もないことではないかと思います。
(早気に対しては、初期の巻藁や的前でただただ持たせる!と云う方がまだ効果があるかもしれません。)

取り入れる時期にも因ると思いますが、‘一分’と云うのは相当きついと考えておかねばならないと思いますよ。
弓を引いたことのない全くの初心者にとっては、徒手に於いて腕をただ上げていることさえが出来ない(難しい)ことと考えられるからです。
暫らく引いた経験者にとっては、それは何でもないことで、何分でも腕を上げていられることはずですがね・・・・
このことは前に書きましたが《初心忘るべからず》の好き一例だと思いますよ。

別スレになりますが・・
>成果とはインターハイへいける的中を出すことです。
現状が其処にどの程度近いのか・・に因って当然違ってくると思うのです。
書き込みからの勝手な判断ですが、少し遠いと感じられるのであれば、いきなり‘インターハイ’と云われても生徒さんにはピンと来ないはずです。

先ずは近い目標〜頑張れば手が届きそうな目標設定を掲げて頑張ってみる・・・。
そして失敗したり、目標を逃したりする‘悔しさ’を味わって貰うことが第一歩のような気が致します。
其の悔しさを練習の励みや頑張りに繋げて行くようなご指導は如何でしょうか。

当然ですが、一代で其れを成し遂げようとすることは無理なことで、二三年掛けながら生徒さん達の意識改革やレベルアップを図るべきだと思います。

ひと相手で難しいことだとは思いますが、上の試合に行けたり勝った時の歓び(生徒が歓ぶ様子を見たり・・)はまた一入だと思いますので、頑張って戴きたいと思います。
長くなって申し訳ございません。


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