猿腕について (投稿21件)[1〜21]


1:カツさん
自分は猿腕なのです。腕を普通に伸ばすと少し曲がっています。そういった猿腕の人は普通の人より引き尺が小さくなってしまうものなのですか?教えて下さい。

2:弓道マンさん
そんなことはありません。というか、数センチの引き尺の違いなんかまったく関係ありませんよ。私自身猿腕ですが、要は弓の力を使いこなせればそれでいいんですよ。試してみればいいと思いますが、80センチ引っ張っても、90センチ引っ張っても見た目にそれほど矢のスピードは変わりませんよ。大事なのは、手の内だったり、妻手の離し方であって、腕の長さではありません。実際、私が教わっている先生は10キロの弓で、上を狙わずに安土まで届きますしね。矢を飛ばすのは人間じゃなくて、「弓」なんですから。

3:カツさん
返信ありがとうございます!!もう一つ聞きたいのですが猿腕が原因なのかわからないのですが会が辛くて伸びることができません。対処法教えて下さい。

4:弓道マンさん
こんにちは。会では伸びる必要性はまったくありませんよ。弓の力をただ感じるだけでいいんですよ。今は何キロの弓をお使いかわかりませんが、もし可能なら20キロくらいの弓を、伸びながら引いてみてください。肩入れは出来るかもしれませんが、実際は、きっと辛くて引けませんよ。それは、本来力を受けるだけでいい肩を伸ばしており、肩そのもので受けられていないからです。大三をとる際にも、引き分けの際にも、常に肩に力を感じることです。弓手肩が弓に押されて詰まったように感じますが、それが肩本来の使い方です。で、伸びるというのは、離れた一瞬後のことです。弓に押されて詰まっていた肩が離れの瞬間に開放され、それが「伸びる」ということです。あなたはきっと「伸ばそう」としているのではないでしょうか?かってに「伸びる」ものなのです。ちなみに、ガンガン押していると矢は勢いを失い下に飛びやすくなります。らくーに引くことです。

5:カツさん
もし、引き分けで楽ーに引けなかったらその弓は自分には合ってないということですか?

6:弓道マンさん
あなたが、今何キロの弓をお使いかわかりませんが、弓手は大三から押さずに下ろすだけ、妻手は拳を肩の上に乗せるように下ろしてくるといいです。大きく引いては駄目ですよ。肩に力を感じることが大事です。左右から力を感じるのです。肩が正しい位置で、押さなければ20キロくらいまでは何とか引けますよ。私は、14キロの弓を引いているときに、先生に20キロの竹弓を引かされましたが、思ったより引けましたよ。「押す」、「大きく引く」は絶対に駄目です!!肩が使えれば楽なはずです。ちなみに今は何キロの弓をお使いですか?

7:カツさん
今は16.5sの弓を使っています。一週間前は16s引いてたのですが16sだと妻手をたぐらずちゃんと引けたのですが16.5sだとたぐってしまい射が小さくなってしまいます。

8:弓道マンさん
手繰ったら、射は大きくなると思うんですけど…。手繰らなくていいんですよ。妻手拳を肩の上に最短距離で下ろしてくるだけでいいんですよ。大きく引く必要はまったくありません。

9:カツさん
でも引きが小さいと矢勢が落ちますよね。

10:黒好きさん
>>弓道マンさん
なにやら面白い話をしてますね、横やりを入れるようですが参加させて頂きます
私がやりとりを見て感じたことは「カツさんは猿腕で弓の力を全体で受けれず押手の肘に負担がかかり特に強い弓を引くときは肘が耐えきらなくなり手先でたぐらないと処理しきれなくなる」ということです あくまで推測ですが
たぐろうがなんだろうが勝手は押手に比べ差ほど的中に関係ないと思います、5cm矢束が増える度に弓の強さが1kg増すだけです(それによって矢勢が増して的中率が上がるということもありますが)矢所が下になるのなら狙いを上につけ弓の力を鋭く矢筋に出せるように稽古すれば良いと思います(学生弓道なら別ですが…
私はまず肩入れについて考えるべきだと思います、弓の力が肘に負担をかけることには会で辛く押手意外にも様々な癖がつく可能性がありますから 他のことを試すのはそれからでも遅くないと思います
それと弓道マンさんのおっしゃられている引き方は背中や肩、下筋と肘などがしっかり使えないことにはなかなか難しいと思います。あまり意識したことのないような引き方なので参考にさせて頂きます、勉強になりました。

11:カツさん
やっぱり猿腕は普通の腕の人よりも不利なのですか?

12:勇壮だ伸緒さん
不利というより、有利であることがある。というのを聞いたことあります。
ところでカツさんは何故、弓を変えたのですか?

13:カツさん
それは、一年が16s引かせてあげろと顧問に言われたので代えました。

14:ふぉさん
私も猿腕のほうが有利だと聞いたことがあります。
まっすぐな腕はまっすぐ弓力を受けることができるのに対して、猿腕は若干モーメントが発生するので、肘は平常よりしなる、言い換えると猿腕の角度がきつくなります。それが離れのときには、弓力から開放されることによって元に戻るので、まっすぐな腕よりも押し切れる、ということらしいです。肘を痛めそうな感じもしますが・・・。
ちなみに、まっすぐな腕の人の中には、猿腕の人を羨む人も結構いるようです。両肘の高さが同じでかっこいいらしいです。実際私も猿腕ですが。

15:178さん
自分はまっすぐな腕なので肘の高さがそろいません。なので、自分も猿腕に生まれたかったです。まっすぐな腕の長所とかありますか?教えてください。

16:猿腕かもさん
横から質問して悪いのですがこれも猿腕なのでしょうか?私の腕の肘は弓を持った状態で肘の内側を上下に向けることができます。教本に書いてある猿腕の見分け方に当てはまらなかったので…。乱文失礼致します。

17:紫弓さん
気付かれましたね。猿腕の種類について。実はこの種類が分からないと話しが混乱する事があります。

まず肘間接が上を向くか下を向くかと、前腕が上腕より外に向くか内に向くかで決まります。この組み合わせなので見極めが大切かと思います。実際に何ももたないで会の形で腕が伸びるなら猿腕は癖と考えています。私は先の猿腕の種類で骨格的にできないのはありますが一般的なのは真似できます。
ただ普通に真っ直ぐ持てると安定させやすいですが残身で肉付きがないと肘間接の尺骨あたりが異様に骨の形が見えますね。
猿腕でも伸ばせれば良いのですが、大体は癖の猿腕で正しい方向の伸びられないと言うのが現状かとおもいます。昔から米一粒を肘に乗せて離れの伸びで飛ばす意識をもつように言われますが、そのポイントが分かりやすい猿腕を指して良いと言われる様に思います。骨格的な猿腕は残身と会の弓手の形が殆ど変わらないからでしょうか、、、。

逆に骨格的に真っ直ぐしやすいは肩が固い場合ですね。それ以上健康骨を後ろに回せない分大三で形を正しく作らないと直ぐに癖の猿腕になりますが、、。
以下話しの腰を折るようでわるいのですが、、。先のをおさえよう(活かすと言うべきかな)とすると肩を前に出し同時に馬手肘をたてて(起こすと言うべきでしょうか)肩に馬手を乗せる様にもできます。ただこの引き方になると私の知る限りでは道具もかえているか変わっている筈ですが、、、。この引き方はある意味骨格に依るところが猿腕以上に多く弓道障害を起こす可能性があるので正しい見解のある指導者がいなければお勧めできないように思います。
先ず自分の猿腕が本当に骨格か癖か見極めてからでも遅くはないと思います。長文失礼しました。

18:イットさん
逆猿腕の人がいます。肘を痛めてしまい、日によっては何も持たない状態でも肘を伸ばすのが痛いこともあるようです。指導しようにもうまく対応しきれません。やはり、自分で引きやすい感覚をつかむしかないでしょうか?

19:龍星 ◆h1vQ/pLAさん
>>イットさん
私はいわゆる逆猿腕というやつですが、その方がどのような引き方をされているかわかりませんので、私の経験談で言わせて井田抱きます。

普通は肘入れをすると思いますが、逆猿腕の場合は肘入れをすると肘を痛めてしまう可能性があります。
なので逆に私の場合は肘の内側が上に向くような形で引いています。
猿腕の状態の度合いによりますが、簡単に言うと手、肘、肩が上から見たときにまっすぐなるような形になるように肘の入れ具合を調節するといった感じでしょうか・・・。

20:紫弓さん
逆猿腕は外肘が上に向いていると思いますが、前腕が外側に向いているか内側に曲がっているかが気になります。
体の柔らかい癖なら、肩が前に回さ(回内方向)ないで、かつ肘も同様に回させない事が大切です。まずこの状態にして引き方(こうなると力の使い方)を覚えさせたいのが本音です、、。
ただ碇肩の場合は無理は禁物なので突っ張り棒にならないように注意しましょう。簡単に言えば肘をたて過ぎない事です。


矢張り気掛かりなのは普段から痛むと言う事なので気掛かりです。痛みが出た時点で指導が分からないならあまり引かせない様にして。

まずできれば見方の分かる医者に見て貰った方が良いかと思います。(弓を引いている事も教えた方が良いでしょう。)
実際に見ていないので伝わらないところがあると思います。是非慎重に見極めてください。参考になれば幸いです。

21:イットさん
ありがとうございました。ぜひ参考にいたします。無理はせず十分気を付けるよう、本人も承知しております。


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