弓道への向かい方 (投稿12件)[1〜12]


1:一見さん
皆さんの弓道を行う姿勢というかスタイルはどんなものが在るのかな、と疑問を持ち投稿させていただきます。


私の周りの友人達もそれぞれ様々な目的をもって弓道をしています。

自分の中に目標を設定しそこへ目指して練習している人(射形や的中で)
試合などでの勝利を目指して練習する人
昇段を目指し勉強、練習する人

しかし、これらは傍から見えるだけのものであって、本人達の中のそれぞれの持つ弓道に対する姿勢がこのような目標になって表れると思うのです。


また様々な出来事(弓道での)へのリアクションもこれによって変わって来ると思うのです。
同じ種、同じ程度の射癖や問題を抱えても

泣くほど悩み苦しみ何とか克服しようともがく人
あんまり気にせずパッと見ヘラヘラしてるようにも見える人(実際には克服のために努力をしていても)

という風にです。


そこで皆さんの弓道での姿勢、大層な言い方をすれば信条とか在りどころでしょうか、を教えていただけませんか。
その姿勢であるが故にこんなことになる、といったエピソード?もよろしければ。
興味がおありでしたらよろしくお願いします。


※これはあくまで皆さんのお話を聞くためのもので討論するためではありません。
「そんなのはダメだ、邪道だ」とか「どんなものが上達に有利か」とかそういう趣旨ではありませんので宜しくお願いします。

2:一見さん
弓歴を片手で数えて余りある程の初心者ですが私にも私の姿勢があります。
私の姿勢は「楽しく」この一言に尽きます。

幸いにも、良い環境、良い先生、良い先輩や同輩や後輩、に恵まれ私は弓道が大好きになりました。
大好きな弓道です、やっていて楽しくないはずはありません。
審査も試合も痛い射癖もその克服もとても楽しい弓道のイベントの一つです。

こんな感じですので友人からは
「いいよなぁ、壁(弓道の)にぶつかったことの無いやつは」
「弓道で悩んだ事ないでしょ?」
等々言われたりもします。

たまたま私が運良く弓道のつらい所を見ていないだけなのかもしれませんが、私自身は苦しむほどの悩みを持ったことがありません。
勿論悩みが無いのではなく、そのどれもが弓道の楽しさに劣るだけなのです。
苦しむほど悩めばそれによって楽しさが見えにくくなってしまいます。それに私個人は我慢できないのです。
(勿論他人の姿勢を否定するものではありません、私の考えです。)

そんな私の最高の褒め言葉が
「楽しそうに引くね」
です。

3:パパンプさん [url]
個人としましては、やるからには結果を出すということを常に念頭においてやっています。

結果以外にももっと他に得られる物があるんじゃないのか?思われる方がいらっしゃるかとは思うのですが、僕としてはそういったものは結果を出している人が見つけられるものだと思っています。

大会での入賞や段位・称号の認許、客観的な評価が目に見える結果として一番わかり易いかと思います。僕は大会で数多く入賞したわけではありませんし、高段者でもないので、常に上を見て稽古に励んでいます。

また「正しく引けば、中る」ということも常に考えています。

昔、「目先でごまかしているから、いつまだたっても射がかわらん」と恩師にお叱りを受けました。今思うと全くその通りだったなと思います。

「中らないのであれば、正しく引けていない。正しく引けば必ず中る。」

この事も常に考えて弓を引いています。

4:名無しさん
自分の場合は何に対しても負けないことです。良い部活のメンバーがいるため昨年は全国で優勝しました。しかしその時に自分は学校で練習をしていました。メンバーの部員に勝てず居残り組でした。実際これのおかげで自分自身試合に出たいと初めて感じました。部員に負けず、相手にも負けず、そして自分に負けず。

そして失敗した射でも的の中に入れること!

5:麗さん
わたしも、弓道だいすきです。
努力することも結果をだすことも『好きなこと』なんです。

今は部活としてやっているので、第一に考えるのは結果です。
だからかもしれませんが、自分の練習や努力が報われたとおもうのは、結果をだしたときです。

先パイから誉められたり認めてもらえたときも、嬉しいですね。

まだ結果をだせていないので、強くなって、弓道をもっと好きになりたいです★

6:希弓さん
僕は三つの目標を持ちながら日々練習することにしています。

一つ目は短期目標。
例えば一週間以内に、比較的改善しやすい箇所を直していこうとします。

二つ目は中期目標。
改善が難しく、じっくり直していきたい箇所を直します。だいたい一ヶ月くらいの見通しです。

三つ目は長期目標。
僕は高校生なのでやはり大会などで結果を残したいと思っています。そのため、どうやったら的中するのか。それを常に意識しています。


こうして目標を持っているのと持っていないのとでは練習の質が大きくかわってきます。
事実、少しは上達したと思いますし、的中も増えました。これからも一生懸命練習していきたいと思います!

7:ぬふぬふさん
私の場合は『ゴルフ』や『ツーリング』・『魚釣り』と同じレジャー感覚を崩さぬよう向かっています。 まずは“楽しむ事”が一番。その次に“どーやったら楽しめるか”を求め最後に“反省会”とつながります。 突き詰めて行くと上を目指す方や勝利に目指す方と同じなんですがね。 大会に出ても勝ちを目指す分けではなく『楽しんだ結果勝てたら最高の反省会ができるじゃん』ってノリで大会に挑んでいます。 ですから選抜や代表に選ばれると・・・・ ほんと申し訳ないと毎回思っています。  この感覚をあと4〜50年続けて行き、いつ死んでもいい状態で若いもん捕まえてはばか話しながら入賞争いができたらいいなぁ〜と思いながら稽古を励んでいます。

8:かっチャンさん
フルトベングラーというオケの指揮者がいて、森繁さんの質問に、感動はオケと観客の中間にあるものだ、と答えたそうです。

弓でも個の中に感動を留めず、広がりのあるものにしていきたい、と思っています。

9:武奘さん
私の弓道へのスタンスは、『弓道を知る』です。
この場合この弓道という言葉は、弓や弓術とも置換できますが。

率直に申しますと、私は全てが知りたいのです。流派からの見地や学生、アーチェリー類、精神論、日弓連、運動生理学などでしょうか。『日本の弓術』『名人伝』『アーチェリー教本』『身体運動の生理学』『角見の働きと離れの時機』など読みましたが、 大変興味深いものでした。矢や弓なども含めれば、それはもう素晴らしいものです。

色々と情報が入ってくると、全ての根幹は同じで、今の考えなどにも共通するところがあるのではないか、という思いが募ってきました。
今私を駆り立てているものは、このようなことですね。これが私のスタンスなのかな、と思います。

10:かっチャンさん
随分前の記憶ですが、イギリス人の百科事典セールスがブリタニカを読破したのだそうです。或る人が、そこには何が書かれていたのかを尋ねたとき、彼はこう答えたそうです。・・・ここに書かれていたのは、モーゼの十戒と同じ内容のことでした。

どうやら、永い知識のたびの果てに、人は身近な知恵に辿り着くということでしょうか。
彼・イギリス人にとっての十戒は、小さいころからの慣れ親しんだものだったことでしょう。

僕はといえば、勉強が好きですが、最近辿り着いたのが、自分が何であるかということでした。
多少、弓をやっている理由もそこにあります。

11:ちゅんさん
 私の場合は一言で言えば「気」ですかね。姿勢とはちょっとニュアンスが違いますが。

 体配は県の射会で恥をかかない程度で、どちらかと言えば的中重視ですが、単なる的中ではなく、会心の一本を追い求めています。

 中てたい、これを入れれば勝てる、離してしまいたい。会ではいろいろな雑念が湧いては消し、湧いては消しですが、ある瞬間を境に、すっと雑念が消え去ることがたまにあります。全く感情がなくなったかのように、意識の全てが的心に集約され、弓を引いている自分がただそこにある。一種不思議な感覚ですが、この様な状態になれれば、まずはずしたことはありません。
 気が矢に乗るとでも言うのでしょうか、明らかに弦音も矢勢も違い、同じ引き方をしているのに全く違う射のように感じます。

 この一本を自在に出せるようになる。これが私の目標であり、この一本こそが私にとっての弓道ではないかと思っています。

12:一見さん
皆さん書き込みありがとうございます。
皆様の考え方にいちいちコメントをつけたり出来る立場ではないので言葉は悪いですが、建て逃げ、のような形にしようかとも思ったのですがやっぱり失礼だと思いお礼をさせて頂くために書き込みます。

皆様の様々な“姿勢”にとても刺激されました。
本当に有難う御座いました。

おそらく書き込みはもうしませんが、ずっと見ていますので我侭ですがこれで終わりではなくこれからも皆様の書き込みをお待ちしています。


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