滑る床で滑らない胴造り (投稿21件)[1〜21]


1:赤兎弓さん
はじめまして。大学で弓を引いております赤兎弓と申します。
最近は夜冷え込むようになり、弓を引くのに辛い季節がやって来つつあります。

さて、本題に移ります。
僕の大学は秋のリーグ戦で勝利を収め、伊勢神宮の弓道場で引けることになったのですが(大学名バレるなぁ…)、その弓道場の床はかなり良く滑るのです。引いてる途中で足がズルッといってしまうぐらいです。
皆さんは滑る道場で引くとき、何に気を付けていますか?

僕が今やっていることは、足裏の親指側を少し強めに踏むことにより、脚が閉じる方向に締まるようにすることと、それと同時に尻が締まり腰が入るように(太ももを内側から前を通り外側に回すように)することです。
浦上博子先生の「型の完成にむかって」で滑る床で引くことは胴造りの修練になるというような記述を読み、実際に全日本弓道選手権大会に出られるような先生方は伊勢の弓道場でも立派な弓を引かれているので、「それなら俺だって…」と頑張っておりますが、なかなか難しいものです…。

2:弓道バカさん
神宮弓道場は確かによく滑ります。週に1回ぐらい神宮弓道場で練習してます。離れの瞬間スルッて事もあります。すべりどめを付けたりしましたけど、やはり上手くなる為にはとにかく練習です。今は足の内側に力を入れて胴を造っていますね。ホンマに神宮弓道場は、よぅ滑るわ…

3:赤兎弓さん
返信ありがとうございます。

弓道バカさんは週に一回も神宮弓道場で引ける環境でいらっしゃるのですね。
あんなに立派な道場でそんなに引けるとは…羨ましい限りです。

やはり力の入れ方のポイントは足の内側ですか。
それはももで何かを挟むような感じですか?
以前、神宮弓道場で引いたときは、付け矢でもう脚の内側が筋肉痛になった覚えがあります。

他にもご意見お待ちしております。

4:夏みかんさん
足袋を水で濡らすのはどうでしょうか?あまりすべらなくなりますよ。ただ、床が汚れてたり、水の量が多いと足袋が汚れてしまいますが…。

5:デビ@ ◆5h7.ceJYさん
>4

「足袋が汚れる」という自分のことだけを気にせずに、皆が使う「道場の床が傷む」事を考えれば、足袋を水で濡らす選択肢はお勧めできません。

というか、もし自分が自宅道場を構えていたらやって欲しくないなぁ。

6:赤兎弓さん
確かに足袋を水で濡らせば滑らなくなりそうですね。
でも、試合要項には足袋を濡らすのは禁止と明記されているのです。
更に足袋の裏にギリ粉を付けることも禁止されています。
これでは自分の足袋どころか道場の床までベトベトに汚してしまいますね。
やはりデビさんのおっしゃるように床を傷めない方法を模索したいです。

7:ぴよぴよさん
以前滑り止め付の足袋というの見たことがあります。行射中はいいけど歩いてる時はやりずらそうだなーと思いました。
あと根本的な解決にはならないかもしれませんが足踏みを少しだけ狭くすると足の内側に力入れたときに力が入りやすくなりました。

大学のと言うことは射数の多い長丁場の試合ですよね?射に集中するためにもいい方法を見つけたいですね。また思いついたら書き込みさせてください

8:ぽぽぽさん
伊勢の道場って数年前に床をカンナがけしたんですよね。カンナがけした時は滑りやすかったけど、最近はそうでもないと思うんだけど。。。

気になるならストレッチ足袋にしてみたら?あれはなかなか滑らないと思う。
俺が現役のころに、王座の代表者会議でどこかの大学がゴネて、足袋を湿らせるのはOKになったってことがあった。

王座は、普通の学生の試合と違って独特の雰囲気のある大会です。楽しんできてくださいね〜。

9:夏みかんさん
水で濡らすのはダメなんですか…。役にたてなくてすみません。

10:夏みかんさん
すみません、もう一つの自分がやってることが頭から出てこなくて…。ちょっと高い足袋を買ってみてはどうでしょうか?財布は痛くなりますが、私の場合は2000円のと500円のとでは当たり前なのですが、素材も厚さもそして何より引いてるときの感覚も全く違います。また、高級足袋の方がボロくなりにくいです!!

11:年寄り・・・さん
そうですね・・水でぬらすのは、どうかと思いますね・・私の知人は、ギリ粉をつけていましたが、これも、やめてほしいと思っていましたね・・今、私の奥さんが、大三から引き分け、引き分けから会になるだびに、徐々に足が広がっていきます。(本人は、すべる!!といっているのですが、同じ場所で、私は、なんともありません)これを何とかしたい!!って言っています。足踏みが、悪いと思うので、足の広げる角度から調整していきたいとおもいますので、いろいろ対応した結果をレスしますね!!

12:赤兎弓さん
大学から書き込んでいます。

たくさんのご意見ありがとうございます。

足袋を変えることは僕も考えました。
でも、今の僕の考えでは足踏み、胴造りを向上させることで対処したいのです。
王座は去年も引きましたが、この場所では自分の誠を尽くしたいと思ったのが理由です。
でも、実際は中てなきゃ勝てないので、最終手段としてとっておきますね。
ご意見ありがとうございました。

>年寄り・・・さん

僕も今足踏みを再検討しています。
足踏みの調整の結果報告、楽しみに待っております。

13:年寄り・・・さん
皆さんがあまり書き込まれていないので申し訳ないのですが、お約束ですので、今までにトライして滑らなくした方法を書いておきます。(まだ途中なのですが、少しは参考になると思って・・)
まず、足ふみの角度ですが、60度という基本から、やや平行に近い方が滑らないと本人は言っています。
胴作りは、まず、思い切って前に重心をかけて、かかとを浮かせます。その体制で、かかとをつけるといった感じで胴作りをさせました。これで、結構内モモに力が入るので、滑らなくなったそうです。

それから、さらに先生方に言われたのですが、昔は、「おへそが下を向くような」という教え方をしていたのですが、今は、「おなかをへこませ、胃を持ち上げるような感じ」と教わりました。
まあ、背筋(腰)の筋肉が相当にしんどいのですが、相当に安定した胴作りになったと思われます。

すべる・滑らないは、やはりきちんとした胴作りに関係が有るようです。

まだまだ改善の余地は有るのですが、とりあえずご報告まで・・・

14:赤兎弓さん
ご報告ありがとうございます。

僕は足踏みの扇は60度より開き気味でやってました。
「おなかをへこませ、胃を持ち上げるような感じ」(俗に言うヘソ天でしょうか?)になりやすいと感じたからです。
足踏みの角度はまだしっくり来ないので、参考にしてもう少し検討してみます。
重心を思い切って前にかけるというのはなかなか良さそうです。
自然と内モモが締まる感じがします。

王座まであと一週間となったので、ご意見を参考にしながら最終調整していきます。
皆さんありがとうございました。

15:Dipperさん
現代弓道の矛盾の一つですよね。

そもそも、足袋を履くのがおかしいんですが。
滑る床で足袋を履いて滑るのは当然のことで
胴造り云々以前の話だと思います。
滑るものは滑りますから。
水や粉が禁止なのも汚れ云々よりは
真善美の観点からなんでしょうね。

必要以上に広く足踏みを踏まないことと、
外側へ力みをかけないことがどんな床でも
滑らないコツですかね。

16:紫弓さん
面白そうなので私からも書き込んでみますね。
私の足踏みの分け方は太腿とふくらはぎを、それぞれ内側に回すか外側に回すかで考えてます。現在は両方とも外側に回しています。そうすると力が踏ん張り易く背筋が締まるからですね。ただ私は大腿ヘルニアなので余り踏ん張れませんが、、。

足踏みの完成度の目安としてはその場で足を両方で開閉できるかですね。開く(開いてると言われるときついですが)のが出来るなら閉じるのも可能な筈ですですよね。これを左右ずらすだけで立派に摺り足の足踏みができます。力技だけではできないのが分かる筈です。

参考までにどうでしょう

17:赤兎弓さん
>Dipperさん

僕の考えでは、足袋を履いても滑らないような力のかけ方が行射に適当な力のかけ方だと思っています。
確固たる根拠はありませんが、ももに何か挟んで落とさないように内に締める(高肥の伝とかだったような)とか、足の親指の通りに力を入れるとか、滑らなくなるような力のかけ方を説いた教えを読んだことがあるからです。
なので敢えて滑りやすい足袋を履くのはそれほど悪くないんじゃないかなと思います。

>紫弓さん

僕も太腿とふくらはぎの両方とも外側に回しているようです。
これは組み合わせで使い分けや利害得失があるのですか?
足踏みをその場で閉じるのやってみました。一応できましたが、脚の内側がかなり辛いです。
僕のところの道場があまりにも滑らないのもありますが、やはり多少力技でやっているんでしょうね。

18:紫弓さん
やはり使い分けなので利害損得はそれぞれの‘引き方’によると思います。
ただ一つだけ出来ないのは太腿とふくらはぎを内側にに回すのですね。こればかりは足を開くばかりで締まりがありませんよね。

私は先の使い分けについて、重心が変わると考えています。内側に回すにつれて重心が地面へ近づきます。その為一番力が使えると考えています。ただ正しい方向に力を送れないとぶれやすいですね。
太腿とふくらはぎの力の使い方を互い違いにする方法は、ある意味足を棒にして、自重だけで重心とバランスをとれます。基本はふとももを外側に回す方でしょうが。
ただ鳩胸出尻の様に背中を湾曲させて重心を下げる方法の足踏みは掴み所が少なく、引き方とともにバランスを取る必要があるでしょう。

個人的にはヘルニアで足の付け根が痛くなりますので、バランスの取りやすい足を棒の様にしやすい太腿を内側に回しふくらはぎを外側に回してました。確かにバランスは取れるのですが、体感的に安定感が少なく、ちぐはぐな力の使い方をすると離れで腰が抜けますね。
その為今の方法でヘルニアが痛くならないぐらいに締めています。強ければ強い程バランスが集中して良くなります。ただそればかりだと上半身が使えないのである程度の力の入れ方を探す必要があると思います。

長文でしたがどうでしょう。

19:赤兎弓さん
互い違いに回す方法は安定しやすそうですが、少し硬い感じがしました。
両方外に回すのは凝りが無い感じで、締めればそれだけ安定します。
でも上半身を円滑に動かすには締め具合も大事なんですね。
やはり凝らない程度でしょうか。

重心とバランスの件は浅学のためよく分かりませんでした。
引き方と足踏みの関係が理解できるように、ご意見を参考にして精進していきます。

20:千野わかめさん
私は皆さんと違って、下半身に力を入れません。ただ、バランスをとって立っているだけです。自身の重みで立ち、必要最小限の力だけ使います。この方法でも、明治神宮の道場で滑ったことがありません。逆転の発想でやってみるのも面白いですよ。

21:学生さん
千野わかめさん >それは確かに分かる気がします 力が入ることにより床に接する面積が小さくなって摩擦力が低下しているのかもしれませんね


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