練習方法!! (投稿4件)[1〜4]


1:みおさん
ここ数年、私の学校は実力が落ち気味です…。私の学校の師範は、大学に勤めている事もあり、最近忙しく、なかなか部活に顔をだせないのです。顧問の先生もいるのですが、なかなか師範が教えていた時のようにはいかないのです。射込み以外に、何か良い練習メニューがあれば、教えて頂きたいです(∋_∈)

2:しろくまさん
練習する雰囲気などはどうなんですか?

あと、部員全員が近すぎず又、
遠すぎない共通の目標を持つのも
良いのではないでしょうか?
さすがに最初から「インターハイ優勝」は
厳しいでしょうから^^;
まぁ、県で10位以内とか5位以内とか。。。

3:きまぐれさん
スレ主様の立場が明確であることを前提にしてお話します(コーチとして被指導者に認められているとか、顧問から相談を受けた、師範から指導を委託されたという前提です。それがなくOBの余計なお世話になると部活を崩壊させ、あなたの善意が無形の悪意となる可能性があるので注意してください。)。

まず実力が落ちたというのであれば、それを被指導者に明確に理解してもらう必要があります。昔は全国に行ったとかそういった抽象的なことではなくて、昔に比べて数値的に練習していないから、的中が何%下がった、だから勝てないと説明できますでしょうか?

仮に勝てなくなったとしても、能力が落ちたという理由のほかに周りが強くなった可能性もあります。そういった相対的要因の場合、単に昔は勝てたから強かった、そして今は勝てないから弱いでは納得してもらえません。本当にどれくらい実力が落ちているのか、もしくは相対的要因であればどれくらい強くなれば勝てるようになるのか、明確な指標をもって示し、理解してもらうことが再建への第一歩となります。

その上で活動目標を明確にする必要があるでしょうし、練習ビジョンを示さなくてはなりません。

この練習ビジョンが今回のテーマといえますが、弱体化の要因分析と目指すべき目標設定この2点を事前に行うことが必要でしょう。

4:きまぐれさん
さてスレ主さまの今回の課題(部活を強くするという課題)を解決する道筋は2つに分かれます。

1つは部活を改造する方法ともう1つは抜本的な改革を断行する道とでありますが、今回はあなたの師範の作くられた部活を改造・改善するという方向で私なりの考えを述べさせていただきます。

まず今部活で行なわれている練習の意味がすべて理解できているでしょうか?指導者が変わると部活が弱くなるのは、システムを構築した指導者にしか構築した練習システムの真意がわからないからであります。

いくらオリジナルが優秀な練習システムであっても、世代が変わりコピーされていくたびに本来の練習の真意が失われ、ただ漠然とやるだけの練習に変わっていきます。これが部活を陳腐化させ弱体化させる要因であって、もし昔と同じ練習方法を行っていても指導者の真意さえ伝わって、それが完全に理解されていれば絶対的能力の弱体化は避けられます(最もこれはシステム構築者自身にしか見えない要素を多分に含んでいるので他者がすべて理解するのは無理です。また絶対能力の保存であって、相対的な実力の低下(周りが強くなった)は避けることができません)。

まず今自分たちの行なっている練習の目的を理解して、自分達なりに新しい意味を付け加えて、今行なっている練習の体質強化をすることでだいぶ改善が期待できます。

練習の意味を再構築しても、どうしても補い切れない部分が生じる可能性があります。それはシステム構築者が表面上みせないために失われた影の練習目的であったり、大会方法の変化(例えば総射的中制からリーグ戦・トーナメント戦への変更など)による新しい練習前提の必要性などであるかと思います。

前者の場合は今回の場合師範にお聞きなると良いと思いますが、後者の場合に新しい練習法が必要となります。ただこれは試合方式にあわせた練習を行なうで十分でしょうし、試合方式さえ理解して、それをイメージして行なうことで十分だと思います。

新しい練習を考える前にまず自分たちが今行なっている練習の目的・目標を見つめて、基盤を強化することが新しい練習を探すことより必要かもしれません。新しいことをやるにはそれなりの反感との戦いがあり、立場によっては危険だからです。


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